関谷記念 気になる馬達

新潟競馬場 1600m

日本で最も直線が長い新潟の外回りで行われるレース。

直線が長いコースは『小回り+短い直線』で加速が十分にできない馬には天国。

特に大きい馬は小さい馬よりも加速に時間がかかるので直線の短い競馬場ではコーナーの途中から動き始める。
大きな馬はコーナリングが苦手な馬も多いので騎手の皆さんは苦労する。

しかし、新潟の外回りは長い直線のおかげで加速に時間がかかる馬でも十分に力を発揮できる。
2019年の関谷記念がまさにそんなレース。
554キロのミッキーグローリーが大きなストライドでゴール前差し切った。

2021年2着カラテ(520キロ2番目に重い)
2020年10番人気5着ミラアイトーン(558キロ1番)
2018年11番人気4着ヤングマン(538キロ1番)
2017年1着528キロ、3着526キロ(3,4番目)
2016年1着536キロ、2着522キロ(2,3番目)

520キロ以上の馬が人気以上に走る。

今年はゴールデンシロップ(532)、ダノンザキッド(526)

カラテ(520キロ)は中山では外を勢いよく周って加速する。
ミスプロ系があるのでなんとかコーナリングしながら加速できる。
そういえば、ミッキーグローリーやトロワゼトワルなど関谷記念の上位馬は京成杯AHや中山マイルで走る馬が多いよね。

今年中山マイル勝ちがあるのは、
ウインカーネリアン、ゴールデンシロップ

評価

今年の出走馬は新潟外回りの長い直線で力を発揮しそうな馬が多く混戦模様。
重賞実績馬もいるが枠や直線の位置取りで順位が左右されそうだ。

週末の天気も不安定だが稍重なら大きな影響はなさそう。

勝ち負け
イルーシヴパンサー 当然
ゴールデンシロップ 一発があるならこれ

2,3着候補
ダノンザキッド
ウインカーネリアン
エアファンディタ

掲示板
エンデュミオン 穴馬その2

馬達

イルーシヴパンサ― 56
東京競馬場で追い込んで届かなかった馬も新潟の長い直線で有利。
東京新聞杯は勝っているし、届かなかったのはGⅠ安田記念。
そんな馬が56キロで出れるのなら勝ち負け。

ウインカーネリアン 57
去年の春中山開幕週の高速馬場で好時計勝ち。
新潟マイルも2走前に勝ち、阪神でも勝った。
高速の持続力勝負に対応できているし時計も問題ない。
最近では大きく崩れたのは1年の休み明けだけ。
それでも0.6秒差。
3着以内の確率高い。

ダノンザキッド 57
マイルGⅠで2戦とも0.2秒差。
大きな馬体も好材料。
母父のダンチヒ系がマイルでの
暑さに少し不安はある。
当日に要チェック

ゴールデンシロップ 56
530キロの馬体と中山勝ちで穴馬候補
前走の東京マイルでも直線でジワジワと伸びてくる。
ああいう感じが新潟でも活きる。
母方にニジンスキーあるし、父のダンチヒクロスもトモの筋肉に貢献している。
父ハヴァナゴールドの産駒は1200m以下のスプリンターが多く、11秒前後の速いスピードの耐久力に優れている。
弥生賞はさすがに距離が長かったが、マイルでは折り合っていいスピードを見せている。
スタートは良くないのだがダッシュ力があるのですぐに好位を取れる。
久しぶりでどんな仕上がりはチェックしたいが、驚かせてくれるかもしれない。

エンデュミオン 56
迷走していた馬。
マキャベリアンのクロスあるし、北海道のほうがいいとは思う。
夏の新潟でも好走歴はある。
前走の中京マイルでは内ラチ沿いを進んでキレイに内が開いたラッキーYeah!
それまで苦労してきたからたまにはこんな幸運もないとね。
3勝クラスを抜けるのに時間がかかったけど重賞で通用する力はある。
穴馬その2

エアファンディタ 56
洛陽Sで斤量が1キロ軽かったとはいえダーリントンホールとファルコニアに先着したのは大きく評価したアイ。
特に馬群の中から外に出してからのゴール前の脚は異次元。
実質ラスト5秒で3馬身差をひっくり返した。
前走はお得意の追い込んで届かず。
これまでに何度も見た風景。
出遅れの危険性もあるが、こういう他の競馬場で追い込んで届かないタイプが新潟外回りで走る。

ザダル 58
8月新潟で32秒台の上りで1800Mを勝っているし、このコース悪くない。
去年の新潟記念は内枠で馬場のいい所を走れなかったので参考外。
上位の可能性はあるが、58キロ。
このメンバーでトップハンデは苦しい。

リアアメリア 54
牝馬で498キロは大きい方。
大きなフォームで新潟の長い直線は合う。
前走は大外枠から先行して4着。
先行したがそれでももっとスピードを出したそうだったからマイルの速い流れはいいかもしれない。
スタートで遅れることもあるし、大きなフォームなのでゴチャゴチャしない枠がいい。
前走でいい雰囲気になってきていたがそれでも1600Mは忙しすぎる。

ディヴィーナ 54
VMは好スタートを切ったのだが内で狭い所に入ってブレーキをかけざるを得ない展開。
スタート15秒ではソダシのすぐ後ろにいたのにブレーキしたせいで4コーナーでは3馬身近い差。
小型馬で長い直線での最高速勝負では劣るのであのブレーキは痛かった。
3勝を挙げた時のように前で競馬してこその馬。
特にジャスティンカフェに勝った時のようにラスト400mで急激なギアチェンジが必要な展開が得意。
小型馬のキレが活きる展開になればいいが、今回は難しいか。
大型馬がバランスを崩す大雨が降って水が浮くような馬場ならチャンス。

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