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大阪杯 2024 べラジオオペラおめでとうございます


日曜の馬場

前日に水は撒かなかった。
クッション値は土曜の9.1から乾いていって9.4。

極端なバイアスはない。
直線は内も外も差し馬が伸びていた。

8レースの2勝クラス2000mが1000m通過59.5秒で勝ち時計1分58秒7。
道中は内外の差はない。
直線で内が有利そうにみえる。
ただ、4着は12人気で直線のこの位置も悪くない。

10レース 3勝 1400mはペースが速かった。
道中外側でもOKだし、2着13人気は後方から直線で内を突いた。
ただ、1着と3着11人気はやや外でも伸びている。

1着 べラジオオペラ

12.4 - 10.9 - 12.5 - 12.6 - 11.8 - 11.5 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 12.2
前半800mは8レースの2勝クラスよりも0.8秒遅かったのだが向こう正面に入ってローシャムパークが上がって行ってからペースが速くなった。

スワーブリチャードが途中で仕掛けた2018年と似たような展開。
あの年のラスト1200mは69.3秒で先行馬で残ったのは1コーナー5番手のアルアインだけ。

今年はラスト1200m69.8秒でラスト1ハロンで0.8秒と大きく失速したように先行馬に不利な展開になった。

はい、私の見解では先行馬に不利になりました。

その中で勝てたべラジオオペラは強いです。

ダービーは上位4頭がタイム差なしで上がりが一番速かったのがべラジオオペラ。
その中でカナロア産駒のべラジオオペラの成長力が他の3頭より優れていたのか。

私の反省点
前走でプラダリアに負けたことを重視してしまった。
プラダリアは去年の京都大賞典で初めて走る京都で期待した。
『青葉賞は勝ったがその後はどの競馬場でも少し足りない。
ならば走った事のない京都で期待して何が悪い!』
その後京都でGⅡを連勝したことを考えればプラダリアは京都が得意な馬
京都適性の差で負けたべラジオオペラの巻き返しを予想すべきだった。
枠の並びでいい位置から競馬できそうだとは予想したが、スローを見込んで積極的に前を取りに行った騎手は良かった。
結果的にロングスパートになって前に厳しい展開になったがそれを跳ね返す強さがあった。
宝塚記念、秋天と共に期待できる。

横山和生騎手のコメント
「この馬と重賞は獲れていましたが、ダービーの悔しさをずっと忘れられなくて、絶対今回はこの馬と一緒に勝ちたいと思っていたので最高に嬉しいです。馬場の様子を見ながらでしたが、ベラジオオペラ自身がとても操縦性のいい馬なので思い切って運びました。

 馬の状態も良かったので最後も良く凌いでくれました。あのような形(追い比べ)になると強い馬なのですが、馬には無理言って動いてもらったので本当に良く凌いでくれました。(上村調教師は)ずっとお世話になっているので、馬はもちろん上村先生、厩舎スタッフの皆さんに恩返しができたことは嬉しく思います。

 良く言えば軽いのですが、緩さも残っているのが上村先生との共通認識なので、これから先どんな成長を見せてくれるのか本当に楽しみです。今後もベラジオオペラを応援して下さい」

2着 ローシャムパーク

二日連続で戸崎騎手にやられました><
騎手のコメント通り、スタートで遅れたと見るやすぐに外へと移動しています。
2コーナー出口で馬が行きたがっていたようにペースも遅かった。
この馬は脚が長くて走行フォームが大きいので内ラチ沿いの後方で待機するよりかは良かった。
しかし、自分で上がって行ってから1200mのロングスパートはこの馬にもスタミナ面で非常に厳しかったのも確か。
それに釣られて上がって行ったソールオリエンスが直線で失速したように外をマクって行くのはスタミナ面で厳しくなる。
それで2着に粘るのだからこの馬が強かったという事。

私の反省
評価できなかったのは例年の大阪杯が外差しに厳しい展開が多い事。
香港でのプログノーシス比での失速の大きさで評価を下げた事。
オールカマーでの強い馬達を相手にしての勝利を過小評価してしまった事。
田中博康調教師がレモンポップなど強い馬でも海外遠征で失敗続きなのを考慮に入れれば香港での結果は参考外にするべきでした。
当日のレースを見れば外の差しもOKだった。
梅雨で馬場が荒れれば宝塚記念で期待できる。

戸崎圭太騎手のコメント
「内枠だったので、スタートが決まれば前に行くことを考えていたのですが、スピードの乗りが悪く、途中から動いていく作戦に切り替えました。いい感じで上がっていくことができて、イメージ通りで進めることができました。

 手応えは良かったのですが、勝った馬と同じ脚になって、後ろからも詰め寄られてしまいましたので、途中の上がっていき方がこれで良かったかどうかはわからないです。馬の成長は感じましたし、雰囲気は良かったです」

3着 ▲ルージュエヴァイユ

あと一歩、1mあれば逆転できていたよね><

1コーナーで②が外に移動していたのもあり、後方で内に入れた。
②や⑩が外を上がって行った時に迷ったのだろう、馬群の外へ少し移動したが、思い直して3コーナーでは内に入れた。
4コーナーから直線にかけて内ラチ沿いが空いて前に進めたが、ラスト200mからは⑤が下がるのを待ってからできたスペースに飛び込み、ゴール前で猛追したがほんの少し届かず!

予想は外を差してでしたが、内の狭い所を抜けてこれたのは大きな収穫(エリ女は内に大きなスペースがあった)。
体重も減っていて仕上がっていた。
追切の動きが良かったそのままを出してきた。

菅原明良騎手のコメント
「上手く内に入れることができて、思った通りの競馬ができました。折り合いも良く、モタれるところも出さず、とてもいい状態でした。しっかり伸びてくれていますし、悔しいです。ものすごく悔しいです」

4着 ◎ステラヴェローチェ

先行するかと思ったが、今日の芝レースの傾向からは真ん中の位置取りは悪くない。
結果的に1200mのロングスパートになる前に厳しい展開にもなった。
4コーナー出口での外への出し方も悪くない。
力は出せた。
今回はメンバー的にもチャンスだと思ったんだがなー。

酒井学騎手のレース後コメント
「ハナに行くことまで考えていたのですが、思ったより進んでいきませんでした。それでも、我慢するところで我慢して、直線の手前では手応えもありましたし、しっかり反応してくれました。想定と全く違う形でも力を出してくれました。改めてすごい馬だと思います」

6着 △プラダリア

京都巧者ですね。

池添謙一騎手のコメント
「行く馬がいなかったので、先行争いが忙しくなりました。ポジションを取ろうと促しましたが、他が速く、イメージよりも一列後ろになりました。

 タスティエーラの後ろで折り合いはつきましたし、外に出せましたが、伸び負けしました。ジリジリと頑張っているのですが。距離はあった方がいいと思います」

8着 〇スタニングローズ

力は出せるデキにはありましたが、先行には厳しい流れになった。

西村淳也騎手のコメント
「この馬のリズムでハナへ行きました。終始乗りやすく、脚も溜まっていましたが、最後の坂で疲れてしまいました」

10着 △エピファニ―

スタートでやや遅れしかも前を閉じられた。
後方待機で上がり4位タイの脚を使ったが後ろ過ぎた。

11着 △タスティエーラ

ここまで負ける馬ではないので騎手も心配しているようにレース後に何か発表があるかもしれない。

松山弘平騎手のコメント
「スタートも良かったですし、道中のポジションも良かったです。いい形で競馬ができたと思ったのですが、結果を出せず申し訳ありません。これだけ負ける馬では無いですし、何も無ければいいと思います」


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