ココクリエ小学生クラスの様子をご紹介します
初夏の夕方。
ココクリエの小学生クラスを見学させていただいてきました!
小学生のこどもをもつ、地域で暮らす、ひとりのおとなからみた感想をお伝えしたいと思います。
いつでも玄関があいていて、近所の異年齢、異学年のこどもたちが集ってくる。
勉強を教えることが得意なおとなが、自分のこどもと一緒に地域のこどもたちの勉強もみているような、小さな学習教室。
「おかえり〜」が似合う教室。
ココクリエは、そんな学び舎です。
教室が始まる10分前。
「あ〜つかれた〜」
「今日、こんなことがあったよ
「会いたかったよ、〇〇ちゃーん!」
こどもたちがやってきて、
教室が始まるまでの少しの時間、別室にある本をよんだり、おもちゃを出してきたり、おしゃべりしたり。
定員は10名まで。個別クラスは3名まで。
少人数で、教室のはじまりです。
時折、教室の前の道を走り去る、車の走行音がここちよい。
ここは、住宅街の中の古民家。
窓を開けっぱなしにしていても、とても静かな環境です。
ひたすらに黙々とプリントに取り組む子
ぷつりと切れた集中力。講師のちょっとした声かけで、再び取り組み始める子
歌うように口に出して取り組む子
図に描いて考える子
それぞれのペースで学習していくので、ゆっくりと理解していくタイプの子も、学びにくさがある子も、ひとりでさくさく進みたい子も。
同じ場所で、一緒に学習しています。
それぞれにとって必要なことをそれぞれのペースでやっているので、同じ学年でもやっていることはバラバラなんですね。
こどもたちはそれぞれのカリキュラムに合わせて準備されたプリント教材に、各々で取り組みます。
こどもそれぞれのやり方があり、理解しやすい方法がある。
講師はひとりひとりのこどもに合わせたタイミングや、声かけの方法で、学びの方法を探り、こどもの学びたい意欲を引き出します。
教室中に、人の教材が気になってちらちら見てるこどもに、
「自分のことをやろう」
ってリエさんが声をかける場面がありました。
人に教える方が学びは深まるので、同じ学年で同じことをやってる時には、こども同士で教え合うこともある。
答えだけだして満足してしまう子どもには、他の子に説明することでしっかり考えてほしい、という狙いをもって声をかけることもあります。
自分ができることは、他の子がやってる時に口出ししがち。知ってるよ!って、教えたくなっちゃいますよね。
でもここでは、他の子の勉強の機会をうばわない。自分の学びは自分のもの。
「安心できる空間で学ぶことで伸びる」
リエさんが、教室運営時に大事にされているところです。
ココクリエ小学生クラスは、
テストの為だけの、単なる反復学習ではなく、暗記だけの学習でもなく、自ら考える力をつけ、理解する学習をしていく教室です。
ココクリエでは、数学で育ち合う会(数育会)の教材を取り入れています。
数育会って?
ココクリエでは、どんな教材を、使っているの?
数育会について、リエ先生に聞いてみたいと思います。
書いてくれた人
いちのかなこ
家族5人でまなびのひろばココクリエのすぐそばに住んでいます。地域の学校外で学ぶ娘と、地域の小学校に通う息子、まだちいさな息子の3人の子育て真っ最中。
人の話を聞くこと、キャンプ、昼寝がすき。
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