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セカコイを見に行った話


9月29日に上映が終わると知って
急ぎ見に行った
「今夜、世界からこの恋が消えても」

その感想を書くだけのnote。



ストーリーとしては
事故によって「前向性記憶障害」
眠ると記憶が失くなってしまう障害を患ってしまった真織と
無色透明で、他人に流されるだけの人生を過ごしている神谷透のラブストーリー。

道枝駿佑を見るべく
軽い気持ちで見に行ったものの
想像以上に面白くて泣けて考えさせられて
かなりズルズル引きずってる自分がいる

道枝の10代最後の作品となったこの映画
神谷透の透明感や儚さが凄すぎた…
本当に「無色透明」って感じで
ひとつひとつの表情が綺麗で。
道枝ってこんなに演技上手いんだなぁ…って
絶対零度の時も凄い上手い子だと思ってたけど
ここまで上手いとは……

神谷透ではあるけど、ちょくちょく道枝駿佑が出てて
道枝に彼女が出来たらこんな感じなのかなーとか思って大分しんどい。結構苦しいこれ

でもキスシーンが美しすぎた。
2回も流すなんて聞いてない。
頭にこびりついて離れない。
あのシーン好きすぎる。

「僕はもうとっくに破ってるよ」

思い出すだけでキュンキュンする!!
罪な男だほんとに!!!

て言うかまさかとは思ってたけどそのまさかとは
透、死んじゃうなんて。
そこでもう涙腺崩壊。


前向性記憶障害、調べてみたら本当にあるそう。


昨日の自分を今日の自分は知らなくて
毎日透とは初対面で
どんなに楽しくても記憶は積もらなくて…

私には想像がし難い。

今考えてる事も
今見てる景色も
昨日の事も一昨日の事も
小学校の6年間も
ましてや幼稚園の頃も
全て記憶していられるのって、当たり前のようで当たり前じゃない。

思い出せない記憶には思い出せない君がいて
そこには色んな感情が残ってて
唯一の手がかりの日記には
今日の私には見覚えのない神谷透の名前と透との思い出、自分の感情があって。

それでも毎日、透に恋をして。
眠ってその恋が消えてしまっても、また恋をして。

それがとても不思議だな、なんて。

「明日の日野も、僕が楽しませてあげる」

もし自分が記憶障害になっても
こうやって言ってくれる人はいるのだろうか…とか

真織…いいな
例え忘れちゃっても
毎日透に楽しませてもらえて。
なんて思ってしまったり。

自分が記憶障害になって
そうやって言ってくれる人がいなかったとしても
誰かが記憶障害になったときに
そうやって言える人になりたいとか思ったり。


ここまで日常のことを考えさせられた映画は初めてかもしれない。

セカコイ、リピートしたい。


そして道枝駿佑…もっと好きになった…

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