辻さんレポ

【レポート】こうち女性起業家応援プロジェクト 連続セミナー#7 ~地域の交流拠点が生んだ新たなコミュニティビジネス~


第7回目となる、こうち女性起業家応援プロジェクト 連続セミナー#7『地域の交流拠点が生んだ新たなコミュニティビジネス』をテーマに、辻さんにお話していただきました。

2019年12月6日、「こうち女性起業家プロジェクト#7」がKochi Startup BASE®︎(以下KSB)にて開催されました。「こうち女性起業家応援プロジェクト」は、講師からの一方的な話題提供というスタイルではなく、参加者も自分の想いや考え、気づきを、対話を通じて共有していく参加型スタイルで進められました。

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<ゲスト講師>
辻 悦子さん(企業組合でる・そーれ 理事)

<プロフィール>
「地域みんなで子育て」を合言葉にした子育て支援の活動を通して、地域活動の面白さを知り、地域経営や社会関係資本、マネジメントに興味を持つ。
平成21年仲間と一緒に起業し、空き店舗だった津軽鉄道本社の1階を拠点に、地域資源を活かした食事の提供、特産品の販売と商品開発、地域限定旅行業、大学生を対象にしたフィールドスタディの受け入れ、連携授業など「コミュニティカフェ」の場を幅広く活用し、地域食材の推進と地域交流の活性化を目指し活動中。


チェックイン
まずは参加者の方々の自己紹介から始まりました。お名前、所属、今の気持ちを発表してもらいました。

参加者は皆、今回のテーマ「地域の交流拠点が生んだ新たなコミュニティビジネス」が気になって参加したようで、今自身が取り組んでいる活動やこれからコミュニティを作っていきたい、仲間を集めたい、という思いがあることを話しました。

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辻さんの講演『地域の交流拠点が生んだ新たなコミュニティビジネス』
その後、辻さんの講演がスタート。起業に至った背景や、地域に対しての想いなどついてお話しいただきました。

平成16年に子育て支援のNPO法人を立ち上げた辻さん。NPOの代表だけでなく、地域団体の役員や『でる・そーれ』の活動にも関わり、何足のわらじを履いているか分からないほど多忙でしたが「やれるときに、やっておいてよかった、というのが正直な感想」と当時を振り返りました。

子育て支援の活動を続けていく中で、見えてきた様々な課題の一つが、女性に関してのことでした。女性の活躍する場所が地域内に無いことに着目し、女性の働き方について考えるようになります。様々な活動を行い、途中で断念したこともありましたが、一貫してあったのは「自分が何かをしたい」という思いでした。

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後半には、企業組合にした経緯や商品開発、移住プログラム、学生との連携など、コミュニティビジネスに関する話題に。「これまで、地域の資源を活用してビジネスとして継続した場所をつくることを目的にしてきましたが、今は逆転して、ビジネスでコミュニティを作ると、みんなが儲かる」という体験談も聞かせてくれました。

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対話の時間
辻さんの講演が終わったあとは、感想のシェアを行いました。
その後、参加者それぞれが講演の内容等について、疑問に思ったことや深く聞いてみたいことを辻さんに質問しました。

チェックアウト
チェックアウトでは、セミナーを受講した感想やこのセミナーの後どんな行動を起こしてみたいか、など一人ずつ発表していただきました。
参加者からは「『自分自身がやりたいから自身を持って頑張った』という言葉が印象的だった」という感想も聞かれました。
また、最後に話した辻さんの「やろうと思ったことはやりたいこと。いつかしたいことは持ち続けていく、消すのはいつでもできる」という言葉に、それぞれ心打たれた様子もあり、参加者自身もそれぞれの思いを見直す良い機会になったように思います。

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※総括
今回の辻さんのお話は、コミュニティビジネスのことだけでなく、どのような想いを持って活動をしていくのか、という本質の部分に対する考え方のヒントがあったように感じました。
誰かに言われて、ではなく、自分がやりたい、という想いは、人も、地域も動かしていく強い力になっていくように思いました。

(レポート:上野 伊代)


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