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NHKマイル 2024 ジャンタルマンタル おめでとうございます!


日曜の東京競馬場

土曜に散水してクッション値は9.4。
昨日の9.5から少し下がったが大きな違いはない。

今年は例年よりも直線で内が悪くなかった。
3勝クラスの1600mの直線での進路どりを見れば過去3年よりも内側を走っている。

今年の1600m3勝クラス
去年の1600m3勝クラス
2022年
2021年

勝ち時計 1分32秒4

レースラップ 12.3 - 10.7 - 11.3 - 12.0 - 12.0 - 11.4 - 11.2 - 11.5
前後半(800m)46.3-46.1

1000m通過58.3秒は過去10回の良馬場NHKマイルで3番目に遅い。
後半46.1秒は過去10回の良馬場NHKマイルで最も速い。
後半46.2秒だった2017年は1分32秒3で1着アエロリット
後半46.3秒だった2015年は1分33秒5で1着クラリティスカイ
後半46.3秒だった2021年は1分31秒6で1着シュネルマイスター、2着ソングライン。

勝ち時計が遅かった2015年のレベルは高くなかったが今年に近い勝ち時計の2017年のアエロリットは安田記念2着2回、秋天3着とこのレースの後もトップレベルで活躍した。

ジャンタルマンタルは朝日杯1着、共同通信上り2位2着、皐月賞4着、NHKマイル1着のアドマイヤマーズに似た戦績。
そうなると香港マイルでの活躍が期待できる。
ドバイターフも良さそうだ。

1着 △ジャンタルマンタル

ちょっと力が違いました。
つまらない理由で評価を下げた私がバカでした。

つまらない理由その1は枠の並びから外3列目先頭になる可能性があった事。
その予想通り外3列目先頭になってしまったが意に介さずに完勝。
有力馬にトラブルがあったのも助けになった。

つまらない理由その2は中間の追切の軽さ。
速い追切をすればいいってもんじゃないのはわかっているんですけど、わかっていなかった。
皐月賞は積極的に勝ちに行った厳しいレースだった。
この中間は速い時計がでないように手綱を引いて馬が速く走らないようにしていた。
それを『疲れがあるのかな?』と考えてしまったが強かった。

追切は鍛えるだけでなく、調子を落とさないようにする追切もある。
速い時計でなくても動きが良ければいい。
でも、今回はちょっと余計な事を考えすぎてしまった><

まぁ、まいどの事ですが、評価通りに買っておけばいいというorz
期待値という夢を追いかけた結果なのでしょうがないです。

数は少ないですが過去10年で皐月賞で5着以内だった馬は2頭出走して2勝。
ジャンタルマンタルで3頭が全て1着。

川田将雅騎手のコメント
「本当によく頑張りました。(この馬が一番強いと)お見せできればという話をしていましたが、1600mで走ることに関しては絶大なる自信を持っていますので、この同世代であれば、普通に走りさえすれば負けることはないと思っていましたので、ただ、皐月賞からの中2週というところで、疲れがどうなのかなというのは一番の懸念点でしたが、それでもこうやって勝ち切ってくれましたので、やはり素晴らしい走りができる馬だなと思います。

 彼のリズムを大事にしながら、とてもリズムよく走ってくれました。とても雰囲気よく道中回って来られましたし、もう負けることはないなと思いながら道中乗れるくらい、素晴らしい雰囲気でしたので、あとはもう無理しない程度に、とはいえGIなので、最後までしっかり走りきってというところでした。

 朝日杯FSもこのレースも素晴らしい走りを見せてくれましたし、適距離ではない皐月賞でもあれだけ頑張って、素晴らしい走りをしてくれていましたけれど、これから、よりこのマイルという距離で、この馬が日本で一番強いんだというレベルまでいければいいなと思っています」

高野友和調教師のコメント
「皐月賞後は馬の状態に合わせながら調整してきました。表面的には競馬にいっても問題無さそうでしたが、体の芯はそうではなかったと思います。冷静に走れるように、騎手に安心して乗ってもらえる操作性をと、スタッフ一同でケアしてきました。川田騎手も完璧にエスコートしてくれました。

 今後は夏休みといいますか、馬の回復にあてたいと思います。距離に関してはもう少し長いところもこなせると思っていますし、馬の成長次第で考えていきたいと思います」

2着 ▲アスコリピチェーノ

位置取り完璧。
ジャンタルマンタルの内側で前に壁を作っていた。
ジャンタルマンタルより圧倒的に有利だった。
あとは直線でジャンタルマンタルの後ろについて行ってゴール前で差すだけだった。
しかし、直線でルメール騎手は焦ってしまった。
残り400mでなかなか追い出さないジャンタルにしびれを切らして内に進路を求めてしまった。
そして渋滞するところに突っ込んでブレーキ。
ルメール騎手がこんなミスするのは珍しい。
残り400mなんて焦るところじゃないのに。
グランアレグリアの時も出遅れからかなり強引な騎乗をしたがそれに継ぐレベルでヒドい選択をした。
あそこはジャンタルが強いのを信じてジャンタルが前に出るタイミングでその後ろについて行くのがセオリー。
そして残り200mでジャンタルの外に出して競り合いに持ち込む。
ゴール前ではロジリオンを差し返しているし非常にもったいないレースだった。

