桜花賞 気になる馬達

前置き

今年の3歳世代も去年に劣らないレベルにあります。
去年の3歳世代はその前の世代が弱かったために3歳夏以降の古馬混合戦で大活躍しました。
今年は去年の強かった3歳世代が4歳で立ちはだかるので去年の3歳世代ほどは勝てないかもしれませんが強いです。

戦歴から

チューリップ賞3着以内か3番人気以内
ナミュール    1着 1人気
ピンハイ     2着
サークルオブライフ 3着 2人気
ウォーターナビレラ  3人気

GⅠ3着以内
ラブリイユアアイズ 阪神JF2着

フィリーズレビュー 1番人気で2着以内
ナムラクレア 1人気2着

その他重賞、リステッド勝ち
プレサージュリフト クイーンC
ライラック    フェアリーS
クロスマジェスティ アネモネS
アルーリングウェイ エルフィンS

該当馬は10頭

血統

今週からBコース。
先週の日曜でも内ラチ沿いの伸びが悪くなっていました。
10レースでも逃げ馬の後ろの2番手から抜け出す勝ちパターンだった2番人気が10番人気の外差しに負けました。
今週はその悪くなりかけていた内がカバーされることにより改めて内も機能するようになります。

そして予報によれば今週は晴天続きで降水量ゼロ。
先週の日曜朝の含水率はゴール前8.3%、4コーナー10.2%とすでにかなり乾いた馬場。
去年の桜花賞はクッション値10.3で含水率G前7.8%、4角9.7%。
1分31秒1というコースレコードもうなずけます。
今年も去年同様の超高速馬場になりそうです。

つまり!
ディープインパクト系、サンデーサイレンス系、アメリカ血統です!
高速適性なくしては超高速馬場の桜花賞で勝負できません。
さらに去年の上位3頭はキンカメ内のヌレイエフ以外のスペシャル牝系のノーザンダンサーがない。
4着のアカイトリノムスメも加えて、シンボリクリスエスもトニービンもなし!

戦歴の該当馬10頭の血統で良さそうなのは、
ナムラクレアとライラック

ハービンジャー産駒をどう考えるかなんですよね。
ノームコア様は東京1600mのレコードホルダー。
ディアドラ様も府中牝馬で1分44秒7(上り32.3秒!)
古馬になって東京の時計勝負で強さを見せています。
ペルシアンナイトもモズカッチャンも3歳春のGⅠは2着まで。
3歳春の時点では完成度で他の馬に少し劣るのではないかと。

ただ、そんな中で2歳から結果を出したナミュールは母父ダイワメジャーでフレンチデピュティもあり侮れない存在。
プレサージュリフトも母父ディープインパクトでボールドルーラーあり。

評価

最後に馬体重450~498キロが有利なんだけど440キロ以下の軽量馬でもクロノジェネシス、リスグラシュー、シンハライト、レッドリヴェール、ヌーヴォレコルト、アットザシーと活躍している。
実績のない軽量馬はダメかもしれないが、実績がある場合は大きく気にしなくてもいいんじゃないか?

3着以内候補は4頭
ナムラクレア
ナミュール
ライラック
プレサージュリフト

次点
ウォーターナビレラ
アルーリングウェイ

戦歴該当馬10頭

ライラック POG馬 血統〇
オルフェーヴルxキンカメxフジキセキ(サンデー系)
母母のブルーリッジリバーは桜花賞2着。
オルフェーヴル産駒ではラッキーライラックが2着している。
ラッキーライラックは大阪杯も勝ったようにこの時期の阪神の馬場が得意。
母方のミスプロ系xボールドルーラー系が〇
ライラックにはボールドルーラーが8代目に一つあるだけ。
アメリカ血統もあるがノーザンテーストの5x4x4が目立つ。
おそらく成長型でここよりもオークスじゃないか。
しかし、フェアリーSの勝ちっぷりが着差以上の衝撃。

スタートから20秒で先頭との差は13馬身差。
ライラックの400m通過は約25.8秒。
ラスト1200mを1分9秒4で走った事になる。
走破タイムは違うが去年のファインルージュのラスト1200mは約1分9秒7。
ライラックも桜花賞上位に入る力はある。

心配は3つ。
馬体重420キロと軽いのは時計勝負では劣る。
一度失敗している阪神への輸送。
そして、前走の競馬がクセになっていないかどうか。

ウォーターナビレラ POG馬 血統△
父シルバーステートの産駒は芝レースで【22-19-20-165】
1600mでは【2-5-5-50】と成績が良くない。
阪神1600mだと【0-1-2-13】と壊滅的><
1400mで【5-1-4-20】
2000mで【7-5-5-29】回収率195%!
1600mという距離で結果が出ていない。

