阪神JF リバティアイランドおめでとうございます!
過去10年で最も速いペースになった
勝ちタイム 1分33秒1
レースラップ 12.1 - 10.5 - 11.1 - 11.5 - 11.8 - 11.1 - 12.5 - 12.5
前後半 45.2ー47.9
最初の800m45.2秒は2019年にレコード勝ちしたレシステンシアよりも速いペース。
当時の含水率はG前8.6%、4角9.3%でほんの少し雨が降っていた。
昨日はG前10.6%、4角9.3%で晴れ。
G前が乾いていた方が前残りするので今年の方が2019年に比べてG前で時計のかかる馬場。
先行勢は先頭が1200m通過1分8秒1とかいう1200m戦と間違えてるんじゃないかってハイペースだったのでラスト400mは脚が止まってバテバテ。
そこである程度残したサンティ―テソーロとアロマデローサはいい根性しています。
今後も短距離で底力を見せて活躍してくれるでしょう。
2,3,4着馬の共通点が母母母父シャーリーハイツ。
タフな展開でも最後まで走り切る欧州的な粘り腰を与えるのがシャーリーハイツ。
ハイペースで前が潰れる展開にピッタリな血でした。
1着 △リバティアイランド
真ん中の9番枠から普通に好スタートをきってまっすぐ走ればベストポジション。
極端なバイアスのない馬場だと真ん中の枠って楽でいいですよね。
3コーナー手前では先行勢の後の外側で折り合う。
前に壁はあるし、いつでも出せるポジション。
3-4コーナーでは⑤モリアーナと⑮ムーンプローブの後ろをついて行って4コーナー出口で外に出して抜け出した。
強い馬がお手本のようなレースをすればそりゃー強い勝ち方になるよねっていう。
レースで基本的な事がすべてできていた。
好スタート 〇
無理に押して行かなくても好位を取れた 〇
前に壁(風除けと折り合い)を作れた 〇
4コーナー出口で不利なく外に出せた 〇
直線で前に障害物(馬)なくまっすぐ走れた 〇
筋肉の付き方から非常に強い馬だとは思っていましたが、マイナス情報に流されてしまった。
自分を信じないといけないってわかっていても…弱いなぁ、自分。
Be true to yourself ですよ!
トモと下腿部の筋肉がスゴイのは後躯の推進力が強いという事。
手前を替えてギアチェンジした時の加速力も凄くて陸上の100m走の選手みたいな姿勢になる。
上半身がビシッと立って前脚が高く上がる。
追切でクビが高く見えるのは当然で、しかもまだ2歳で上半身や体幹の筋肉がしっかりついていないから上半身が煽られ気味に見える。
これもすべては後躯のエンジンが強すぎるがためのモノ。
クビが高くても前脚がちゃんと前に大きく出ていればいいんです。
このトモの筋肉の付き方は欧州の馬に多い。
アスコットやニューマーケットの上り坂で力を発揮する筋肉。
予想でも今年の出走馬にトモの筋肉がいい馬が多いと書きましたが、育成段階から何かかえてきているんでしょう。
世代としても過去2年の3歳世代はレベルの高い世代。
そしてこの世代も良さそうな雰囲気がしています。
育成に変化があったと考えていいと思う。
2着 ▲シンリョクカ
まずまずのスタートから内ラチ沿いの前から3頭目におさまる。
いい位置。
直線に入って慎重に前が開きそうなところを選んで行った。
ほとんど不利なく2着。
内枠の利点である、『距離ロスの少なさと無理せずに好位がとれる』を最大限に活かした。
この馬も1200mを1分8秒台で走っているので今回は新馬戦とは全く違う展開。
手前替えからの速いギアチェンジは見せれなかったが、最後までしっかりと走り切る脚の運びを見せた。
今日は枠の有利もあったが今後も期待できる馬。
よくがんばった。
3着 ドゥアイズ
札幌組ではドゥアイズが馬券になりました。
ドゥーラ、モリアーナと出走馬2頭に先着されていたので相対的に評価が下がってしまった。
お馬さんは生き物だから計算通りにはいかないというのをあらためて(学習しない男)
スタートは外枠からペースが速かったためいつも以上に後ろになった。
内から2列目の中団やや後方。
外枠から内に入っていい位置取りができた。
4コーナーでも内を狙うが残り200m手前で前に進路がなかったので2頭分外に移動して追い出す。
良い追い込みを見せたが3着まで。
惜しかった。
2着とは枠の差。
今年の桜花賞を勝ったスターズオンアースも桜花賞までは勝ちきれないレースが続いていたので今後に期待。
4着 アロマデローサ
この馬も速いペースを先行してよく頑張りました。
ファンタジーSは1番人気も外枠から位置取りもやや後ろでなおかつ、直線で前が狭まる致命的な不利。
内で不利なく競馬できれば力はあるのだと見せてくれました。
前走1番人気→今回13番人気は不利のあるレースだった事を考えれば評価が下がりすぎ。
馬券的な妙味はあった馬ですね。
馬のせいじゃないのに人気が大きく下がる時は買いたいですよね。
6着 △ドゥーラ
スタートで遅れた。
そして外側の後で⑱と位置取り争いをしていた。
3着の吉田隼人騎手が『昨日の競馬から内にこだわりたかった』とコメントしてたように遅れたらすぐに内を狙う機転を見せてほしかった。
結局は3-4コーナーで内側になるのだが、スタート後の機転次第では⑬ドゥアイズの後がとれていたかもしれない。
直線では馬群の中をスペースを探しながらすり抜けてきたが最後に⑬と⑩に前を狭められて終了。
馬群を抜けながらの上り最速は数字以上に価値がある。
スムーズな競馬ができればこのメンバーでも勝ち負けできる力はある馬。
次は巻き返す。
7着 〇サンティ―テソーロ
今まではマイルを逃げても最初の600mを35.4秒が一番速かった。
それが今回は気持ちよく走らせて600m33.7秒。
そして1400mを先頭で1分20秒6はよく頑張った。
能力ありますね!
来年の短距離重賞を勝つでしょう。
12着 ◎モリアーナ
武藤騎手のコメント
「スタートはスムーズでしたし、先団で脚をためて行けました。ただ4コーナーで手応えがなくなってしまい、直線は外に流れてトモを落としましたし、最後は一杯になってしまいました」
④アロマデローサの隣で前に壁もあった。
騎手の判断では脚を溜めれてた。
これで失速したのは休み明けで息ができていなかったのかまだ絞り切れていなかった。
馬体写真はすこし皮膚が分厚く見えていたのがレースまでに絞り切れなかったのかな。
真相がどうなのかは次のレースでわかる。
次で絞れて勝ったら今回の調整ミス。
15着 △ウンブライル
横山武史騎手のコメント
「ゲートが遅いのは想定内でしたが、その後が終始促し通しになり、脚もたまりませんでした。直線、はじける手応えも無く不発の形になりました」
外枠から後方待機。
しかし、3-4コーナーで微妙に前の壁から外れた。(脚を溜めれない)
直線で外に持ち出したが⑭と⑱が邪魔で強く追えずにペヒョンと弱弱しくムチを1回入れて終了。
まったくレースになりませんでした。
次は力を出し切ってもらいたいですね。
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