小倉記念 気になる馬達

小倉競馬場 2000m

小倉競馬場なのでゴールまでのラスト約1250mは下りと平坦。
前半に3mの上り坂がある。

この時期の小倉競馬場は非常に時計が速く、過去にトリオンフの1分56秒9、メイショウナルトの1分57秒1(稍重!)とレコードタイムを記録している。
この2回のレコードタイムの時は共に上位3頭が1コーナーで5番手以内。
超高速馬場の時は前で競馬していないと時計勝負についていけなくなる。

その一方で2020年のように最初の800mが45.9秒と過去10年で最速になると先行勢が潰れて差し馬が上位を占める。

血統を徒然なるままに

小倉レコードを出した馬の血統を見ると、
メイショウナルトはハーツクライxカーネギー、トリオンフはタートルボウルxダンスインザダーク。
今年の7月3日に現在のレコード1分56秒8を出したガイアフォースはキタサンブラックxクロフネ

3頭の共通点は、
ニジンスキー持ち、グレイソヴリン系持ち、リファール持ち

タートルボウルは7月小倉の中京記念を勝ったベレヌスとCBC賞で2着だったタイセイビジョンの父でこの時期に高速小倉が得意。
タートルボウルはナイトシフト系でナイトシフトはノーザンダンサーxチョップチョップ。
これはノーザンテーストのノーザンダンサーxヴィクトリアパーク(父チョップチョップ)に似てる。

キタサンブラックには小倉1200mでは欠かせないサクラバクシンオーを持っていて今後も小倉ではこの産駒からは目が離せない。

小倉2000mの過去3年で勝ち星1位ハーツクライと3位ルーラーシップ
ともにグレイソヴリン系のトニービン持ち。

モーリス産駒が成績◎
過去3年で【6-1-3-12】で勝率27.3%、複勝率45.5%
7月の博多Sでもルペルカーリアが1分57秒0で勝ちました。
今回出走していれば勝てたんじゃないかと思うけど骨折><

評価

勝ち負け
プリマヴィスタ レコード勝負ならおまかせ!

2,3着候補
マリアエレーナ 安定感では一番。軸にできる。
ムジカ   51キロはボーナスステージ!除外されなければ!
ヒンドゥタイムズ GⅢを勝てる力はある、去勢効果に期待
ピースオブエイト 2000mはギリギリだが小倉と斤量でなんとか。

掲示板
ジェラルディーナ 56キロが少し重いし、3着あるかどうか。
カデナ     前走をふまえてどういう競馬をするか。
カテドラル   夏男だがレコード決着になったら届かない。

馬達

ジェラルディーナ 56
モーリス産駒で自身も夏の小倉で2勝。
外を気持ちよく加速しながら周っているのでこのコースが合っているのでしょう。
1番人気になってしまいますか…
このコースなら確実に追い込んでくる。
しかし56キロかーORZ
この馬が捕まえられないような馬が何頭いるかがこのレースのポイントになりそう。

ムジカ 51
来ました!ボーナスステージ!
博多Sは小倉Aコースでも差し届くことを証明した。
しかし除外対象です><
外をジェラルディーナの後から追い込んできてゴール前で届かず2,3着!?
そこを51キロという軽ハンデでハナ差差し切っていた!
そんなムジカが見たい!

ヒュミドール 56
去年の2着
母父グレイソヴリン系でノーザンテーストのクロス持ち
去年2着した馬場は傷んだ稍重で今年の予想される良馬場高速馬場とは違う。
時計勝負に疑問

スーパーフェザー 54
去年の3着
前走の中京記念は△で9着
上り3位で0.5秒差。
4コーナーをいい感じでまわったと思ったが直線で外に行きたがって、前の開いたスペースを突けなかった。
騎手の腕かどうかわからないがわざわざ前壁になる方へと進んでいった。
直線では馬の顔が外を向いていたので外を走りたかったのかもしれない。
外枠で期待したいが難しいかな。

ヒンドゥタイムズ
8月小倉2000m好走アリ
去年の中京二つは気にしない方がいい。
これまで高速馬場の時計勝負を経験していない。
高速馬場の時にはいつもスローペースからの瞬発力勝負でブラヴァス、サンレイポケット、アーデントリー、アトミックフォースらと差のない競馬。
まだ引き出せていない能力がありそうな感じ。
GⅢを勝てる能力は見せている。
去勢がきっかけになれば面白い結果になるかもしれない。

プリマヴィスタ 53
高速馬場と言えばこの馬。
5月の中京2200mで2分9秒0のレコード勝ち。
2000m通過は1分56秒9
あのレースは最初の600mが32.9秒と前が後続を大きく離した展開。
後続も長くいい脚を使わなければいけない、高い心肺能力とスピードの持続力が求められる展開で勝った。
高速馬場で速い時計勝負で強さを見せた。
目黒記念は時計勝負にならない展開で0.3秒差は悪くない。
前走は後方のまま届くわけもなく参考外。
33秒台の上りが一度もないように瞬発力勝負は向かない。
父ハーツクライで母方にニジンスキーは◎
母父クロフネはレコードホルダーのガイアフォースと同じ。
レコード勝負になればこの馬の勝ち!

マリアエレーナ 55
去年の7月小倉2000mを快勝。
反発力を活かす高速馬場的な走り。
今回の騎手はその時の松山騎手。
前走は▲で2着。
今年は冬でも走ったが夏で元気な芝の反発力のある馬場の方が得意。
55キロは他馬との比較でほんの少し重い。
2,3着候補

ピースオブエイト 53
ダービー最下位。
高速馬場で先頭が1000m通過58.9秒を3,4番手追走。
直線に入ったころにはすでに疲れていた。
ラスト400m付近で後ろから抜かしてきた馬達に前を狭められてブレーキがかかったために大きく後退した。
2000mはギリギリだねー。
小倉は後半が下りなのはこの馬には助けになりそう。
53キロという斤量の恩恵と合わせてギリギリ3着の可能性もある。

カデナ 57.5
最後方からでは前走以上はない。
2020年の小倉大賞典や大阪杯のように上手く立ち回らないと勝ち負けまでは持ち込めない。
今村騎手が前走をふまえてここでどういう競馬をする興味がある。
馬をしっかりと追う事はできていたので作戦次第では面白い存在。

カテドラル 57
夏男
新馬戦で2000mを使ったくらいなので距離は大丈夫だろう。
その新馬はトーセンカンビーナ、ブラヴァス、ダノンチェイサーと層が厚い。
京成杯の大敗は冬で野芝が枯れた馬場だったからではないか?
レコード決着まで速くなったら届かない。


タガノディアマンテ 56
京都記念のように前で競馬できれば面白そうな馬。
時計勝負の実績はなく少し時計のかかる馬場の方がいい。
マリアエレーナの方が京都記念よりも斤量で1キロ重くなるが、小倉高速馬場で逆転されると思う。

タガノパッション 50
オークス4着だがレースぶりに難しい所がある。
この馬の長所を出せる展開や位置取りになるのが難しい感じ。
ここ2走はいい感じで走れているのでムジカさんが出走できなければチャンスがあるかもしれない。


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