直した日
物が壊れた時、どうするか?
一、捨てる。その後に必要が無かったり、そもそもが使い捨てに近い物なら捨てる他ない。
二、買い換える。その後にまた必要だったなら、そうするしか無い。現代日本だから簡単に出来る事なんじゃないだろうか?本当に買い換えるしか方法が無いのか微妙な時でさえ、買い換えてしまう事が有るかも知れない。ただ、金額や入手難易度によっては簡単では無い事も有るよね。
三、直す。どの程度の壊れ方か、部品の有無、自分の技術の有無によりけり。もしくは、金を払って直してくれる人or店が有れば頼める事も有るかも?ただし、買い換えた方が安い場合も多いし、何にしても他人に頼むのも地味に難易度は高い。
四、作る。……うん、文字通り自分で作れたら悩まないよね。よしんば作れたとして、その手間と時間を買う時の金額と秤にかければ大抵、買う方が簡単な世の中。便利だねぇ、ホント。
恐らく、(代用品を得るとかどっかから拾ってくるとか例外的方法を除けば、)この四つの方法しか無いと思う。普通の人は。
当方は上記の普通……いや、普通以下かも知れない人なので、それ以外には思いつきません。
実家の風呂釜は(後で知りましたけど)古いタイプらしく、細部は違いますが下画像と同タイプなのです。こういう風呂釜は火力が低くて冬場の湯張りには時間が掛かるんですよね。
で、知らない人はついて来れないかもですけど、湯張りをする前に更に下画像の赤丸で囲って指し示した部品をぐるっと回して内部のガスに点火する手間が必要なのです。
で、去年の年末にその部分がね、壊れましたわ。部品一つが壊れても困るわけですよ。というか、この部品の破損は致命的でした。
なにせ、ガスに火が点かない=お湯が沸かない。冬に水風呂は修行すぎる。
流石にその日は風呂に入るのを諦めましたけど、冬とはいえ男が風呂に入らないのは、見た目も臭気的にもヤバい。そんな事は分かっていますよ?
こういう時、自動湯張りとかは便利だけど専門業者を呼ぶしか手立てが無いのは怖いですよね。金額的にも怖いし。尤も、非常時の不便さと普段の便利さを等価交換できるか、と言われれば絶対に違うとは思いますけどね。
まぁ、この程度なら部品を取り換えれば済む簡単な話しで、部品を注文してしまえば自分でも交換が可能、で終わる筈。ネット注文とか本当に便利な世の中になったものですよねー。
(手軽にガス会社に連絡してみたら、お風呂を総取り替えとか言われましたけどネ。)
……で、この部品。名前が分かんない。
何かしらの部品を注文する時には往々にして有る事なのですが、部品その物の名称が分からず、検索もし難い為、苦戦するという。
結局、その時は忙しかったので放置。
なんか、年末から今まで放置しっ放しであまり困らなかったせいでやたらと期間が空いてしまいましたが、説明書を検索して名前が判明。無事に注文する事が出来て、取り付けも完了。
手数としては〝直す〟と言う程の事でも無かったのですが、ちゃんと直って良かったです。
そして、ヤツの名は『点火ハンドル』。
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