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【読む力】⑩教養と引用数

過去の偉人たちの思考にリスペクトができているか?
その思考と同じ立場にたってから、自分の思考を深めてみる。
そこから学び続けた人は、引用力が高い。
知の体系図が、自分の頭にあるのだろう。

引用力には、尊敬と感謝、さらには自己発見が混じっていく。
特に、古典。
伝統もあり、意味がいろいろ含まれており、多数の解釈ができる。
そこに濃いエッセンスが詰まっている。
おとぎ話もおもしろい。
子どもでもわかるストーリーの中に含まれる教訓や時代感。
そして、物語の力を感じる。

自分が書く立場になった時、引用力が高いとそこに教養力が現れる。
本の後ろの参考文献の多さ。
文章の中に、含まれている引用力。
ここから、本当に理解しているか?読み込んでいるかがわかってしまう。

ある社会の文明の発達の度合いは、刑務所に入ってみることでわかる。
                       ドストエフスキー

こういう言葉1つとっても、
出典がないと、本当に?と疑ってしまうだろう。
信用の問題だ。
特に、文章は読者との距離があるからこそ
出典記載をするなど、細やかな配慮が大切である。

今は、ChatGPTでも出典がすぐに出てくる。
ただ、あれが嘘をつくこともあるから
本当にわかっている人(原文を読んだことある人)は強い。
それが、嘘だと見抜けるから。

以下に参考にするといい古典文学をあげてみる。
(私は、まだ読めてない……だから書くメモしておこう)

「ハムレット」 ウィリアム・シェイクスピア
「抒情詩集」 ウィリアム・ワーズワース
「高慢と偏見」 ジェーン・オースティン
「罪と罰」 フィヨードル・ドストエフスキー
「1984年」 ジョージ・オーウェル
「レ・ミゼラブル」 ヴィクトル・ユーゴ
「こころ」 夏目漱石
「羅生門」 芥川龍之介
「銀河鉄道の夜」 宮沢賢治
「舞姫」 森鴎外
「人間失格」 太宰治
「伊豆の踊子」 川端康成
「真珠夫人」 菊池寛

いつしっかり読めるかな。
古典は、難しい。
でも、これがわかる人になれたら教養力が高い。
さらに、使える人になっていたら、かなりレベルアップできる。

そうか、きっと私はバカにされたくなかっただけかもしれない。
これで、証明したいだけかもしれない。

それでもいい。
かすり傷でもいいから、読んでみるといいかもしれない。
だって、読む人は知りたい沼にハマっているから。
だから、書く人はそこの要求を刺激してあげる必要がある。

そうそう、知ってるよ。
あったあった、そうだよね。
文学のおもしろさって繋がりだよねって。
そういう読者との繋がりをつくるために。

そうはいっても、難しい。
だからこそ、尊敬できる。そういうものだ。


ところで、世界一のベストセラーは何であるか知っているだろうか?
それは、英語で書かれた「聖書」だそうだ。
日本人にあまりなじみのない本。
でも、何となく知っているアダムとイブ。
あれだ。

書こうと思ったから、少し興味がでてきた。
そういう引用できそうな媒体が。
過去の遺物にもどっていく。
そこから、新しい世界をつくっていく。
そうすると、説得力があがるのか。
新しい価値観すら、過去の遺物にあるのかもしれない。
歴史は繰り返しているから。
キリスト教の教えは「愛」にもとづいている。
そこに立ち戻るだけ。

You shall not take vengeance or bear a grudge against any of your people, but you shall love your neighbor as yourself: I am the Lord.
(あなたの民の誰に対しても復讐してはならないし、恨みを抱いてはならない。しかし、あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。わたしは主である。)

旧約聖書 - レビ記 19:18

「愛」は、憎しみをうむ。それが時に復讐になる。
そういう反骨精神は、行動力をうむ。
しかし、それだけだとよい結果にならない。
昔からの教えだ。昔からの教えだとしてもみんなできない。
だから、教訓なのだろう。
ここに立ち返るために、書いて読み返して自分を振り返り続ける。
相手のせいにしないで、自分の鏡である相手を許すことを。


あぁ、私も頭の中に知の体系図を早く作りたい。
読みながら、書きながら少しずつ地図を作っていこう。

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