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深夜の2時間DTM 〜根っこについて〜

夜9時に「お題」が出る。 たとえばこんな感じ。

  • 流れ星をイメージした曲

  • ホイッスルを用いた曲

  • ジャンル:ブギウギ

夜10時から12時の間の2時間で、お題に合った曲を作って、Twitterに投稿する。 投稿された曲をみんなで聴き合う。

これが、「深夜の2時間DTM」。

週に1〜2回開催されている。 始まりは随分前のことらしく、現在1176回目。 プロ・アマ問わずたくさんの人が参加し、2時間で数百もの新曲が生まれる。

はじめて参加したとき、なんとか時間内で作ったものの意欲だけ空回りしていた。 そういえばあの頃はiPad上でCubasisというDAWを使って作っていたなあ。

あれから4年、iMacのLogicに持ち替えてから3年。 337曲つくったけど、多少は成長できたんだろうか。

相変わらず、お題が出ては「どうしよー」と悩むし途方に暮れるし、2時間で作りきれないこともしばしば。 でもお陰様でご利益はとっても大きい。

お題がモチーフや世界観のヒントをくれる

曲作りで一番大切なことは「イメージ」。 どんなイメージを頭の中に描いて、どんな風に伝えるのか。 2時間DTMのお題は、そのイメージのヒントになる。

曲を作り切ることができる

自分のような素人は、とにかく曲を作り切ることが大事。 たくさんトライ&エラーをして、たくさん恥ずかしいものを作って、それを発表してしまう。 それが次の肥やしとなっていく。 
2時間という制約は絶妙で、曲を作り切るための強力な後押しになっている。

曲を聴いてもらえる

自曲をせっかく世に出しても、誰も見つけてくれなければやっぱり寂しい。 でも2時間DTMに参加すれば、多くの参加者の方も聴いてくれる。 みんな優しい人ばかりなので、心地よい感想までいただける。 そんな貴重な発表の場になっている。

いろんな曲を聴ける

2時間DTMの参加者のバックグラウンドは多彩だ。 シンガーソングライター、ピアニスト、エレクトーン経験者、吹奏楽経験者、ゲーム音楽制作の人、ボカロP、もちろん作曲を始めたばかりの人…。 
だから出来上がる曲もジャンルも多彩。 EDM、ロック、ボカロ曲、クラシック、ゲーム系、ヒーリング系、民族音楽系…。 普通なら聴かない様なジャンルの新曲も聴ける。

お題の解釈も多彩だ。 たとえば今回の「闇をイメージした曲」。 ファンタジーの闇を描いた人もいれば、自然界の闇を描く人もいる。 心の闇もあればナイト・パブの様な曲を作る人もいる。 まさに異種格闘技戦。

いろいろな人と知り合える

たくさんの推しができた。 今度はどんな曲が聴けるかな?と楽しみになる。 
たくさんの知り合いができた。 普通だったらまず知り合えない様なジャンルの人と知り合えるし、もちろんジャンル的に極めて近い曲調を作る人とも巡り会える。

実生活では曲を作る人なんて近くに居ないから、シンパシーを感じる人と知り合えるのは、本当にありがたくて嬉しい。

余談だが、別に参加しなくても他の人の曲を聴くのは自由だ。 ただ自分の性分として、なんとなく曲作りをしてから参加曲を聴きたいという気持ちがある。 曲も作らないのに他の曲を聴くのはなんとなく「お代を払わずに聴いている」感を感じてしまう。 やっぱり参加できる方が嬉しい。

管理人さんに御礼

実は、今回1176回目は、管理人さんの超多忙により、少し間をおいて開催された。

これはとても珍しいことだ。それだけに、今回のブランクから管理人さんの超多忙ぶりが伺える。 本当にいつも忙しい中、開催を管理していただいてありがたいこと、ありがたいこと。 この場を借りて御礼を申し上げたい。

いつも素敵なお題を出してくださってありがとう。
今までリツイートしてくださってありがとう。(※現在停止中)
何よりもこの貴重な場を設けてくださってありがとう。 

お体には十分お気をつけてください。 ご無理なさらずに。

白状

こっそり白状すると、待っている間は、寂しかった。

もちろんFFさんとは普通にツイートも交わしているし、2時間DTM以外で作った曲も公開している。その感想も頂いている。

でも、ツイート文章と音楽では、伝わるものが少し違うようだ。 うまく表現できないが、曲を聴くと、オフ会で実際に会って話をしているくらいの生々しさがある。

だから曲を聴くととても嬉しい。
2時間DTMが再開して、自曲を作って参加したら、なんだか懐かしい友と再会した様な気持ちになった。

深夜の2時間DTMとは?

自分のDTM活動の根っこの部分。
そこでたくさんの人と知り合えた。
その人の周辺から、アレンジ祭、歌詞統一祭、コンピ、M3に、世界が広がった。

いつまでもあると思うな、親と金。
でも、深夜の2時間DTMはいつまでも在ったらいいなあ、とワガママを言ってみる。

長文をお読みいただき、どうもありがとうございます。

(7/1 一部修正しました)

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