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ネオンターフカップ 気になる馬達

サウジカップは2020年に創設
メインのサウジカップはダートの1800mで今年からGⅠに昇格。
芝の3レース、ダートのサウジダービーとスプリントがGⅢになりました。

今年は2月26日土曜日に行われます。

オーソリティ出走予定の第1レース、ネオンターフカップは現地時間の午後1時スタート。
日本時間だと午後7時です。


キングアブドゥルアジーズ競馬場

サウジアラビアの首都リヤドにある競馬場。
キングハーリド国際空港から東へ約16キロ、歩いて3時間ちょっとの所にあるが普通は歩いて行かない。内側が芝コースで外側がダートコース


芝コース

1周約1800m
直線は約400m
小倉の芝コースよりもすこしコーナーがキツイ。

平坦なんだけど向こう正面の方がスタンド前より低い。
3コーナー地点が一番低くて、4コーナーにかけて少し上り、直線でもゴールに向かって微妙に上っているように見える。
ダートコースを含めてこの3コーナーからの緩やかな長い上りがこの競馬場の特徴ではないか。
ミシュリフが強いのもゴール前が長い上り坂のシャンティイでの実績があるからか。


第1レース ネオム ターフカップ 芝 2100m

スタンド前発走で最初のコーナーまで約360mの直線。
先行するなら内枠有利
コーナーはキツいのでミスプロ系など小回りうまい血統良さそう。
2年連続で逃げ馬が粘って3,2着。

2020年にはディアドラが2着している。
1着はPort Lionsでこの2頭は血統構成が似てる。
父がデインヒル系で母方にマキャヴェリアン。
Port Lionsにはトライマイベスト(ノーザンダンサーxバックパサー)でディアドラにはマルゼンスキー(ニジンスキーxバックパサー)
1,3着は単勝40倍
2021年は1着True Self(サドラー系xストームバード系)
平坦ヨークでの成績は良くないが、オーストラリアのフレミントンの2600mGⅢを連覇しているように整備された平坦馬場は得意
2着はアメリカの芝馬チャンネルメーカー(ミスプロ系xサドラー系)
前年に芝2400mGⅠを2勝しBCターフは3着。
3着に前走16着の単勝50倍。

説明不可能な人気薄が2年連続で馬券に絡んでいるので注意。

2021年はレース直前から雨が降り始めた。
勝ち時計2分10秒59
前半800mが約50.0秒で後半800mが約53.6秒
ラスト600mは約37.3
1着は中団待機から差し。
2着は2番手というかほぼ逃げ粘り。

2020年は勝ち時計2分11秒41
ラスト600mは約35.3秒(12.0-11.5-11.8)
スローペースからラスト400m勝負。
先に仕掛けたディアドラが後ろから来たポートライオンズに差された。
3着は逃げ粘り。

やっぱり最後の直線は上りだと思うんですよ。


評価

3着候補
Pyledriver
オーソリティ 
Grocer Jack

掲示板候補
Ebaiyra
Port Lions

出走予定馬

オーソリティ
オルフェーヴルxシンボリクリスエス
2400m以上をこなすスタミナ〇
左回りの東京3勝2着2回◎
冬の中山で2回凡走しているのは時計のかかる馬場に不安が残る。
距離が長かったとはいえ、得意の東京でも冬にGⅢ2着と負けている。
しかし、ここ2走は体重も増えてしっかりしてきたようにも見えるので不安は杞憂におわるか。
好位で競馬できるのも有利。
3着以内

Pyledriver 好位
ハーバーウォッチxルアーヴル
今年こそは順調にスケジュールを消化してほしいものです。
香港ヴァーズ2着で整備された平坦馬場での適性も示した。
ディアドラも前年に香港ヴァーズ4着だったし、関連性はある。
騎手が早仕掛けするのでゴール前で差されるかもしれない。
最後の直線は平坦か下りの方が得意なので上りだどう影響するか。
2100mなので持ち前のスタミナでなんとかなるかもしれないが。
ここで負けてもドバイで期待したい。

Channel Cat 好位
ミスプロ系xサドラー系xバックパサー系
去年2着のチャンネルメーカーと同じ父で母父もサドラー系。
前走の1800mG1は5番手で外々を周って9着。
スローからラスト3ハロン34.60、特にラスト2ハロンの瞬発力で劣った。
得意な距離は2200m以上なので1800mの決め手勝負は合わなかった。
今回は2100mなので5着位か。
血統的に3着の可能性もある。

Grocer Jack 好位
オアシスドリームxサドラー系
ミルリーフ4x5x6
オアシスドリームにはサーアイヴァー、ダンシングブレーヴがあり速い時計にも対応できそう。
母方にはキングズベスト、アカテナゴもありタフな馬場も得意そう。
2020年のドイツダービーではインスウープ、トルカータータッソに次ぐ3着(禁止薬物で失格)
スタートはあまり良くない
前走ドイツの2000mGⅢではレースのラスト3ハロン11.66-11.24-11.51を3番手から差し切った。
追ってからの脚の回転も速く、いい瞬発力を持っている。
今年の1月にドイツから転厩してウイリアム・八ガス師の所属になった。
堅い馬場が得意そうな走りをしているので整備された競馬場で走りそうだ。
オーソリティ、パイルドライバーを負かすとすればこの馬。

Magny Cours 差し/まくり
サドラー系xAPインディxリファール
去年のドバイワールドカップ3着
去年は芝でもロンシャンの不良馬場2000mGⅡでドバイオナーの2着やサンクルーの不良馬場マイルGⅢ勝ちなど重馬場得意。
前走は11月のバーレーンの2000mGⅢ3着と固い馬場でも頑張った。
中東ではダートの方が走ると思う。

Ebaiyra 先行/好位
ディストーティドヒューマーxロックオブジブラルタル
この競馬場に向いている血統だと思う。
香港ヴァーズ3着。
2着のパイルドライバーからは0.37秒差だった。
去年は5月にラービアー相手に重賞を連勝し、サンクルー大賞でブルームの2着。
8月のドーヴィルの2000mGⅠで逃げてグランドグローリーの6着。
好位で折り合えば上り3ハロンで33秒台の脚も使える。
もしかしたらパイルドライバーを逆転できるかもしれないが3,4着候補。

Solid Stone 逃げ馬
シャマルダルxロベルト系
去年成績を上げてきた上り馬。
8.9月のGⅢを連勝してシーズンを終えた。
しかし相手もアルアージーが低調だったしレベルは高くなかった。
今回はGⅠクラスが何頭かいるので厳しい。

Kaspar 先行
ピヴォタルxグレイソヴリン系
ドイツ調教馬だったがサウジに転厩したらしい。
重馬場なら。

Zuran Zuran
デインヒル系xグレイソヴリン系
アルゼンチンの2400mGⅠ勝ちでサウジに転厩


Eudaimonia 差し/追い込み
スタートはあまり上手くない。
良馬場での経験が少なく未知の魅力もあるが不安の方が大きい。
 
Harrovian 先行
ブラッシングブルーム系xサドラー系
去年11月にオールウェザーでパイルドライバーに半馬身差の2着。
斤量は3キロ軽かった。

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