ジャパンカップ 2023 気になる馬達


2018年に近い馬場

今年はクッション値が高そうだ。
2022年9.3、21年9.2、20年9.3。
今年は過去3年よりも高い9.5~9.7が予想される。

ペースが遅ければ後ろにいたら上り32秒台でも届かない。
ペースが『平均~やや速い』の間なら前残り。

秋天のような自殺的なハイペースでない限り中団より前が有利な前残り高速馬場。

過去の傾向

東京2400mGⅠ実績

過去10年の3着以内馬30頭中21頭が東京2400mGⅠ3着以内があった

イクイノックス   ダービー2着
ドウデュース    ダービー1着
リバティアイランド オークス1着
スターズオンアース オークス1着
ヴェラアズール   JC1着

次点
ダノンベルーガ ダービー4着、JC5着

京都3000m以上GⅠ実績

東京2400mGⅠ実績がなかった9頭の内、2頭が菊花賞馬、1頭が菊花賞2着、1頭が天皇賞春3着、1頭が天皇賞春0.2秒差4着

ディープボンド 天皇賞春2着

前走天皇賞秋

勝のは秋天で上がり5位以内
イクイノックス 3位
ダノンベルーガ 4位

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ドウデュース  6位

評価

有力馬2頭が前走が叩き台だったかもしれない。
3着を選ぶレース?

勝ち負け
イクイノックス

2着候補
リバティアイランド

3着候補
ディープボンド
スターズオンアース
タイトルホルダー
ダノンベルーガ

ドウデュース 切ってもいいかな?
イレジン   後方待機だとノーチャンス、もしも中団で競馬できれば…
ショウナンバシット 今年の3歳は魔法が使えるかも?


馬達

イクイノックス
秋天のレコード勝ちの疲れはどうか?
先週の水曜日に秋天1週前に劣らない時計を出し、日曜の坂路も文句なし。
秋天前との写真の比較でも今回の方が筋肉の輪郭がハッキリしていて皮膚も薄く見える。
1回使って仕上がったという状態でございます。

リバティアイランド
今回もオークス、秋華賞同様に好位での競馬になるだろう。
オークスのレースラップ
12.3 - 10.5 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 12.0 - 11.6 - 11.5
ラスト2ハロン加速ラップで余裕を持って勝っているのでオークスよりもペースが上がっても対応できそう。
秋華賞は他の有力馬に比べて4コーナーで動けることができて有利だった。
楽勝に見えたが少し不満でラスト1ハロンを約10.4秒のマスクトディーヴァに魅力を感じる。
リバティアイランドが弱くなったのではなく、純粋にマスクトディーヴァも強かった。
秋華賞ではリバティアイランドは他の馬達に比べて春からの成長があまり感じられなかった。
秋華賞後の追切の数字は以前と同じ位だがゆっくり走っている時の動きにバネ感があるし直線での加速もスムーズで秋華賞前よりも良い
秋華賞はステップレースだったようだ。
リバティアイランドも前走より良さそう。
2番手候補。
4キロの斤量差を活かしてどこまで。

スターズオンアース
ドゥラメンテxスマートストライクxモンスン
母にアメリカ系とドイツ、フランス系
ドイツとフランスは共通点があり、ドイツ血統馬にもフランス的な瞬発力がある馬も多い。
先週の東スポ2歳S2着のシュバルツクーゲルも母父モンスン母母父Dashing Bladeでスターズオンアースの母と同じ血を持っている。
スターズオンアースも今の馬場が合うだろう馬の一頭だ。
秋天を右前に重度ではないが、挫石のような症状が見られたために回避した影響が問題。
馬体写真では少し筋肉の線が見えづらくなっているがこの時期の牝馬は冬毛が出始めるのでよくある事。
先週のナミュールも冬毛出始めだった。
追切の動きは普通。
春にはウッドで1週前にラスト11.1秒があったが今回はない。
動きは普通だが人間が気にしながら追っている印象はある。
最終追切注目も万全で出てくる超一流馬がいるので比較して落ちるのは否めない。

ドウデュース
ハーツクライxシアトルスルー系xゴーンウエストxリファール
血統に文句なし。
ダービーで2分21秒9という速い時計でイクイノックスに勝ったのは大きい◎
秋天は速いペースで消耗してしまった。
12.4 - 11.0 - 11.5 - 11.4 - 11.4 - 11.4 - 11.4 - 11.6 - 11.4 - 11.7
この11.5秒を切る速いペースでは脚を溜められなかったのがドウデュース。
あの速いペースでは後方待機の方が良かったのだろうが勝ちに行く姿勢を見せての競馬なのだからしょうがない。
今回は前走をふまえて控える競馬になるだろう。
後方待機をしてこの高速前残り馬場で届くだろうか?
それとも2400mでペースが落ちるの考慮して前走同様の位置取りができるだろうか?
今回こそ騎手としての判断力が問われるレースだ。
馬体的にはマイラーっぽくなってきた。
この筋肉量で速いペースを走り続けると2400mはもたない。

