息子の曲をアレンジしてみる
息子から、小学校時代に作った曲をアレンジしてくれ、と頼まれた。
小学校の授業の一環で作ったメロディらしい。
頭に残って離れないので、聴ける曲として完成してほしいとのこと。
iPhoneのGarageBandで、単音メロディのピアノトラックがひとつ。これにコードを付けて完成させてみる。今までにない試み。
うん、素朴でなかなか魅力的なメロディ。これは面白くなってきた。
iMacのDAW(Logic)に取り込んで、曲が内包しているコードを探る。
もちろんあり得るコード進行はひとつじゃないけど、もっともオーソドックスな3和音系を選んで並べていく。(ギター弾き語りしていた経験が活かせるね。)
元が学校の授業で作ったものらしいので、雰囲気はピアノ練習曲。
メロディを右手で弾くと想定して、左手にあたる中低音部を作る。
単にそのままのテンポでコードを並べると平板になってしまう。それじゃあ面白くない。
リズムをあえてずらしたり、ベース音でサブメロディを歌わせたり、スタッカートで歯切れ良くしたり…やりたい放題。
結果、けっこう雰囲気のよい曲に仕上がった。
息子に聴かせたら、イメージ通りだと言ってくれた。思ったことは素直に言う子なので、どうやら合格したらしい。よかった!
ひとの作った単音メロディをアレンジして肉付けするのは、とても勉強になる。
メロディが想定しているコードの逆算
起承転結の曲構成を整える
盛り上げたり鎮めたり、圧をコントロールする
決して主役を奪わないバッキング
短い曲だったが、大変に実りの多いアレンジ体験だった。
今回は曲データはなしですが、お読みいただきどうもありがとうございました。
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