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マイルチャンピオンシップ 枠順感想

また日曜に雨なのか!?

金曜の夕方の時点では日曜の雨の確率はフィフティフィフティ

阪神外回りの重馬場は内回りと少し違うので軽くおさらい。
外回りの方が最後の直線で馬場の悪い内側を避けれる傾向にある。

先週の5レース新馬戦では稍重だったが先頭はすでに直線では内を開けて走った。
勝ったのは5番人気で後方待機して直線では馬群の中では一番内を走った馬。
父ブラックタイドで母父グラスワンダー。
ロベルト系は重馬場得意だし、騎手も馬場が合っていたとコメント。
重馬場が得意なら少し内を走っても大丈夫。

しかし、基本はあくまで外。

2021年の大阪杯、逃げたレイパパレは直線で大きく外へ進路を取った。
2番手のサリオスは内ラチ沿いへ向かってしまった。大型馬でパワーがあるので最短距離を行こうとしたのだろうが、柔らかい馬場ではパワーがあ空回りすることがある。特に500キロを超すような大型馬は危険。
表面が柔らかい馬場では脚抜きのいい軽い馬、ピッチ走法の馬、すなわちレイパパレの方が良かった。

開催後半の差し馬場で重馬場なら先行馬も直線で外に進路を取る。
2021年のアーリントンカップは連続開催の19日目。
2番手を進んだホウオウアマゾンが直線で外に進路を取って勝った。
先頭を走ったピクシーナイトはホウオウアマゾンより内を走って4着。
ピクシーは母父ダンシングブレーヴ系でこれも重馬場得意系。

2020年の桜花賞は阪神の連続開催16日目。
先頭を走った2頭は直線に入って馬場の悪い内を避けた。
スマイルカナは最後に疲労でフラフラしていたがそれでも後ろから差せたのはデアリングタクトだけだった。
1着ロベルト系、2着ダイワメジャー産駒、3着小型ディープインパクト産駒。

外差し傾向の馬場ではあるが、良馬場よりも重馬場になった方が騎手が思い切りよく外に進路を取れるので重馬場が得意な先行馬にとってむしろ有利な展開になる。

阪神の重馬場マイルで実績のあるロータスランド、ホウオウアマゾンは改めて要注意。

ホウオウアマゾンの前走スワンSは出遅れてその遅れを取り戻そうと脚を使って前につけた。
そのために最後に失速。
今回の方が前走よりはデキもいいし、去年も最内で5着と粘っている。
出遅れなければ見せ場をつくって掲示板内がありそうだ。

ロータスランドの追切がいい。
去年はラスト600mから11.1 - 10.7と最高速を求められる瞬発力勝負になり最後に失速。
勝った京都牝馬でも ラスト600mが11.1 - 10.7 - 12.1とMCS同様のラップで最後に大きく失速している。
スタミナ的にマイルがギリギリでしかもメンバーレベルの高いGⅠでは瞬発力勝負はまずい。
馬によっては10秒台のスゴク速いスピードを出すとその後に大きく失速するタイプがいる。
特にスプリンターにその傾向がある。
重馬場の米子Sを勝ちはしたが、パトロールで見ると直線で右往左往している。
右に左にヨレまくっているのはバテている証拠。
ラスト1ハロンは12.7秒だW
重馬場は良いのだが、マイルの重馬場はバテる

重馬場?

ロベルト、ダンシングブレーヴ(リファール系)、リボー、ヌレイエフ

ウインカーネリアン
ロベルト系でリファール持ち〇

シュネルマイスター
父Kingmanは重、不良のGⅠ勝ち。
産駒のパレスピア、ペルシアンキング、キンロスと重、不良のGⅠ勝ちで他の産駒も欧州の重馬場得意なのが多い。
さらに母系はドイツ血統!
重馬場も走る。

ジャスティンカフェ
エピファネイアxワークフォース
ワークフォースは不良馬場の凱旋門賞勝ち
不良馬場の新馬戦の走りから荒れ馬場と普通の重馬場は得意。
ポイントはアーリントンカップのような表面が柔らかい馬場。
直線半ばまでは良く走っているんですよ。
1分20秒ごろから脚が滑りだして最後は走る気無くしちゃった。
蹴り出す力が強いのでグリップが効かないと空回りしちゃうんです。
上り坂で滑ると最悪で全く進まなくなります。

エプソムカップは傷んだ内を走って、有利な外を走った馬達に先着された。
今回は外を徹底して走れば大丈夫。

セリフォス
ダイワメジャーxルアーヴル
ダイワメジャー産駒は重馬場で良く走る。
ルアーヴルは代表産駒が重馬場の鬼ワンダフルトゥナイト。

ダノンスコーピオン
カナロアxレキシ―ルー
良馬場ベスト…
首を前に大きく下げるのが心配。
でも外を走ればなんとか

マテンロウオリオン
ダイワメジャーxキンカメxトニービン
こちらは上半身強そうで重馬場大丈夫そう。

ソウルラッシュ
ルーラーシップxマンカフェ
うん、普通に走る。
問題ない。

ピースオブエイト
父ロベルト系スクリーンヒーローで母父オアシスドリーム
オアシスドリームにはダンシングブレーヴとミルリーフがあって重馬場とても良さそう。
良馬場ではスピードが足りないが重馬場は別。

展開予想

馬場状態で先行馬の力関係が変わる。
逃げ先行馬は②ウインカーネリアン③ダノンザキッド⑥ソダシ⑧ロータスランド⑫ホウオウアマゾン⑭ベステンダンク⑰ファルコニア

良馬場なら純粋に内側を走らされることになる②③⑥は不利。
外の⑫⑭⑰の後ろで溜めれた馬が有利。
中団の外側にいる馬も有利。

しかし、これが重馬場になると先行集団が外に進路を取るので先手を取れた1,2番手の馬が有利になる。
③ウインカーネリアンと⑫ホウオウアマゾンは重馬場なら馬券に入れたい。
中途半端に内を狙う馬は良くなく、先行馬達のさらに外を重馬場を苦にしない差し馬が狙い目。
真ん中より外の枠のセリフォス、ソウルラッシュ、そしてピースオブエイトが重馬場で走る。

わからないのが①マテンロウオリオンと④シュネルマイスター
①はおそらく下げて外をまわすだろう。
ただ、横山典騎手なので感覚的に空いた内に誘われてしまう可能性も無きにしも非ず。
④は去年の反省を活かして外を回すかもしれない。
スタートして流れ通りにレースをしても直線で内の良くない所を走るのでは勝ち目がない。
だったら前半でどうにかして外への道を探ろうとするんじゃないですかねルメールさん?

良馬場ならば、⑮ダノンスコーピオンがレースしやすそうないい枠。
⑦ジャスティンカフェ、⑩セリフォス、⑪ソウルラッシュもいい枠。

重馬場ならば、②ウインカーネリアン、⑭ホウオウアマゾンなどの先手を取れた馬達。
そして⑩セリフォス、⑪ソウルラッシュ、⑨ピースオブエイト、①マテンロウオリオン



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