共同通信杯 気になる馬達

層が厚い3歳牡馬

先週のきさらぎ賞でも評判の人気馬2頭が力を発揮して好時計勝ち。
競馬場や展開次第で上位が入れ替わる層が厚い世代ですが、その『層』も他の世代との比較でも良さそうな気配がしてきました。
過去2年が良かっただけに📏は厳しいのですが、少なくとも大きく劣る世代ではありません。

先週の東京のゆりかもめ賞では2400mで2分24秒8という好時計の決着。
雨がしばらく降っていないので乾燥して『硬い良馬場』なので例年よりも速い馬場なのかもしれませんが過去10年で一番速かった年でも2分25秒9。
今年の方が1秒以上も速い。
注目のミヤビが内ラチ沿いが開いているのになぜか外側の先頭を走り体力消耗。
1,2着は道中は最後方の2頭で決まっているし、道中脚を溜められた馬に有利な展開。
ミヤビは頑張りましたが、最後はフラフラしていたように厳しい競馬でした。
次は前にキチンと馬を置いて競馬をしてほしいです。
勝ったスキルヴィングは強そうな馬なので負けても悔いなし。
前に壁を置ければ差はもっと少なくなる。
こういう重賞以外の路線でも良さそうな馬が多いのです。

共同通信杯は過去に多くのクラシックウイナーを輩出しているし、今年も力のありそうな馬達が登録していますが、『これは敵わない!』という強いレースを見せてくれるでしょうか。

評価

勝ち負け
ファントムシーフ
レイべリング

2着候補
タスティエーラ
ダノンザタイガー

3着候補
ロードプレイヤー
タッチウッド


馬達

ロードプレイヤー
グレーターロンドンxタニノギムレット
グレーターロンドン産駒が面白い。
出走頭数25頭と少ないながら、すでにロンドンプランが1200mGⅢ勝ち、ユリーシャがエルフィンS勝ち。
キョウエイブリッサが朝日杯0.3秒差4着。
2戦2勝のトラベログもいる。
未勝利を見てもレースを使うたびに良くなっている印象があるのでグレーターロンドンはこれから目が離せない種牡馬だ。
ロードプレイヤーはディープインパクト系xブライアンズタイム系でディーマジェスティと似ている。
個人的には母にグレイソヴリン系とヌレイエフとボールドルーラーを持っているのがポイント高い。
百日草で上り最速で好時計2着。
前走の京都2歳Sも上り最速。
問題はスタート後の位置取り。
特に京都2歳Sでは悪くないスタートから騎手が⑪の後ろにつけようとして軽くブレーキをしたら馬が思いっきり減速してしまった。
あまり操作性が良くない。
騎乗技術というよりも馬の問題かな?
四肢の伸びが良く、展開が向いて600m勝負になったら好勝負できる。

キョウエイブリッサ
グレーターロンドンxルーラーシップ
Greater Tokyoというと首都圏の事で、『東京都およびその周辺地域である茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県の1都7県』の事。
3月に日本に帰国したら千葉に住む予定だが、日本の地理に詳しくない外国の方には千葉というよりもまずは大雑把にGreater Tokyo と伝えている。
日本を訪れた事のある方には成田と東京の間と補足するとさらにイメージしやすくなる。
中山競馬場の近くというと『( ゚д゚)Where?』とむしろ混乱させる。
「おら、グレータートーキョーさ住むだよ(ドヤ)」
閑話休題
キョウエイブリッサにはサンデーとアルザオのクロスがありディープインパクトを刺激している。
1勝クラスの東京1400mではスピードが足りなかった。
朝日杯では距離が伸びて上り35秒台の決着になってこの馬の持続力が活きた。
まだ走りに硬さがあるので良くなるのはまだ先。
瞬発力勝負だと直線前半の最高速で遅れるから不利。
5着前後に善戦するとは思う。
次かその次にはもっと良くなる予定の馬。

ダノンザタイガー
ハーツクライx猫物語
東スポ2歳では▲で2着。
バネのある走りができる馬で東京は向いている。
走りにゆったりとしたところが見られるので距離はもう少し長い方が良さそう。
確実に追い込んでくるが、ガストリックに負けたように一瞬の脚が速い馬に負けそう。
脚の回転が速い馬を優先したい。

