新潟2歳S 気になる馬達

2歳1勝クラス?

今年はJRAの新馬戦勝ち上がりがたったの4頭。
こんな事態は過去にもないのではないか?
重賞というよりも1勝クラスと言った方がいいような…


戦歴

この時期の2歳戦は1~3戦しかしていない馬がほとんどだ。
いくつかの特徴がある。
まず、新馬戦では初めての経験でわけがわからないままゴールしてしまう馬がけっこういる
将来の重賞馬でも馬がレースを理解した2戦目に勝ちきるパターンも多い。
新潟2歳Sでも前走新馬戦は【7-7-7-44】
前走未勝利は【3-3-2-24】

この前走未勝利組の新馬戦は全て3着以内だった。

今年で言えば新馬戦4,5着だったアイスグリーン、ウインオーディン、キタノウイングによろしくないデータだ。

前走逃げて勝った馬も1勝、2着1回、3着1回と良くない。
これは経験の少ない馬達の中ではとりあえず前進気勢のある馬が力を発揮しやすいためだ。
無我夢中で走っていたら勝ってしまった。
もちろん将来の重賞勝ち馬がスピードに違いがありすぎて無理せずに先頭を楽々と走って『逃げたように見える』パターンもあるが、そこのところはレースを見ましょうと。
レースを見るの大事。

前走1200m以下を逃げて勝った馬は3着以内にいない。
バグラダスにはまずいデータ。

5番人気以下だった馬の前走で多いのは福島と中京で3頭づつと函館、新潟ダート、東京が各1。
4番人気以内の馬は前走新潟、阪神、東京、中京が多い。

今年は上位人気想定では前走東京のロードディフィートしかあてはまらないから例外の年になるかも。

他の前走新潟組は人気薄でなおかつ2戦目勝ち。
一般的に初戦から2戦目で大きくパフォーマンスを上げてくるので更なる上積みは大きく見込めない。

そうなると穴馬は新馬勝ちの4頭になる。
この中では父がダンチヒ系のタマモブラックタイを推したい。


評価

勝ち負け
タマモブラックタイ 上積みに期待
アイスグリーン  新潟外回り合いそう

2,3着候補
 
ウインオーディン 新潟外回り実績あり
シーウィザード  野芝でも走れると思う
キタノウイング  新潟外回り実績あり


スタンレー 馬体も良く、雰囲気あるが一気のスピードアップについて行けるか?

出走予定馬

ロードディフィート 先行
宣戦布告xダイワメジャー
新馬戦はゴール寸前で勝ち馬に差されて2着。
走り方をみても勝った馬の方がストライドが大きく高速馬場向きの走りをしていた。
ロードディフィートはヒザを上げて掻き込む感じで父の走り方に似ている。
脚の回転はそこそこ速いのでスピードは出ている。
スタートは速くないが先行する 
未勝利もなんとか勝った感じで強く見えない。
少しづつ足をのばそうとはしていた。
距離延びて直線も長くなって心配


タマモブラックタイ
宣戦布告xブラックタイド
宣戦布告の産駒でレイティング上位のGufo、Voyage Warrior、Warnig、Olmedoに共通しているのはヌレイエフ持ち。
ウォーフロント内のフォルリがカギになっていると思われる。
その点で母のキンカメ内にヌレイエフのあるタマモ君には期待できる。
タマモ君の方が脚の使い方にかたさが無くていいフォーム。
500キロを超える馬体で少し重さと遅さも感じられた。
一回使ってシャープになってくればもっとスピードは出るようになる。
斤量が3キロ重くなるがあまり気にしない。
上位争い期待。

アイスグリーン
モーリスxスペシャルウィーク
12キロ増で出走した2戦目に快勝。
反発力を使える走りで新潟は合いそう。
走り方としても長い直線で良さがでそう。
上位

シーウィザード
ビーチパトロールxメジロベイリー
父はアメリカの芝2000~2400mGⅠ勝ち
先行して早め先頭で押し切るスタイル。
キレイなフォームで日本で走りそうな馬だった。
シーウィザードの新馬戦はラスト400mの勝負で展開も向いたが3着以降を離していて良い。
直線でバランスを崩した場面もあり、2戦目での上積み見込める。
今回は先頭を走ったが好位から抜け出す競馬が良さそうだ。


