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新潟2歳S 2024トータルクラリティおめでとうございます!


勝ち時計 1分34秒2

レースラップ
12.5 - 10.8 - 11.7 - 12.7 - 12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.7
前後半800m
47.7ー46.5

クッション値は8.9
2023年9.9、2022年8.8、2021年9.1

勝ち時計の1分34秒2は過去11年で5番目のタイム。

2017,2018,2019、2022年のように前半800mが49秒台の遅いペースになる事もあり単純な比較は難しい。

同じ日のマイルと比べようにも去年までは2勝クラスだったのが今年は3勝クラス。
今年は上り3ハロンが遅いのが気になるが、今年の3勝クラスマイルも1分33秒4で上がり1位から3位が33.7~33.8とやや遅いので気にしなくてもいいかもしれない。

新潟2歳SからGⅠ級が出るかどうかの判断も難しいが、
今年の勝ち馬は見た目以上に強いかもしれない。

外3列目先頭で勝利ですから、内で先行できたり、前に壁を作れればまだ上があります。
そして抜き返す勝負根性は馬としての向上心も高そうです。

2着コートリシアンは直線の短いコースの方がいいかも。
3着プロクレイアは力を出し切れなかった。

1着 △トータルクラリティ

新馬では3-4コーナーから外3列目先頭を走る不利がありながら内側を走った馬に勝ち、『着差以上の強さ』と評した。
新馬のラスト1ハロンの10.9秒も今回のメンバーではシンフォーエバーがL2で10.7、コートリシアンがL2で10.9、ジョリーレーヌL1で10.9と上位4頭に入るモノ。
なので3着まではあるだろうと△で選んだが、まさか1着だとは…

スタート良く、今回も外で風を受ける不利な位置。

10Rでは直線で内側を走った8,4人気が1,2着なので内が極端に悪いという馬場でもなかった。
それでも外の方が良さそうな気配はあった。
新潟2歳Sでの直線のやや外の進路どりは10R後の騎手達の判断なのだろう。

トータルクラリティは直線残り残り400m付近で先頭に立つが残り200mではコートリシアンに抜かされてしまう。

外3列目を走ってスタミナ切れを起こしたかと思われたが、抜かれてからストライドを再び伸ばして抜き返した。

気持ちの強い馬ですね。
外3列目先頭でこの強さですから、内で先行できたり、前に壁を作れればまだ上があります。
そして抜き返す勝負根性は馬として向上心が高そうです。

北村友一騎手のコメント
「2走目が大事だと思っていて、勝てて良かったです。スタートはすごく良かったです。返し馬のテンションがすごく高く、どこで抜けるかが大事だと思っていましたが、一番良いポジションで折り合って進められました。

 レース前から前走の勝ち方を見て、しぶといと思っていて、待ってヨーイドンになるよりは、自分で動くしぶとい競馬をしようと思っていました。この馬の良さが出てくれました。抜群に手応えがあったわけではないですが、しぶとかったですね。

 少しテンションが高い点が気がかりですが、そのあたりが大人になればと思います。フットワークや背中は良い馬です。もっと活躍できると思います」

2着 ▲コートリシアン

新馬の過去の傾向と内容から連対率は高そうだが勝ち切るまではどうかと思った。
『1着よりも2着の可能性が高いと予想しての▲』という評価は当たった。

3連複もいつもは◎〇▲-△3頭-印6頭の18点買いだが、この馬の3着以内は堅そうに思えたので⑥-④⑩③①-④⑩③①⑨の10点買いにした。

スタートはほんの少し遅れた。
新馬と同じく少し乗り難しそうな馬。
今回も前に壁を作ったが、馬が『俺のペースで走らせろや!ゴラ!』といきっていた。
3-4コーナーでも大人しくさせるのに騎手が大変だった。
これは慣れさせるしかない。

勝ち馬のスリップに入って、残り400mで外に出して追い出し、いったんは先頭に立つも抜き返されての2着。

父サートゥルナーリア同様に最高速に達してからの失速が大きいタイプかもしれない。
直線が短いコースの方がいいかもしれない。

菅原明良騎手のコメント
「元々気にしていた折り合い面がよくありませんでした。それでも、直線ではアタマくらいですが、1度は先頭に立ちました。力がありますね。折り合いがうまくいけばと思います」

3着 〇プロクレイア

スタートしてすぐ馬群の後ろに。
直線に入って内に移動するが、進路を探して徐々に外側に。
結局は一番外側まで移動してしまう><
前が開けて追い出せたのは残り150mから><
せっかく脚を溜められたのにそれをゴールまでに使い切れなかった。

4コーナーのコーナリングで外に出し始めていればもっと長くいい脚で追い込めたでしょう。
騎手の判断ミスです。

津村明秀騎手のコメント
「気の良い馬で、2戦目もあって、気が入っていましたが、返し馬をうまく終えられました。ゲートもうまく出て、道中もスムーズでした。最後もしぶとく脚を使ってくれました。まだまだ成長しそうです」

5着 △ジョリーレーヌ

道中は内の後方で脚を溜め、直線に入り外に進路を探したが常に前に障害物(馬)がいる状態でスムーズに走れていない。
次のレースは直線でスムーズに追えるかどうかで変わってくる。


石川裕紀人騎手のコメント
「良い感じでレースを進めることができましたが、残り200mで止まりました」

6着 △スターウェーブ

内ラチ沿いの前から3頭目で折り合い、直線でも内を不利なく追えたが6着まで。
10Rまでは内も悪くなさそうだったが、このレースでは外有利に見えた。
もしも内の悪い馬場を走ったのが原因なら次で巻き返す。

9着 ◎シンフォーエバー

前走12.8 - 11.6 - 12.5 - 13.1 - 12.6 - 11.6 - 10.7 - 11.0
今回12.5 - 10.8 - 11.7 - 12.7 - 12.0 - 11.7 - 11.1 - 11.7

ラップを見れば次は中団で控える競馬を試すべき。今回のペースで失速するなら先頭に立つべきではない。

岩田康誠騎手のコメント
「何とか辛抱して、楽に行けました。ただ、追ってからの反応が良くなく、パワーだけで走っている感じです」



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