ファントムシーフ
ハービンジャーxメダグリアドーロ
ホープフルは△で4着
その時のレース前評価
『メダグリアドーロといえばゴールデンシックスティやBCターフを勝ったタリスマニックと平坦の洋芝で強い。
そして最も目を引くのがダンシリとプロミッシングリードの2x2という強烈なインブリード。
新馬も野路菊もいい走り!
脚の回転は速いし、上半身の力が強くてしっかりと肩回りを動かして、さらにストライドが伸びてからの連動性もある。
これはいい馬。
内枠であまり良くない内を通らなけらばいけないのが気掛かりだが福永先生がなんとかしてくれるかも。
先生!
頼みます!
ここで負けても来年は期待できる馬』

1番枠が響いた。
残り200m少し手前で外に出してミッキーカプチーノ(外の先頭を走って疲れていた)は抜かせたがそこまでだった。
外を勢いよく走れたキングズレインに抜かれたがファントムシーフも十分に加速できていれば結果は違っただろう。

レイべリング
フランケルxドックサイダー
朝日杯は◎で3着
レース前の評価
『今年の英1000ギニー、コロネーション、ジャックルマロワとマイルGⅠを3勝したインスパイラルもフランケルxエタン系
フランケルを一回り小さくしたような馬体。
トモと下腿部の筋肉はこれからもっとがっしりとしてくるでしょう。
四肢が良く伸びて前脚も大きく前に踏み出して後ろ脚の蹴りも大きく強い。
ストライドが大きいので馬群の中よりも外の方が良さそう。
新馬戦はラスト400m11.1-11.3を差し切っている。
新馬戦だからやや後ろからになったけど溜める必要ないかもしれない。
1回レースを使ったことで次は好位から競馬できるかも。
もしかしたらかなり強いかもしれない馬』

勝ったドルチェモアとは枠と走行距離の差。
しかし、期待が大きかったのでその程度で負けてしまったのは少し残念
フランケルに似てはいるが一回り小さい分だけスケールダウンしてしまったのかなという印象
現時点では少し遅いペースからの600M勝負の方がむいていそうだ。

タッチウッド
ドゥラメンテxアドマイヤムーン
半兄にノースブリッジ、近親にローレルゲレイロ
ドゥラメンテ産駒は母方の実績が重要なので〇
新馬戦では潜在能力の高さを見せている。

レースは、外から前進気勢良く先頭に立った。
3ハロン目からペースを12.9 - 13.2 - 13.0 - 12.9と極端に落とした。
ラスト4ハロンと2ハロンで2度ギアチェンジしている。
12.2 - 11.8 - 11.0 - 11.2
下り坂でスピードを上げて、4コーナーでスパートしたというところだろう。

注目するのは、先頭に立ちに行ってその後にスピードを落せたし、後半に2度のギアチェンジができて、ラスト400mで速い脚を見せてラスト1ハロンでの失速も少ない。

性格とレース勘は良さそう。
重心の安定した走りをしているのでレースレベルが上がっても対応できそうだ。
血統面の裏付けもあるし、上位争いできそう。
大型馬で東京の長い直線で加速できるのも良さそう。
阪神内回りでも十分に加速できているのでコーナリングも問題ない馬なんですけどね。

タスティエーラ
サトノクラウンxマンカフェ
サトノクラウンはラストタイクーン系
ラストタイクーンの血はオーストラリアでよく見る。
サトノクラウンはそれにミスワキとマキャベリアンという欧州指向の血。
サトノクラウン産駒で2勝上げているトーセンローリエの母はメイショウサムソン、ステゴ、ミルリーフと欧州色が濃い。
タスティエーラの母はアメリカ色が濃い。
新馬では先行してラスト3ハロンで11.2 - 11.1 - 11.2という素晴らしい走りを見せた。
後方から同じような上りで差して2着になったラレーヌデリスが2戦目を完勝しているのも心強い。
馬体的にも身体を前後に大きく使えそうだし、トモの筋肉も良い。
ムーア先生がムチをビシバシ入れてもしっかり走れていたのは好印象。
東京の長い直線は得意でしょう。


ウインオーディン
エピファネイアxフジキセキ
新潟しか走っていない馬は評価難しい。
33秒台は当たり前に出る馬場でむしろ東京の直線が短く感じてしまうのが新潟外回り。
新潟2歳Sは直線で外の方が有利だったと思うんよ。






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