CBC賞 テイエムスパーダと今村騎手おめでとう!

1着 △ テイエムスパーダ

今年の3歳も去年同様に強い世代だし、斤量の恩恵は大きかった。
それでも今回脚光を浴びるのは今村騎手でしょう。

日曜日も8レースのポメランチェで2着に逃げ粘り、12レースでは1番人気ながら大外枠の馬で徐々に内へ移動しながら直線では一番内側を走る好騎乗。

これまでのJRAの女性騎手と比べて思うのは体幹がしっかりとしている所。
騎乗フォームにブレが少ない。
次に、リズムよく走らせる才能がある事。
首の上下運動と手の動きがしっかりとシンクロしている。
そして、周囲をよく見ている事。
当たり前のようですがこれを怠っている騎手はけっこういて、重賞レースをパトロールで見返しているとルメール騎手や福永騎手などのトップ騎手の方がリーディング下位の騎手よりも周囲をチェックしている回数がはるかに多い。
12レースで外から内へ移動する際にも前のスペースができそうな所と後ろから他の馬が来ないかどうかの確認作業をしっかりしている。

個人的な印象ですが、ホリードイル騎手と同じ系統じゃないでしょうか?

ホリードイル騎手も馬を気持ちよく走らせるのが上手い。
馬が気持ちよくストレスなく走れるから長距離でも結果を出している。
一番印象に残っているのは去年の3歳牝馬La Joconde。
エイダン・オブライエン先生のペースメーカーで単勝150倍で3着した去年のヨークシャーオークス。
その後もヴェルメイユ賞もペースメーカーで単勝46倍で3着している。
次のレースではライアンムーア騎手で10着w

今村騎手が今のところ得意なのはダート1800m以上
6月22日までで【10-5-5-33】
勝率18.9%、単回収率118%!!!
新人で単回収率100%を超える項目があるってスゴイよね。

これから芝の2000m以上でも結果を出してくると思うので今後も要注意の新人ジョッキーです。

テイエムスパーダですが、不良馬場でもナムラクレアの2着していますが硬い馬場でこそですね。
1000m通過が53.8秒は下り坂の恩恵もありますがアイビスSDの勝ち時計とほぼ同じ。
1000m路線も可能性があります。

前走の阪神ではいい走りができましたが、斤量が増えて上り坂のあるコースで重賞となるとどうでしょうか?
いずれにしろ今年の3歳も強いです。

2着 タイセイビジョン

さすが川田騎手でした。
内をロスなく周ってのイン差し。
去年57キロで4着なのですからおさえれば良かったのですね。

3着 ◎アネゴハダ

3-4コーナーのコーナリングでテイエムスパーダに離されている。
テイエムスパーダが内ラチ沿いをピッタリと周っているのに対して少し膨らんだ。
小回りのスピード勝負は少し劣るみたいだ。
最後にバテてもいるので1200のこの時計の決着も速すぎた。
1400m位のスピードがちょうど良いのかもしれない。

時計が速すぎながらも斤量の恩恵もあって3着に粘れたのは地力がある証拠。
どこかで重賞を勝てるでしょう。

4着 〇スマートリアン

やはりスプリンターですね!
後方から大外をまわしての4着は今後の1200m重賞で間違いなく上位を争える存在。
2着のタイセイビジョンとは進路取りの差。

7着 ▲スティクス

外枠から前に並びかけるのは辛かったか。
そしてこの短距離での超スピード勝負で先行して粘りこむにはサンデーサイレンスの血はマイナスだね。
差してくるのには良いけど、先行して粘りこむのは非サンデーの方が向いているか。

9着 △カリボール

馬群の中で包まれて4コーナーからスムーズに追えなかったね。
脚を余して負けた感じ。
時計も速すぎた。
これで人気を落とすなら次が美味しそうだ。

16着 △レジェーロ

テイエムスパーダに前に入られて少しブレーキをかけざるをえなくなり馬がリズムを崩して終了。
繊細なお馬さんなのでしょうがないです。

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