スタンレー
マクマホンxキンカメ
先週のクローバー賞は地方所属馬が勝ったので笠松出身のこの馬も気になる。
父マクマホンはイタリア調教馬で重馬場を得意としていた。
父父のRamontiが優秀で香港カップ、アスコットのQEⅡ、サセックスS,クイーンアン勝ちと大活躍。
スタンレーはその父父のカギとなる血トライマイベスト(=エルグランセニョール)を母内に持っている。
前走はゲート入りを嫌って時間かかるも圧勝。
脚長くてトモにもボリュームある。
瞬発力がありそうなマイラー。
レースは見たが全く力を出し切らないで勝てる時計だったので今一つ自信が持てない。
それでも、いい身体つきをしているし雰囲気はあるので高速新潟での一気のスピードアップにも対応できるかもしれない。


チカポコ
ブラックタイドxトワイニング
新馬戦はラスト400m勝負になって前が失速したところを差して勝ち。
チカポコはラスト1ハロンでの失速が少なかったのでまだ力を出し切っていない勝利。
2戦目の上積みが期待できるタイプ。
小さくて機動力ありそうだから小回りでも良い。
小さいながらもストライドが大きめの馬なので長い直線でもある程度は走れる。
高いレベルだと長い直線での最高速勝負で劣るかもしれないがこのメンバーなら何とかなりそうでもある。
それでもやはりこの馬体重は少しマイナス。
いい馬です。

グラニット
ダノンバラードxフサイチコンコルド
以前はダノンバラード産駒と言えばダートや洋芝北海道が得意な馬が多かったのだが今年の2歳はタイプが異なる。
ダートは一切走っておらず、洋芝の勝ちもない。
勝ち鞍は東京、福島、新潟だ。
グラニットの東京の新馬を見ても反発力を使う走りでエクイターフ向きの馬になっている。
新馬ではスタートから騎手が目一杯に追っていたが2戦目は無理せずに先頭に立てた。
2戦目は力の差で勝ったが新潟の600mの瞬発力勝負に向いているとは言えない。
無理せずに先行できれば前残りするかもしれないが、失速しそう。

キタノウイング
ダノンバラードxアイルハヴアナザー
これも新馬が福島で力を出し切れず、新潟外回りで弾けた例。
案の定新潟外回りで末脚炸裂したが…
勝つまでは思わなくて2,3着でしかおさえていなくて外したレース。
かなり跳ねていましたね。
ダノンバラード産駒ではこちらを取る


ウインオーディン
エピファネイアxフジキセキ
新馬戦は新潟開幕週で超スローから上位6頭が上がり32秒台という狂ったレース。
前6頭の力差はあまり大きくない。
6頭の中で体重が軽めの2頭が5,6着と、つまりそういうレース。
未勝利はって、あれ?この子、先週3連単当てたけどJRAと比べてLadbrokeの配当が少なくて泣いたレースの1着か!
あのレースの2着は8番人気だったけど新馬戦が福島の重馬場だったのよ。
そこで重馬場を嫌そうに走っていたから2戦目で変わり身を見せてくれるかもと。
福島と新潟外回りはコースの性格が全く違うからね。
3着馬も新馬は東京で33秒台使って良かったけど2戦目の福島で凡走していたから新潟外回りで走りそうだったし。
ウインオーディンは新潟外回りを2回走って32.5秒よ33.1秒とコースに慣れているしある程度信頼できる。
エピファネイア産駒だから新馬のように馬群の中よりも、未勝利のように外に出して前に馬がいない方がいい。
勝ち切るかのは難しいが2,3着にいそう。

バグラダス
マジェスティックウォリアーxディープインパクト
これ父と母父が逆だったらかなりいい血統だよね。
新馬はダート1150mをスタートしてガンガン押して先頭に立ってギリギリ押し切った。
バグラダスはシーキングザゴールド3x5で母方にセクレタリアートとボールドルーラーがある。
これがどう出ているか。
難しいのだが、

ピンクジン
ダノンバラードxキャプテンスティーヴ
未勝利にでよう?

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