創作大賞イベント「小説のキホン」を2000文字でまとめてみた。
小説のキホン
現代は、誰でも書ける、誰でも読める環境です。
小説のキホンはまず書くこと。
①アイデアの出し方
まず、日常をメモしよう。
見つけて、覚えて、記録するのがカギ。
現実を見る時の、解像度を上げるため。
日常の「なぜ?」を集めたメモから
「もし?」をつなげていったらアイデアになる。
アイデアとは、自分の中から沸き上がるものではない。
あとは、「自分が何が好き?」かをメモをするのも大切。
自分は何でこのシーンが好きなんだろう?
爽快だと思うのはなぜ?と深堀する。
「好き♡メモ帳」をつくれ。
そこがベースになって、作家らしさになる。
この作家の作品を読むならこの要素だよね。
そういうのが大事。
どんな作品になっても混ぜてくるちいさな好きなものたち。
そこに2000人のファンがつくと、うまくいく。
②キャラクターについて
かつてなくキャラの比重が高い時代。
展開はおもしろくてもキャラがパッとしないと売れにくい。
キャラに嘘をつかせる瞬間を加えられるといいよ。
そこに、そのキャラの生き様が出たりする。
キャラをペアで考えるのも重要。
キャラの魅力は、弱い所に宿る。
あとで整理するためにキャラ表をつくるのはいい。
占いの本もキャラを考えるのに使える。
サイコロで適当に降って決めてみたり、偶然を利用する。
心理分析は、参考程度。
③プロットづくり
とりあえず面白いんじゃない?のノリと勢いでも書ける。
noteの創作大賞は、2万字から応募できるから
プロットなしでもいけるけど、
完成度を高めるには、プロット作った方がいい。
プロットのメリットは、人と共有できる所。
最初と最後はグランドストーリーとして書いておこう。
誰が、どうして、どうなりました。と。
中の細かい話は今、思いついた事を優先に。
書きながら直すんじゃなくて、書いてから直す。
続けて書くコツは、あえて1行残しておく。
次の日は、その1行を否定してスタートする。
完成は完璧にまさる。
Done is better than perfect.
作家の専売特許はピリオドを打てること。
編集者は終わらせることはできない。
④質疑応答
A.止まった時の、自分の中のルーティーンを決めておくのがいい。自分の好きな作品を机の横に置いて、その作品のリズムを感じて書き始めるとか。
A.Google Sheetsを編集者と共有し整理してる。
ぼくは、群像劇が好きな人間だからできると思う。
A.実は、アルファポリスさんから長いタイトルのでデビューしていました。
学生の頃は文学部で、漫画研究会で小説を書いていました。
A.当時、仕事がしんどかった。社会で生きていくのは向いていないから、文章を書いて10年楽しく生きてパーっと死んだらいいじゃんって決断して、専業に。今は何とか食えています。
A.公式な見解じゃないですが、1番は「この作品、来年も出合えるかな?」
こういうのって毎年くるよねっていう作品と、今年手放したら来年来ない!っていう作品がある。だったら、後者を選ぶ。
今この瞬間、これを推さないと消えるっていうのは掴む。
A.書きおしみしないで次の作品に出せばいい。短編でいいから。
よかったら、長編に出してあげればいい。どんどん使っちゃってください。
A.公募のものは、完結させろ。伏線回収もすべて!続けたいと編集者が思ったら、あとから編集者が改変させてくる。家族全員死亡の結論でも、過去編が始まった。
A.今は、過渡期。電子書籍で食っているのは、やっぱ名前が売れている人。ただ、今後電子書籍が増えていくからね。これは、かつて活版印刷ができた時に手書きの印刷が消えていったのと同じように。これから、出版社の介在をせず、宣伝者が出てきたら、新人が電子書籍で夢を見られるようになってくると思う。
単純に、人と打ち合わせしてモノをつくるのが楽しいなら商業向き。
自分の作品をそのまま読んで欲しいって人は、自費出版が向いている。
A.悩みは、自分の財産だけど。先輩小説家の人が教えてくれたことがある。最初の印税でいい椅子を買いなさい。税金のことはちゃんとしなさい。友達はちゃんと作りなさい。と言われたから、生活(健康)と金のことと人間関係の3つは聞くといいね。創作に関しては、自分の流派を作ればいい。
みなさんが小説を書いて、楽しいモノを世の中にあふれさせてください。
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