マスクで感染症を防ぐのは無理がないだろうか?
※facebookページで2021/6/19に公開した投稿内容です
高校の先生をしているお友達がいるのですが、以前「色んなことが中止になって子ども達がかわいそうだ」「色んな学校でクラスターが出ているから学校ではマスクはしていて欲しいな」という両方の気持ちを聞きました。
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子ども達をマスクから解放したいという身としては言いたいことは山ほどあるのですが、今まで学校でクラスターが発生すると「マスクを外して会話したり着替えたりしたからだ」という印象操作の報道がしばしば見られて、学校には誹謗中傷が殺到し、子ども達はそれまで以上に締め付けられて我慢を強いられる現実があります。
https://mainichi.jp/articles/20210521/ddl/k29/040/341000c
もちろん色んな考えの先生がいると思いますが、学校がクラスターに戦々恐々となって、効果は半信半疑でも免罪符的にマスク遵守の流れに追い込まれていくのはわかる気がしました。
学校にはガイドラインを守って、色んな保護者や地域の人の意見も受け止めなくてはいけない事情があります。子どもや保護者、先生、地域の方達、1人1人は感染やマスクの弊害や同調圧力や誹謗中傷や何かから、それぞれにとって1番大切な何かを守ろうと行動しています。もどかしいけれども、それぞれの事情や気持ちが解消しなければ正論だけでは空気は変わらないのでしょう。
だから、マスク派やノーマスク派というように対立し合って溝を深めるのではなくて、
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「マスクで感染症を防ぐのは無理がないだろうか?」
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という同じ視点に立って、マナーだからガイドラインだからという正当化や責任転嫁をやめて、1つ1つの矛盾に冷静に丁寧に向き合い、力を合わせていけないだろうかと思っています。
そして、この先感染が落ち着いたからという理由でガイドラインが変わっても、「マスク着用に感染拡大を防止する科学的根拠や事実がない」「特に子ども達のマスク着用は体と心の両面において弊害が大きい」「無症状者が感染を広げるという科学的根拠はない」「PCR検査の陽性者=感染者ではない」というような認識が広がっていなければ、またウィルス騒ぎが起これば同じことが繰り返されると予想されます。
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この4月に、大阪の飲食店でのマスク着用義務検討がニュースになった時に、竹林 直紀医師が「室内でのマスク着脱はかえって感染拡大を促す」と冷静に分析されていました。この指摘は、子ども達が教室内で給食を食べる際にマスクを付け外しすることにおいても同様と考えられるのではないかと思っています。
以下、竹林 直紀医師のfacebookより
大阪府が飲食店でのマスク着用義務を検討しているようです。
『マスク着用の目的は、感染者が他人に飛沫を通じて感染させないようにすることである。』
①「もしそうであれば、入店直前まで感染者がマスク着用している場合、そのマスクには大量のウィルスは付着していないという科学的根拠(エビデンス)は?」
インフルエンザ患者の一回の強い咳に含まれる飛沫中のウィルス量は約7万5千個という研究報告があります。一般的な不織布マスクは8割の飛沫を防ぐことができると言われていますが、その付着したマスクを常時着用していることで、大量のウィルスをマスクが媒介して運搬していることになります。
②「仮に一回の咳による飛沫中にウィルスが1万個含まれる感染者が、入店までに10回咳をしていたとすると8万個のウィルスがマスクに付着していることになります。そのマスクを食事の時に完全に隔離できる状態で外すことが可能と考える科学的根拠は?」
③「マスクを室内で外すことで、飛沫が乾燥してウィルスが空気中に浮遊しないという科学的根拠は?」
上記の3つの事項について、大阪府知事に回答を求めます。
もし回答できないのであれば、入店時のマスク着用の義務化は、感染拡大を促すことになるため受け入れることはできません。
対策が必要ということであれば、飲食店への入店時には、それまで着用していたマスクを外して「廃棄」するか完全隔離できる容器に収納し、店内では会話を控えるということを徹底することが可能であれば、ある程度の効果はあるかもしれません。
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