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2023年BCマイル(G1) サンタアニタ競馬場 予習


ブリーダーズカップマイル(G1)

サンタアニタ競馬場 芝1600m GⅠ

赤い矢印がスタート

スタートして最初のコーナーまで270m
コーナー4つの1600m
ゴール前の直線は270mと言われているが300mはある。

2019年のBCマイル

勝ち時計 1分32秒45
レースラップ(400m)
22.78-22.54-23.95-11.85-11.33
最後は差し馬達の加速ラップ
前半800mが速すぎた。

1着 ウニ アメリカ
父モアザンレディ(サザンヘイローxウッドマン)
母父ダンシリ
母母父(カーリアンxボールドルーラー系)
東海岸のマイルGⅠ2勝
差し

2着 ガットストーミー アメリカ
父(ストームキャット系xボールドルーラー系)
母父(アンブライドルドxボールドルーラー系)
母母父フレンチデピュティ
東海岸マイルGⅠ勝ち
前走はウッドバインマイルGⅠ2着
好位差し

3着 ウィズアウトパロール 英→米
父フランケル
母父レモンドロップキッド
母母父ストームバード
半兄のTamarkuzはBCマイルダート勝ち
アスコットの3歳マイルGⅠ勝ち
このBCが移籍初戦

2023年 出走メンバー


①シャールズスパイト 差し
②ジーナロマンティカ 好位/差し
③カサクリード    差し
④ウインカーネリアン 逃げ/先行
⑤ラッキースコア   差し/追い込み
⑥モージ       逃げ
⑦マスターフォックスハウンド 先行
⑧デュジュール    差し
⑨アストロノマー   逃げ
⑩ソングライン    好位/差し
⑪ケリナ       好位 強い
⑫エグゾルテッド   先行 西海岸の雄
⑬モアザンルックス  差し/追い込み
⑭マスターオブザシーズ差し/追い込み


欧州人気順

⑥⑩⑪⑭③②⑧④⑫⑨①⑤⑦⑬
アメリカ人気順
⑩⑭⑥⑪③②⑧⑬⑨⑫①④⑤⑦

参考レース

ウッドバインマイルGⅠ 9月16日
ウッドバイン競馬場のマイルは1ターンで直線が長い。

1着マスタオブザシーズ
後方待機からラスト400m勝負を豪快に差し切って突き放した強い勝ち方。
2着シャールズスパイト
1着馬と同じく後方待機だったが3馬身離される
3着ラッキースコア
外で壁を作れなかったのはあるがラスト400mのスピードについていけなかった。

馬達

①シャールズスパイト カナダ
去年のBCマイル13人気2着
東京のフェブラリーS9着
ドバイターフは差して4着
8月のウッドバインのマイルGⅡは好位で競馬して4着(斤量も少し重かった)
23.53-22.10-22.92-11.71-12.15(1分32秒41)
9月のウッドバインのマイルGⅠはマスターオブザシーズと並んで後方待機で完敗2着。
23.68-23.64-23.55-11.40-11.52(1分33秒79)
マスターを逆転できるとは思えない。
ペースが速くなるなら3着の可能性も

②ジーナロマンティカ アメリカ
牝馬限定路線の1600~1800mで活躍していた馬
前走のキーンランドマイルは展開もハマってキレイな差し切り勝ち。
足長のピッチ走法で小回りの短距離は向いている。
勝ちきるまでは強くないが3着はありそう

③カサクリード 7歳 アメリカ
1351ターフスプリント2年連続2着
6月の1200mGⅠ差して惜しい3着。
斤量差で負けた。
7月にマイルGⅠに挑戦して勝ち。
同じ日の1800mでインイタリアンが1分48秒33でカーサクリードのマイルは1分35秒51
8月のマイルGⅠでは1分34秒20で勝ち。
7歳にして新たな扉を開いた感。
侮れない

④ウインカーネリアン 日本
冬の洋芝が強い東京新聞杯で1分31秒8を大きく評価したい。
春の東京はエクイターフのトランポリンが最も効果を発揮する馬場でトランポリンへの対応が重要になる。
アメリカのBCでは日本の冬の馬場での活躍の方が有利だと思う。
アメリカ風のラップで言えば
23.1-22.7-22.3-11.6-12.1(1分31秒8)
逃げ馬は⑥⑨だが最初の400mを考えれば⑨と先頭争いになる。
内の枠を取れたのは大きい。
コーナーでの速さがカギになるだろう。

毎日王冠は落鉄もあったが良く粘っての0.3秒差。
ここが一番のチャンスだろう。

三浦騎手のコメント
「コーナー4つのマイル戦なので、ゲートを出てからのポジション争いは今までのレースよりも厳しくなると思います。極端な外枠でなくてよかったです。駐立に課題がある馬なので、調教でゲートを確かめて本番を迎えたいです」

