株:パランティア好決算

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するだす。
この記事にそそのかされて売買しないだす、ビッテ。

いやー来ましたねーパランティア。
生成AIがハード面で大きな利益を上げることができるのはNVIDIAとスーパーマイクロが決算で証明しているがソフト面ではまだ前例が少なく市場も態度を決めかねていた。
商業部門での契約の急増は生成AIプログラムによって効率化を図りたい民間企業の多さを物語っている。

アナリストたちが知りたいのは、具体的に生成AIの導入がどのくらい収益に貢献したのかというのを誰が見てもわかる数字で表してくれることだ。
去年まではAIという言葉を使えばなんとなく流行に乗っている雰囲気があったが、アメリカの株価がここまで高くなってくるともっとハッキリとした生成AIの貢献度が知りたいのだ。
この貢献度がハードだけでなく、ソフト面でも明らかになればもう一つ上の株価が待っている。

昨日だってナスダック100で大きく上げていたのはONセミコンダクター9.5%、IDEXXラボラトリーズ8.53%、NVIDIA4.79%の3つだけ。
100以外ではスーパーマイクロは14.4%爆上げしていたけど他がなー。
メタはさすがに大きく窓を開けていたから利確が入るとして、マイクロソフト、AMD、アマゾンはマイナス。
他は上げていても1%前後。

ONは半導体メーカーで決算のガイダンスは弱かったのだがスーパーマイクロに引きずられて上昇した感じ

IDEXXは動物の健康診断サービスの会社で決算が良かった。

一部に偏りすぎている現状はあまり好ましくないのでこれからのソフト会社の頑張りに期待したい。

まとめ
2023年12月期の売上高を6億835万ドルとし
ザックスコンセンサス予想を0.81%上回った
心配された政府部門の成長の鈍化は商業部門の好調で問題なくなった。
キャッシュフローが改善し健全なキャッシュバランスを維持しながら、株主への資本還元や事業への再投資を行うことができる。
2023年初頭に発表した「人工知能プラットフォーム」の価格を明らかにしていないので、いったいその生成AI商品がどの程度売り上げに貢献しているかをアナリストは知りたい。

パランティア・テクノロジーズは、2023年12月期の売上高を6億835万ドルとし、ザックスコンセンサス予想を0.81%上回った。


同社は過去4四半期で3回、コンセンサス予想売上高を上回っている。



同社は1株当たり0.06ドルの利益を計上すると予想されていたが、実際には0.07ドルの利益を計上し、16.67%のサプライズをもたらした。

この決算の前は市場のパランティア対する評価はまちまちだった。

ポジティヴな意見は『AIを搭載したバージョンのソフトウェアに対する強い需要に後押しされ、2025年第1四半期までに米国での商用ビジネスが10億ドルの売上高を達成し、2023年第3四半期の2倍以上に成長する』

ネガティヴな意見は『今四半期の連邦政府の取引活動が低調であるため、米商業部門の強さが相殺される

市場も判断がつかなかったのでパランティアの株価は S&P500の年初からの上昇率4%に対して約0.9%下落していた。

このネガティヴな意見が解決される見込みになったのが大きい。

米商業部門の収益は前年同期の12%増に対し、70%増の1億3100万ドルに急増した。
米商業収益合計は2億8400万ドルで、LSEGの予想を上回った。

第4四半期の総収入の半分以上を占めた主力の政府部門の成長は鈍化を続けている。
政府部門の売上高は、前年同期の23%増に対し11%増となった。

ライアン・テイラー最高収益責任者(CRO)がロイターに語ったところによると、同社は12月31日に終了した第4四半期に、それぞれ100万ドル以上の契約を103件締結した。

来期の収益のガイダンスはアナリストの予想を下回ったが、来年も収益予想が加速するという見通しによりカバーされた。

アレックス・カープ最高経営責任者(CEO)は株主宛の書簡で次のように述べている:



2024年には、持続的な収益性の向上により、調整後のフリーキャッシュフローは8億ドルから10億ドルに達する見込みです。

 私たちは、どのようなマクロ経済環境においても生き残り、成功するビジネスを構築することに引き続き全力を尽くします。

 2023年末現在、当社は37億ドルの現金、現金同等物、米国債を維持しており、これは前年から11億ドルの増加になります

キャッシュフローの改善も見られた。

パランティアの第4四半期のフリーキャッシュフローは2億9630万ドルで、前年同期比291%増となった。

パランティアは過去12ヶ月間に7億2,210万ドルのフリーキャッシュフローを生み出した。
この堅調なFCFマージンは、アセットライト・ビジネスモデル、規模の優位性、競争力の高いポジショニングに起因しており、健全なキャッシュバランスを維持しながら、株主への資本還元や事業への再投資を行うことができる。

パランティアは、情報収集、テロ対策、軍事目的で政府顧客と予測AIを活用してきた。
現在は、ヘルスケア、エネルギー、製造業におけるジェネレーティブAIの応用を目指している。

パランティアは、2023年初頭に最新の「人工知能プラットフォーム」を発表したがパランティアはその生成AI製品の価格を明らかにしていない。

投資家やアナリストは、パランティアが生成AIによる新たな収益源の開発の進捗の発表を期待している。

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