ディープボンド
キズナxキングヘイローxカコイーシーズxマルゼンスキー
50%イクイノックスと同じです!
よし!もらったーーー!!!
ジャパンカップでは京都の3000m以上のGⅠの好走馬も侮れない。
厳しい展開になるとスタミナがモノを言うのですよ。
日本では上がり33秒台は一回もないがロンシャンで33.85秒(11.26-11.03-11.55)で勝っている。
ロンシャンでその後フランスでGⅠを勝つ2頭に勝っている。
宝塚記念でもGⅠ馬3頭&スルーセブンシーズに次ぐ5着はは立派だ。
京都大賞典も内を走れた2頭と違い、3-4コーナーで外をまわす不利がありながら0.1差3着。
今回も速いペースになった時に好位から粘りこむのはスタミナのある馬。

ダノンベルーガ
ハーツクライx(ティズナウxダンチヒ系)xAPインディ系
母はアメリカ系でドイツの隠し味もある
血統〇
秋天はドウデュースの後ろで位置的に有利
追切的にも秋天は狙っていたのでは?
この中間は調整的な追切。
去年もJCでパフォーマンス落としたし、強気にはなれない。
3着…あるかどうか。

ヴェラアズール
京都大賞典前の追切はパワフル過ぎてダートっぽかったので無印にした。
今回は軽さが出てきたので前走よりは良さそう。
去年の勝ち馬だが今年に比べてレベルが低かったのも確か。
今年は走っても5着前後ではないか?

ショウナンバシット
今年の3歳はビックリ箱。
春には3歳牝馬最高だと思われ3冠を達成したリバティアイランドだがエリ女を勝ったブレイディヴェーグとどちらが強いだろうか?
牡馬でも菊花賞で春のクラシック組ではないドゥレッツァが圧勝し世代最強かと言われている。
春の段階ではレベルが落ちると思われた短距離組からはオオバンブルマイがオーストラリアで高額賞金レースに勝ち5億円を獲得し獲得賞金で世代トップに立った。
先週のMCSでもエルトンバローズが初めてのGⅠで4着。
このJCでも3歳が驚かせてくれるかもしれない…と妄想している私の脳内はお花畑だ!

シルバーステートx(サドラー系xダマスカス系)xデピュティミニスター系xゴーンウエスト
母はアメリカ色濃い
皐月賞で馬場の悪い内を走って5着は評価したい〇
ダービーは出遅れではなかったのに予想以上に下げてしまってレースにならなかった。
神戸新聞杯は内で直線の進路が少し悪く前に合わせて走っていた。
菊花賞は11着だが3着から0.4秒差。
この世代牡馬のトップグループではないがBグループには入る。
この馬がJCでどれだけできるか非常に興味深い。
ただ、Mデムーロ騎手なのでまた後ろ過ぎてレースに参加できない可能性もあるのが悩み。

タイトルホルダー
ドゥラメンテxモチベイター
小回りで直線が短いコース向きの馬。
失敗している時は残り1000mから前の区間より0.5秒以上加速して11秒台にペースアップしている。
宝塚記念のように平均ラップで速く進むのはワンペースで心肺能力が高い馬に負担が少ないが、途中でギアチェンジするような展開は負担が大きい。
東京はほぼ平坦でコーナーも緩いので平均ラップを刻みやすい。
11.7~11.9秒のラップをたんたんと刻んで行ければ残るチャンスがある。

イレジン
モンスン系xオアシスドリームxウッドマンxリファール
日本の特に東京競馬場で外国馬が走るにはヘイロー、サーアイヴァー、リファールなどの血が必要。
去年一昨年と外国馬最先着したグランドグローリーはリファール4x5,サーアイヴァー5x5、そしてヘイローもある。
シュネルマイスターなど産駒が日本で走るキングマンもサーアイヴァーとリファールある。

イレジンは2021年にはフォワ賞でディープボンドの3着(上り1位)であったが去年の9月からGⅠ2勝GⅡ2勝2着2回。
GⅠGⅡで連対率100%
今年4月のロンシャンの2000mGⅡでは上がり32.79秒で2着。
4月のロンシャンの2100mGⅠは重馬場で上がり34.19秒(1位)で勝ち
去年の仏ダービー馬で凱旋門賞2着だったヴァデニやベイブリッジに勝利
9月のフォワ賞はレースの上り33.54秒を後方から届かず2着。
10月のロンシャン2200mGⅡはレースの上り35.13秒を後方から追い込んで勝ち。
能力的には5着前後を目指せる力はある。
問題は後方待機。
今年のJCでは多頭数で後方待機すると届かない。
これは馬の問題ではなく、騎手の東京の理解力の問題。






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