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株:3月27日 需給イベント
このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっちゃ。
この記事にそそのかされて売買せんちゃ、こっぷんかー。
需給イベント
MSCI リバランス
世界的な株価指数MSCIは年に4回(2月・5月・8月・11月)定期見直しを実施。
特に5月11月は規模が大きい。
TOPIX リバランス( FFW (浮動株利率)見直し)年に数回
毎月指数に組み入れられている銘柄の浮動株比率(FFW=Free Float Weight)を公表。
この浮動株比率に応じて、インデックスファンドはリバランスを実施。
浮動株が増加した銘柄は買い、減少した銘柄は売りとなり、その月の最終営業日の前日大引けに関連した需給が発生する。
FTSE ラッセル リバランス
3月25日、米株市場でFTSEラッセルの銘柄入れ替えが行われ、大きなイベントとなりました。ゴールドマン・サックスは、ラッセル1000に23銘柄、ラッセル2000に287銘柄が追加され、ラッセル3000からは163銘柄が除外されると予想しています。
日経平均定期入れ替え 例年 4 月 1 日と 10 月 1 日に実施
3 月 29 日(金)(発表は 3 月 4 日頃)
3 銘柄入れ替え の 可能性
新規採用候補:ソシオネクスト < 、 ディスコ < 、 ZOZO<3092>
除外候補は宝ホールディングス < 、 大平洋金属 < 、 住友大阪セメント <
3月権利付き最終日
3月27 日(水)
年金積立金管理運用独立行政法人( GPIF )リバランス
需給イベントの中で今注目したいのが年金基金。
昨日のアメリカ市場はNVIDIAを含めて取引終了の30分前から一気に下げに転じた。
ブルームバーグの記事には年金のリバランスの影響らしい。
『この日の取引は四半期末を控えてのポジショニングに大きく影響された。モルガン・スタンレーが先に示した推計によれば、最近の株高を受け、年金(日本、ノルウェー、韓国など)は従来の資産配分レベルに戻すために世界の株式を約220億ドル(約3兆3300億円)売り、債券を170億ドル買う必要がある』
![](https://assets.st-note.com/img/1711499691819-D5i1UZYs2T.png?width=1200)
金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は2023年の収益が34兆3077億円のプラスとなり、年間ベースとしては過去最高を記録した。
2022年末に189兆円だった運用資産額は2023年末に224兆円となり1年間で約2割増加した。
資産別の増加額は外国株式が14兆2973億円と最も多く、次に国内株式が12兆8773億円。
GPIFは従来、安全重視で国内債券を中心とした資産配分で運用を行ってきたが、国債利回りが極端に低下し「年金財政上必要な運用利回りを確保できない」との結論を下し、アセットアロケーションを「国内株式、外国株式、国内債券、外国債券に25%ずつ均等に投資する」とのスタイルに改められた。これが奏功して大きなリターンを叩き出せるようになった。
世界の年金基金におけるGPIFの地位は堂々の第1位。
2番手がノルウェーのGovernment Pension Fund(政府年金基金)、3番手が韓国のNational Pension(国民年金公団)
今年に入ってから日経平均は約17%上昇、米国株は約3.4%の上昇なので、この状態のままだと3月末のリバランスで株が売られる可能性はあった。
直近の運用資産割合(2023年12月末)は国内債券58.3兆円(25.77%)外国債券55.3兆円(24.44%)、国内株式55.8兆円(24.66%)、外国株式56.9兆円(25.14%)。
各プロダクトのリターンを考慮してリバランスさせると、国内株式は今年約17%増加しているので2兆円程度の売りが必要と試算している。
去年の6月も日経平均が急上昇した後に年金のリバランスでブレーキがかかった。
『株式相場の上昇は6月も急ピッチで、月末に年金売りが出る見込みだ。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が保有する国内株式の割合は年末の25.1%から27.4%に上昇したと同証券では試算する。国内株式の割合をポートフォリオ全体の25%に抑えるためには、5兆2000億円ほど売却する必要があるという』
![](https://assets.st-note.com/img/1711500705632-EqocNgiriG.png)
去年の6月も市場関係者は楽観的だった。
売り圧力による株価の下落は一時的と言う声もある。ピクテ・ジャパンの松元浩運用・商品本部シニア・フェローは、ETF分配金は「年中行事でもあるので、市場のかく乱要因とは見ていない」と話す。分配金が再投資に充てられることから、分配金がどこに向かうのかを注視しているという。
明治安田アセットマネジメントの永田芳樹シニア・ポートフォリオ・マネジャーは年金のリバランスやETFの売りを念頭に置きながら「7月上旬くらいまでは相場は調整する可能性は高い。ただ、そこはいい買い場になるのではないか」
しかし!
現実には去年の6月の高値を抜けるのは今年の1月10日まで待たなければいけなかったのだ。
6月の上値が上値抵抗線になって何度も跳ね返されるとは予想できなかったのだろう。
![](https://assets.st-note.com/img/1711501443227-EIVnAxvAPp.jpg?width=1200)
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