⑤ラッキースコア カナダ
シャールズスパイトと同じ位。
GⅠでの実績が少し足りないが3着を外さない堅実さは買える。
人気ないので穴馬。

⑥モージ 英
BCマイル勝ちのモダンゲームズの半妹
英1000ギニーを中央の先頭で逃げ切り勝ち。3着を8馬身離している。
休み明けの10月キーンランドの1800mGⅠを逃げ切り勝ち。
23.26-24.46-24.17-23.75-12.42(1分48秒06)
BC牝馬限定に出るリンディの追撃を抑えた。
あとは時計勝負でどうかだが血統から問題ないだろう。

⑦マスターオブフォックスハウンド アメリカ
西
今回もマイルと2400mの両方にエントリーしていてどちらかと言えば2000mベスト。
スタミナが必要な消耗戦になれば有利か?
サンタアニタを多く走っているが2勝だけで勝ちきれないレース多い。
マイルで1分33秒台後半の持ち時計はあるがそれ以上に速くなるとついて行けない。
先行

⑧デュジュール アメリカ西
サンタアニタは未勝利と条件戦で勝っているが重賞は2着まで。
トップレベルには力が足りないか?と思われたが、7,9月のデルマーでのマイルを連勝。
9月はGⅡで22.77-23.31-24.06-12.11-11.57(1分33秒82)
サンタアニタでは一度も勝てなかったエグゾルテッドに勝った。斤量の恩恵もあったが。
エグゾルテッドは直線で少しブレ―キする不利はあったがデュジュールもこんなに決め手がある馬ではなかった。
サンタアニタが苦手かもしれないが前走のパフォーマンスは侮れない

⑨アストロノマー アメリカ西
半姉にBCディスタフ4着のハーヴェストムーン
長期休養明けから今年の7月に復帰。
2戦目にマイルを好スタートから先行して勝ち。
22.77-22.68-24.08-12.31-12.48(1分34秒32)
10月のサンタアニタのマイルGⅡをスタート良く逃げてクビ差2着
23.51-24.16-23.24-11.58-11.28
1着もエグゾルテッドに劣らない馬。
上積みが見込めるがどこまで

⑩ソングライン 日本
毎日王冠でもいい走り。
欧州、アメリカでも人気になっている。
差し馬が多いので3-4コーナーの立ち回りが重要になる。
騎手の役割がいつも以上に重要になるだろう。

⑪ケリナ 仏
仏1000ギニー重馬場で4着
5月のシャンティイのマイルGⅡを先行して上り32.78秒で勝ち。
スローペースからの600m勝負に勝った。
そのレースの2着ソーテルヌは後にロートシルトGⅠ3着、ムーランドロンシャンGⅠ勝ち。
ケリナは重馬場のロートシルト凡走
稍重のムーランドロンシャンでは後方待機を選択したがスローでしかも直線前壁でゴール前ブレーキ。参考外。
10月のフォレ賞(下り→平坦1350m)は1分17秒17で勝ち。
中団からのこり400m先頭で押し切った。
ラスト600m10.89-10.88-11.36
スピードがかった馬で少し乗り難しそうなところはある。
マイルは重馬場や前壁で成績を落としているので良馬場の速いアメリカの馬場なら前走のパフォーマンスを見せてくれそう。
いい馬。

⑫エグゾルテッド アメリカ西
2021年3月~2022年5月にダートの重賞で3,3,4着。
今年1月から芝に転向してマイルを4連勝し前走はマイルGⅡ2着。
4月は22.71-23.74-23.72-11.72-11.76(1分33秒65)を2番手から勝った。
前走はドゥジュールに負けたがエグゾルテッドの方が斤量も1.5キロ重く直線で少しブレーキする場面も。
西海岸の一番手

⑬モアザンルックス アメリカ東
7月にマイルGⅢを追い込んで勝ち
22.65-22.88-23.32-11.87-12.47(1分33秒19)
前半の速いペースが後方待機のこの馬にハマった。
8月のマイルGⅡは後方待機から3-4コーナーで大外を周って追い込んだが届かず3着。
24.37-23.08-24.43-12.22-12.19(1分36秒29)
1,2着馬より斤量が3キロも重かったのを考えれば勝ちに等しい。
前走は格下相手に直線一気で強く見える勝ち方。
ペースが速くなった時に出番があるかも

⑭マスタオブザシーズ アップルビー師 英
1600~1800mの重賞をニューマーケット、アスコット、ドバイ、カナダで勝ち。
レベルの高いG1になると少し足りなかった。
しかし、ここ3戦のレイティングが高く、要注意。
2走前のウッドバインのマイルGⅠは強い勝ち方。
前走のマイルGⅠも後方から直線で抜け出して勝ちパターンかと思われたが更に後ろから追い込んだアップトゥザマークにハナ差負け。
アップトゥザマークはGⅠ3連勝でBCターフに出走。
23.75-23.56-23.18-11.64-12.05(1分34秒18)









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