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20歳の誕生日は葬式だった

今日は、過去の出来事を書いてみようと思う。

タイトルにあるように、私のハタチの誕生日は親友のお葬式でした。

私にとってたった一人の親友だった。

本当に突然居なくなった。

小学校一年生からの仲で、中高はそれぞれ別の学校へ進学しても連絡を取り、地元のファミレスで勉強したりしていた。

彼女はいつもクラスの人気者で友達が多く、すぐ誰とでも親しくなれて楽しい時間を過ごすのが得意な子だった👧
羨ましかった✨

私は幼少の頃から思想がオカルト気味だったので、友達は少なく親友と呼べるのは彼女だけだった。


私はやりたい事も見つからず(正確には小学生の頃から芸能人になりたかったが親に反対されていた)
行きたくもない大学に嫌々進学し、
一方で親友は夢があり美大へ行くために予備校へ通い浪人中だった。

私は華やかな世界に憧れがあり、
芸能がダメなら水商売と安易に考え夜の世界へ足を踏み入れた🦶

親友も誘ったが、彼女は本当にしっかりと自分を持っていて牛丼チェーン店や、コンビニ等でバイトを頑張っていた✨

カラオケ🎤によく2人で行ったなぁ。。
私は歌うのが苦手だったけど、
親友のおかげで少しずつ持ち歌も増え、
合コンの時もなんとか乗り越えられた💦

当時私には彼氏がいたがDV被害に遭っていた。
親からも虐待されて育ったからか、人生はこんなもんだと希望も何もなくただ生きてる感じだった。

一方、親友はコンビニのバイトの同僚から告白され初めての彼氏が出来る。
浴衣を着て彼氏と花火見に行くんだとメールをもらっていた📩

私も本当に嬉しくていつか会わせてねと返信した。

それが確か9月か10月頃の話だった。

その後連絡がなく、mixi(←懐かしい💦)も更新がなく
てっきり予備校やバイトや彼氏で充実してるのかなと思っていた。

そしてやっと10月末か11月に入ってからmixiの更新があり、身体を壊していたとの事。

心配して連絡したけど、ただの風邪だから治ったら会おうと。

ところが彼女は、処方された薬の量を💊間違えて服用してしまい、胃を壊して病院に運ばれたと聞いた。

確かに彼女は天然というかうっかり者だったので、そういう間違いをしてしまう可能性もあるなと思った。

そして私の誕生日が近い事もあり、
そろそろ会えるなー、
話したい事溜まってるなー、
全然連絡ないけどハタチの誕生日だし、
これもサプライズだったりして
と思っていた。

私は退院祝い&初彼氏おめでとうをするつもりで会えるのを楽しみにしていたし、
親友は退院のサプライズと私の誕生日を祝ってくれるものだと思っていた。

そんな中、別の友人からの電話で亡くなった事を知る📲

さすがにサプライズじゃない事に気付く。。
でもサプライズであって欲しいと最後まで願ってた。

そして誕生日当日、
電話をくれた友人と一緒に
お葬式に参列した。

更に生きる希望を失った。

なぜなら翌月が成人式だったから。

勿論親友と一緒に行く約束をしてた。

でももう家からも出られない引きこもりに初めて陥ってしまい、どうにもならなかった。

それでも母は振袖をせっかく買ったんだから行ってこいと言ってきた。

もうなんなんだ、この人生。

と思いながら心が回復してない状態のまま
成人式というお祝いの場に出席した❤️‍🩹

雪が降っていてタクシーで会場まで行った🚕
後は久しぶりに会った同級生達とたくさん写真を撮った。

それくらいしか覚えていない。
私服に着替えて飲みにも参加したが、
結局聞かれるのは親友の話。

今はお願いだから聞かないで欲しい。
でもちゃんと知らない人達にも知らせるべきなのか、、お祝いの席で。

もう本当に疲れた。全てに。
存在してる事がギリギリだった。

これからの自分の人生について酒を飲みながらひとりで考えた。

大学を辞めて誰も私を知らない土地で暮らしていく事に決めて、実家を出た。

地元にいれば、嫌でも思い出してしまうから。
ふたりで過ごした場所があまりにも多すぎて。思い出があり過ぎて無理だった。

親からも離れられたのは好都合だった。

それからは夜の仕事をしながら一人暮らしをしてきた。DV野郎とも別れた。

夜の仕事も年齢が進むにつれ体力的に厳しくなってきて、生活がカツカツな時も多々あったけど、実家に戻る選択だけはなかった。

そしてたまに思う。

夢があり、それに向かい努力している親友が亡くなり、
生きる希望もなく、ただ毎日を過ごしている私が生きている意味。

ずーっとこの15年わからなかった。

でも今日ふと思った。
もし親友が生きてて今も変わらず連絡を取っている間柄だったとしたら。

夢は叶ってるかわからないけど、
堅実で昔から人気者の彼女はどんな居場所であっても咲いていたと思う。

それに対して
私は自分と比べてしまっているような気がした。
つまり嫉妬に塗れていたかもしれない。

もしかしたら生きてたとしても手の届かない存在になっていたのかもしれない。
そういう世界線も存在してるのかな。
なんて思う。


色々ありましたが、今はかけがえのない存在に出逢い、幸せに暮らしています。

人生振り幅とおっしゃっている方もいました。
そういう事なのかもしれません。

今はこの小さな幸せを大切に守っていきたいです🕊✨

自分で作った家族👨‍👩‍👧
私の居場所がやっと出来た。



今後の移住計画への資金として使わせていただきます🙏✨