AJCC キングオブコージおめでとう><

勝ち馬 キングオブコージ

勝ち時計 2分12秒7
レースラップ 12.5 - 11.4 - 12.6 - 12.3 - 12.4 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.2
前後半(1000mづつ) 61.2-59.4秒

中山の1800~2200mのコースでハイペースかスローペースかを判断するには前半600mにある5.3mの上り坂を考慮にいれなければいけない。
東京競馬場のように前後半を単純に比較すればいいコースではない。

今回の前半600m通過は36.5秒と過去のレース比べて普通。
普通というのはその前半600mのペースがレース結果を左右しないという事。
悪くない入りだった。

今年の特徴は下り坂にさしかかった残り1200mから12.1 - 11.9 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 12.2と息の継げない持続力勝負になり前には苦しい展開になった。

9レースの若竹賞のタイム1分49秒1を過去のデータと比べると今年の若竹賞のレベルは例年よりも少し高く、AJCCは先行好位勢が少し力が足りずに踏ん張れなかったレースと考えられる。

おそらく今年のAJCCにソーヴァリアントが出ていたら勝っていたと思う。

今日の芝レースをみてもここまで追い込みが決まる馬場ではなかった。
若竹賞では単勝1.7倍のイルチルコが1番枠ではあったがルメール騎手は下げて届くと思っていたのだろうが、結果的に足りなかった。
確かに距離が短いとは思うが、それでも前走の葉牡丹賞で見せた差し脚はなかった。
イルチルコよりももう一列前でないと届かない馬場に見えた。
ルメール騎手は5レースの2200mでは一番人気でマクって4コーナーで先頭に並びかけ快勝もしていたので彼のイメージには前有利があったのは間違いないだろう。
その結果がオーソクレースでの4コーナー先頭だ。

オーソクレースは1番人気になってしまったが、目標とするレースはまだ先だし、仕上げてこなければ力を発揮しづらいタイプみたいだ。
セントライト記念は3着とはいえ、走りは良くなかったし、内が事故らなければ5~6着なレースだった。
今回は見送って正解だった。
次のレースでは買いたい。

勝ったキングオブコージはまさに叩き3戦目というレースを見せてくれた。
欧州色が強い血統は叩き良化型が多いのだがこの3戦でお手本のように仕上げてきた。
半兄のガイヤースも長期休養を何度も挟みながら良くなって行った。
次のレースは微妙に間隔が開くがドバイか?

1着 ▲キングオブコージ
スタートはタイミングが合わず、立ち上がるようにゲートを出た。
あっさりと一番後ろになるが1コーナーまでに②の前に出て後ろから2番目。
残り600m手前から前の⑭マイネルファンロンの後について外を上がって行った。
4コーナー出口では前を射程圏内に。
外回りは緩やかなカーブになるので勢いをつけて外をまわすのは有効な手段。
馬場のいい大外の方が伸びも少し良かった。

2着 △マイネルファンロン
好スタートも無理をさせずに後方3番手。
残り600m手前から仕掛けて外を周って上がって行き、4コーナー出口では先頭に並びかける。
一端は先頭に立つがマークされる格好になった勝ち馬にかわされて2着。

松岡騎手のコメント
「馬は良かったです。後ろの位置で展開はドンピシャだと思って動いていきましたが......。勝ち馬の騎手は冷静に、もうひと呼吸置いてから動きました。こちらもひと呼吸、我慢出来れば良かったと思います。馬はよく走ってくれました」

追い出しのタイミングは間違っていないと思う。
キングオブコージはマイネルを見て動いていたし、キングに先に行かれたらキングとアサマが外壁になって4コーナー出口で前の⑬が壁になった可能性もある。
今日できる最高の騎乗だったと思う。

『これだけ凡走が続けばそろそろ走りたくなるだろうという追切だった』
と判断したのは正しかった。
説明するのは難しいけど追切で馬に走る気が見えた。
血統的にも馬体的にも冬中山は合うし、凡走続きの後で好走の条件はそろっていた。
今日は目一杯走ってゴール後は先頭に立っていたからストレス発散は済んだ。
今頃は気分さっぱり賢者モードだろう。
次はおそらく走らない。

3着 〇ボッケリーニ
好スタートから1コーナーを4番手で。
3-4コーナーで全体がペースアップした時にボッケリーニは少しポジションを落とす。
4コーナーでがら空きになったインに果敢に突っ込んだ。
荒れた内を走って3着確保。

横山武騎手のコメント
「直線で内を突くつもりはなかったのですが、4コーナーで外がゴチャついていて、外に行っても前が壁になりそうだったので、荒れているのは承知で内を突きました。直線の反応も良く、上手くいきました。一瞬ハマったと思ったのですが......」

冬中山にピッタリの血統だしこの馬は内での立ち回りも上手いので今日の結果につながった。

4着 アサマノイタズラ
気管支は良くなったみたいですね。
今日は嶋田騎手が欲を出さずに馬のリズム第一に乗ったのが好走につながりました。
皐月賞とか騎手の『何とかしてやる』という意気込みが空回りして馬が力を出し切れないレースが多かったので今回は騎手で切りました。
しかし、一度降ろされて原点に帰ったいい騎乗でした。

嶋田純次騎手のコメント
「折り合ってリズム良くいければ走れると信じて、後ろから行きました。4コーナーが近づくにつれて手応えが良くなり、これなら交わせるかと思ったほどでした。せっかく乗せて貰って、3着は確保したかったところですが、改めて能力を感じました」

本当に騎手の仕事は『折り合ってリズム良く』、これに尽きると思うんですよね。
その上で何ができるかを考えるべきなのですが、上手くない方は『馬のリズム』を軽視して自分のプランを押し付ける傾向が強いように見えます。

アサマノイタズラに関して言えば、セントライト記念の出来と走りなら勝てるレースでした。
次も差しが利く馬場なら買いたいですね。


5着 ◎ポタジェ
1コーナーを⑪と並んで6,7番手
向こう正面では少し位置を下げた。
3-4コーナーで外に出したい時に後ろの3頭が壁になって出れない。
4コーナー出口で⑭マイネルファンロンの後ろから出ようとする。
微妙に前が邪魔で思い切り追えない。
スペースがなくムチを打てなかった。
残念なレースだった。

脚を余したといえば9着のエヒト。
直線で前壁でブレーキも入っていた。
ゴール後の勢いも良く次に期待したい。

馬券的には

やはり予定調和が働いたというか、イヤ、ただの凡ミスで外してしまった。

いつも保険で◎〇▲3頭軸で△3頭2,3着の3連単60点は買っていたのですが…

なんと!△⑭を2着にチェックし忘れるという痛恨のミス。

それで7200倍を逃すという…

ちょっと今日は眠れません。
たぶん明日は起きれません。

なんか昔からこうなんですよね、いい事があった後にはそれを打ち消すかのように悪い事が起こる。
まぁ、自分のミスなんですけど。

それでも痛い、痛いよ7200倍ィィィ…

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