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『8月31日のロングサマー』伊藤一角インタビュー、『ちーちゃん』押見修造インタビューなど、2024年5月「ダ・ヴィンチweb」記事まとめ
本記事では5月にダ・ヴィンチwebにて公開された当社作品関連の記事をまとめました。
今月は『8月31日のロングサマー』の著者・伊藤一角さん、映画『毒娘』前日譚となる『ちーちゃん』の著者・押見修造さんと、漫画家インタビュー記事が充実。さらに『死んだ山田と教室』『カフネ』の好調文芸2作品、ライトノベルでは『この物語を君に捧ぐ』のレビューが公開されました。
『8月31日のロングサマー』男子校出身作者が大学で出会った彼女。この時代にあえて“恋愛”の魅力を描く理由【伊藤一角インタビュー】
物語の舞台は、夏休み最終日の8月31日でタイムループしている世界。それに気づいているのは、2人の高校生・鈴木くんと高木さんだけ。何度も繰り返される8月31日の中で、彼らの成長していく様子や恋愛模様を繊細に描き出し、多くの読者から共感を呼んでいる。
この時代にあえて“恋愛”の魅力を描く理由【伊藤一角インタビュー】
インタビューでは「恋愛というイベントを通してひとりの人間と向き合うきっかけが生まれることを描きたかった」と話す伊藤一角さん。
小学生の時に年上のいとこの家で「きまぐれオレンジロード」を読んでいた時のような懐かしさを感じつつ、かといって甘酸っぱいともまた違う不思議な読後感。何度も8月31日にループするたびに、今まで味わったことのない感情を覚える『8月31日のロングサマー』。個人的にもオススメです!
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押見修造「漫画を描くのは幼少期に抱えた傷の治癒行為」。『惡の華』『血の轍』にも通じる、映画『毒娘』前日譚の根底にあるもの【『ちーちゃん』インタビュー】
『惡の華』や『血の轍』(小学館)といった漫画で、思春期の心の傷を丁寧に描いた押見修造さん。
2024年4月5日公開の映画『毒娘』ではキャラクターデザインも手がけられました。さらに『毒娘』の前日譚となる漫画『ちーちゃん』も発売中。記事では『ちーちゃん』の読みどころや、押見さん独自の漫画を描く時の思いなどを語られています。
「漫画を描くのは幼少期に抱えた傷の治癒行為」とは? ぜひお読みください。
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第65回メフィスト賞を受賞した大型新人のミステリー。事故死したクラスメイトが、教室のスピーカーに憑依した…
第65回メフィスト賞を受賞した『死んだ山田と教室』。交通事故で死んだ人気者の山田が、教室に備え付けられている「スピーカー」になってしまうところから始まる物語は、ミステリー×青春の心揺さぶる一作となっています!
菅生新樹さんに山田を演じていただいたPVも公開されています。公式サイトから是非ご覧ください!
本作は、ミステリー小説としての色を徐々に濃くしていく。クラスの中心人物だった山田の意外な過去、その死に隠された謎。作中に鏤められた「小さな違和感」のようなものがやがてはひとつにつながり、すべてが明かされたとき、大きなカタルシスが得られるだろう。
事故死したクラスメイトが、教室のスピーカーに憑依した…
自分はなぜ生きているのか、自分はなぜ死なないのか、逡巡の中にいるすべての人へ。私がずっとデビューを待ち望んでいた新人の、ユーモアと青臭さと残酷さと優しさが詰め込まれた快作です。ーー金原ひとみ
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“ずっと優等生”だった女性の新たな出会いと人生の変化。家事代行での料理の裏に、家族愛や生きることが描かれる1冊
忙しすぎたり、ストレスにさらされたりすると、食生活をないがしろにしてしまう人も多いはずだ。その結果、体調や気分がすぐれなくなり、周りが見えず、いつもひとりのような気持ちになる――そんな苦しみに心あたりがあるのなら、本書『カフネ』(阿部暁子/講談社)を読んでほしい。
家事代行での料理の裏に、家族愛や生きることが描かれる1冊
5/25放送の王様のブランチでも紹介された、阿部暁子さん最新作『カフネ』。先日公開された公式サイトには、書店員さんからのたくさんのメッセージが早くも届いています。
作中に登場する絶品料理の数々も読みどころのひとつです!
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元天才少年作家と、編集者を目指す女子高生で描くブルーライト文芸。編集者として的確で情熱的な少女に、少年は応えるのか?
もしもあと1年間しか生きられないとしたら、何をするか。そんな、限られた命の使い方について考えさせられる青春小説『この物語を君に捧ぐ』。かつて天才小説家として世を賑わせた少年と編集者志望の少女を主人公とした作品です。
病気が発覚してのち、物語が一層加速するなかで二人に迫られるのは、生きがいを失いながらそれでもなお生きるのか、生きがいを捨てずに死を選ぶのかという、切実な問いである。琴葉がみせる並々ならぬ覚悟と情熱と、琴葉によって変わりゆく悠人。不器用でひたむきな二人がみせる選択と結末を、ぜひ見届けてほしい。
編集者として的確で情熱的な少女に、少年は応えるのか?
記事内には、本作を泣きながら読んでいたという編集部員のコメントも掲載いただいております。泣ける小説を探している方にオススメの一冊です!
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