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【レポート】こうちマイプロジェクト道場#4 ~自分の思いを見つめ、マイプロジェクトを描く~

連続講座のこうちマイプロジェクト道場。4回目では、プロジェクト発表①-自分の考えたプロジェクトの発表-をしました。


2019年10月29日、「こうちマイプロジェクト道場」がKochi Startup BASE®︎(以下KSB)にて開催されました。このイベントは、一人ひとりが自分のライフヒストリーと紐づいた自分自身が本当にやりたいこと(will)に向き合い、仲間と共にその第一歩を踏み出し、そこでの気づきを対話を通じて深め、さらにアクションを重ねながら、起業や事業創造、プロジェクト実践を進めていく連続講座です。

【マイプロジェクトとは】
マイプロジェクト(マイプロ)とは、「一人ひとりが自分とつながり、仕事とつながり、地域や世の中とつながり、一歩踏み出す背中を押す手法」です。私たちは日々暮らす中で、 「漠然といつかはこういうことをしたい」といった想いや、身の回りで起こった出来事やニュースを見て不満を抱いたり、「もっとこうしたら良いのに」、「どうして変わらないのだろう」といった違和感や想いを持ったりします。
“マイプロ”は、そんな「わたし」が感じている些細な問題意識や違和感、疑問に素直に耳を傾け、その「何か」を「プロジェクト(Project)」の形にして、「やってみる」ことから始まる、自分と仲間、世の中の変化を仲間同士で面白がり支え合う取り組みです。

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チェックイン
全5回の4回目。何度も顔を合わせているメンバーでしたので、緊張もなくスムーズに進みました。挨拶の後、モデレータより本日のワーク(プロアクションカフェ)の説明がありました。

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プロアクションカフェワーク1
「あなたの持っている問いの深いところにあるものは何ですか?」

まずは、プロジェクトを持っているコーラーと、持っていないサポーターの二手に分かれました。コーラーは、自身のプロジェクトについて発表。サポーターはその間、机に広げられた大きな模造紙に、気づきや疑問をメモしながらコーラーの話を聞きました。

コーラーが発表し終わった後、モデレータより「その問いの深いところにあるものは何ですか?」との問いかけがありました。コーラーはその問いについて、自分の考えや思いを発表。この行為が、自分自身を深堀することに繋がりました。

その後、モデレータの「率直に」という指示があり、サポーターがメモしていた気づきや疑問をコーラーとシェアしました。「自分はこういう人間。」と話していたコーラー自身も、モデレータの問いかけや、サポーターの素直な「なぜ?」「私には響かない」などの疑問や思いに触れ、一旦自身の考えを整理するきっかけに。

考えを整理することで、違和感のようなものを少しずつ感じていく様子が見受けられました。その後、『静寂の時間』として20分間、コーラーは誰とも話さずに先ほどまで話していたことの振り返り、じっくり自分と向き合うように思いを文字に起こしていきました。

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プロアクションカフェワーク2
「アクションをするにあたって何が足りないですか?」

ワーク2では、モデレータよりワーク1の内容を踏まえて「アクションをするにあたって何が足りないですか?」との問いかけが。コーラーは感じることを発表していきました。

コーラーの話を聞いた後、ここでもサポーターはモデレータからの促しを適宜受けつつ、積極的に感じたことをコーラーに伝えていきました。シェアしているうちに、コーラーの「母親と子どもの居場所を作りたい」というプロジェクトの話から、コーラーのバックグラウンドへと話は掘り下げられていきました。

ワーク1での「その思いの深いところ」「本当はこんな気持ちでは?」というテーマが、どんどんとリアルに。表向きではなく、見えない部分のコーラーの思い、コーラーの深いところにあるものが少しずつはがされていき、核心に近づいていく様子が見受けられました。

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プロアクションカフェワーク3
「自分自身の振り返りをシェア」

ワーク2の後も静寂の時間として20分間コーラーは自分と向き合う時間を作りました。
モデレータより、ワーク3では「自分自身の振り返りをシェアしてください。」との指示。それについても織り交ぜ、コーラーは自身の話をしていきました。ワーク1の時とはまた違った表情や言葉が現れ、またコーラー自身も「過去の自分のやってきた思考を認識できた。嬉しい。」などの発言が。過去の自分と向き合い、その思いを受け入れることができたようでした。

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チェックアウト
最後に、チェックアウトを兼ねて、相互にフィードバックを行いました。ワークの性質上、コーラーに集中してバックグラウンドを深堀りしていく作業となったため、モデレータより孤軍奮闘ぶりをたたえる励ましの言葉がありました。
またサポーターからは、「自分が学生の頃に戻った気持ちになった。ありがとうという気持ち」「問いかけが自分にされているような気がした」などの声があり、コーラーだけでなくサポーターも自身と向き合うきっかけになったようでした。
マイプロジェクトでは、プロジェクトを聞いた人からプロジェクトを発表した人に感謝の意味を込め、メッセージカードを手渡すルールがあります。今回は、コーラー自身やサポーターが気づきや疑問を記入した大きな模造紙を「共有のメッセージカード」としてそれぞれ持ち帰りました。帰った後も改めてその模造紙を見直し、自身と向き合っていくこととなりました。


総括
今回は少人数でしたが、運営側の私もじっくりと話に耳を傾けることができました。ワーク中はそれぞれが自分なりにキーワードを拾い、自身を見つめなおすきっかけとなったように感じ、私自身も「ありがとう」という気持ちに。
コーラーを深堀りしていくワークでしたので、コーラーの時折見える少し辛そうな表情や疲労感などに共感し、胸を打たれる場面もありました。またコーラーだけでなくサポーターからもバックグラウンドがどんどんと引き出されていき、そこにいた参加者の生き様のようなものを垣間見たような気がしました。
次回で連続講座も終わりです。連続講座を通して参加者がどのように成長するか楽しみにしています。


(レポート:時久あすか )


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