個人的には秋華賞を勝つと思う。
リファール、ヘイロー、ロベルトのクロスって中距離小回りで強さを発揮しそう。
シルバーステート産駒の2000mの強さもあるし。

前走のチューリップ賞は試走で控えて4コーナーでもポジション下げて直線でも前壁。
チューリップ賞上位馬なら十分に逆転できる。
POG馬のひいき目もあるかもしれないが阪神JFから一番良くなっていたのはこの馬。
チューリップ賞も権利がかかって本気走りのナミュール、積極的な競馬したサークルオブライフに比べて余裕のある競馬であの着差。
ゴール前の馬の必死さを比べてもウォーターナビレラは巻き返せると思った。
血統は?だが、私の◎


ナミュール 血統▲
父はデインヒル系ハービンジャーだが母はダイワメジャーxフレンチデピュティというサンデー系xアメリカ系
欧州ノーザンダンサー系は父フランクリンのソウルスターリングが2017年に3着。
ソウルスターリングは阪神JF,チューリップ賞と連勝で血統を問題にしない阪神1600m実績があった。
ナミュールも阪神JF一番人気『出遅れ』4着、チューリップ賞勝ちで阪神1600m実績〇
ただ、馬体重430キロも含めて良く追い込んだけど3着かな?

ピンハイ 血統△ 母父トニービン系
父はディープ系ミッキーアイル。母はトニービンxフジキセキ(サンデー系)
ミッキーアイル産駒の成績
阪神1600m【5-1-1-21】勝率17.8%、複勝率25%
1400m以下【21-17-13-145】勝率10.7%、複勝率26%
1800以上【2-11-2-35】勝率4%、複勝率30%
阪神マイルは得意だろうが、今週の超高速馬場での時計勝負で劣ると思われる。
この子も馬体重軽いね。414キロかい。

サークルオブライフ 血統△
父はロベルト系(シーザリオ系と呼んだ方がいいかも)エピファネイア。
母はサンデー系ヘイロー系でカーリアンのクロス。
この子も超高速馬場での時計勝負に不安のある血統。
阪神1600m実績は申し分ないので上位には入るだろうがより速い馬に負ける。
3着あるかどうか

ナムラクレア 血統〇
ミッキーアイルxストームキャット
母母母Coup de Genieはマキャベリアンの全妹
ミッキーアイルの母はノーザンダンサー色が濃いのでマキャベリアンと相性が良い。
しっかりとしたスピードが受け継がれている。
高速適性も優れているので桜花賞の時計勝負にも対応できそうだ。
上位争い

ラブリイユアアイズ 血統△
ロゴタイプxヴィクトワールピサ
サドラーズウェルズ5x5
阪神JFでは馬場の悪いやや内を通っての2着。
サークルオブライフよりもこちらの方が強そう。
ノーザンダンサー色が濃いが、アメリカや香港の整備された洋芝で強そう。
この子も馬体重が428キロと小さめ。
直線の長いコースは得意。
追っていいタイプ。
距離も長い方がいいだろう。
能力は高いが時計勝負のマイルはベストの条件ではない。

プレサージュリフト 血統▲
ハービンジャーxディープインパクト
母母母母父がボールドルーラー系w
マジックキャッスルって感じ?
直線の長いコースは合う。
この子もオークス向きなんよねー。
ゴチャゴチャした馬群の中だと不安があるので外枠希望。
条件が合えばGⅠで勝ち負けできる。
ディープインパクトの血がどこまで時計勝負で助けになるか。

クロスマジェスティ 血統△
ディーマジェスティxストームバード系
ディーマジェスティの母はブライアンズタイムxサドラーズウェルズ
時計勝負でどうかな?
アネモネSの内容は〇
ラスト1ハロンで失速したが1400m通過は東風Sのボンセルヴィーソより0.1秒速かった。
ただ、ビジュノワールを始め決め手のある馬達の仕掛けが遅れたのも確か。

アルーリングウェイ 血統△
ジャスタウェイxフレンチデピュティ
エルフィンSはデアリングタクトが勝った年に次ぐ好時計。
しかし、デアリングタクトは走破時計も速いだけでなく上り3ハロンも2位より0.9秒も速く、抜けた存在だった。
アルーリングウェイはファンタジーS3着(0.4秒差)のママコチャに0.2秒差勝ち
ナムラクレアといい勝負ができるかもしれない。

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