ルメール騎手のコメント
「すごく良い競馬をしてくれましたし、良いポジションを取れました。最後は狭くなりましたが、また良い脚を使ってくれました。1600mはベストで、もう少し長くても大丈夫です」

3着 △ロジリオン

3コーナーまでにアスコリピチェーノの後ろを取れた。
直線では残り400mまでにジャンタルのの外に出せた。
(つまり、アスコリピチェーノはもう少し我慢すればジャンタルの後ろをついていけたのに)
前2頭とは力の差があった。
王道GIの上位馬は強い。
ただ、この馬は高速馬場での反発力を使う走りができるのでこれからも馬場が速い時に活躍する。

戸崎圭太騎手のコメント
「会見でも言っている通り、馬は成長していました。競馬は元々上手でしたし、フットワークも良かったので、ある程度良いレースが出来るのではないかなと思っていました。競馬もやはり上手でしたし、強い相手に頑張ってくれています」

4着 ゴンバデカーブース

ジャンタルやアスコリを前に見る位置を確保。
直線では早めに外に出した。
追ってからの脚に力強さが無かったのが順調さを欠いた事のあらわれ。

モレイラ騎手のコメント
「この馬はまだキャリア2戦しかしておらず、GIへのチャレンジは大きなステップアップでした。休み明けを考えれば落ち着いていましたし、レースを2回しか使っていないとは思えないおとなしさを見せてくれました。リズム良くレースができ、直線で外に出してからは長く脚を使ってくれました。最後は脚が上がってしまいましたが、いい内容だったと思いますし、これからさらに成長していってくれると思います」

5着 イフェイオン

阪神の桜花賞よりも東京のNHKマイルで成績が良かったのを覚えておきたい。
おそらく阪神ではこれからも下りで軽い脚を使える馬に負ける。
阪神と東京の違いは阪神はラスト600mが下り→上りだが東京のラスト600mに下りがない事。
グレイソヴリン系が強く出ている馬にその傾向が多いように思う。

西村淳也騎手のコメント
「一度桜花賞を使って、良い意味でガス抜きになりました。返し馬は少しファイトしていましたが、レースは手の内に入っていました。女の子ですが、これだけ良いメンバーで掲示板を取れましたし、今後の未来は明るいと思います。楽しみです」

6着 △チャンネルトンネル

ゴンバデカーブースの内側でレース。
直線ではロジリオンの後ろのスペースを進んで行ったが思ったよりも伸びなかった。
おそらくパドックから体力を消耗していたのかもしれない。
坂路の追切は真っすぐ走っていて落ち着いていると思ったのですがレース当日はどうしてもテンションが上がってしまうのですね。

岩田望来騎手のコメント
「きついローテーションでしたが、テンションもそれほど爆発することなくレースを迎えられました。良い内容で走れたし、ぎりぎりの状態のなかでよくここまで走ってくれました。また、秋にパワーアップした姿をみせられればと思います」

福永祐一調教師のコメント
「こちらが思っていた通りの体で出せたんですが、やはりパドックでのイレ込みが今回も改善できなかった。前回と同じくらいのテンションでしたが、あそこをやはり落ち着かせていけるかが課題なのかなと思う。気が高ぶっているなかでも上手に走ってくれましたし、最後も良く詰めてくれました。まだ、完成途上で理想的なフォームとは言えないなかでも力を出してくれました。今日に関しては、すごく強いメンバーでしたが、期待通りに走ってくれました。少し休ませてまた条件クラスからにはなりますが、少しずつ力をつけて、またこういった大きなレースに出走させることができる馬につくりあげていきたいです。(調教師としてのG1は)あんまり変わらなかった。G1だからというよりは、他のレースと同様にゲート内で暴れないかなとかそういったところが心配ではありました。G1だからと心境の変化もありませんでした。馬が平常心で走ってくれればとそういう思いでいました」

9着 ◎アルセナール

スタートで伸びあがるようにして遅れてしまったORZ
しかもシュトラウスが機嫌悪そうにしていたからなかなか内に入れなかった。
ほぼ最後方から直線勝負。
大外を上り1位でおいこむが届かず。
出遅れが痛かった><

横山武史騎手のコメント
「跨ってからの背中の感触が良く、返し馬、ゲート裏といい雰囲気でした。ゲートは最後入れで良いかなと思っていたものの、入ってから急に体勢が悪くなってしまい、整える間もなくゲートが開かれて、むしろ最後入れがアダとなってしまいました。腹を括って終いにかけて、実際に素晴らしい脚を使ってくれましたが、さすがにあのポジションからになった分が響きましたね…。上手くスタートを切れていればと思うと悔しいですし、いい結果を出せず申し訳ありません」

14着 アレンジャー

スタートで両脇の馬に遅れてしまった。
後手を踏んで予想以上に後ろの位置取りになってしまった。
直線では外に進路を求めたがスペースなく思い切り追えなかった。

17着 〇ボンドガール

好スタートから先行し内の2番手。
直線でさぁこれから!という時にルメール騎手のアスコリピチェーノが内に寄った影響を受けてブレーキ。
キャプテンシーとボンドガールはレースをあきらめた。

武豊騎手のコメント
「良い形だったんだけどね。直線で内から抜け出せる形だったけど、アンラッキーだったね」


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