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株:9月30日 マーケットアナライズマンデーの岡崎さんのお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。

今日を絶好の買い場だ!と思う方もいらっしゃるでしょうが、岡崎氏は見送り。

素人としても、今週の相場は、来週になって誰が儲けたかというちょっとギャンブル要素のある週だと思う。
私は過去の傾向から10月最初の週は下げだと思っているので今日はまだ買わない。
さぁ、勝者はだれだ?
今週を自信を持って買いだと言える人はスゴイと思います。


本来は自民党の総裁選でシャカリキになって買うようなモノではない。
しかし、今年は怒涛の勢いで買いに向かって、引け後には怒涛の勢いで売られた。
そして、まだ今日の前場でも闘いは続いている感じ。

この状況の方が岡崎氏は心配。

必要以上に誇大妄想というか疑心暗鬼というか、見なくてもいい夢まで見ている。
見なくてもいい期待まで折り込んでしまった。
日本人と株式市場というのはまだまだ地に足がつかない展開なのかな。

今週の展望

今週に関しては見送った方がいい。

前回の8月5日に買いが入ったらスルスルっと戻って有名人がこぞって買って、次下げたら買おうと思っている人たちが多いので、多分、日本人は今日買ってしまう所だと思う。
前場が終わって1849円安だが、そんなもんか?という感じ。
先物ではもっと下がっていましたから、それ以上下がらなければ押し目買いでいいだろうと思っている人が多いのかもしれませんが、ちょっと待ってくれと。

月曜に窓を開けて4.5%も下げるような事はアベノミクス以降ではコロナ以外では年に1回あるかどうかの下げ。
年に1回あっても必ず戻っている。

普通はこれだけ突っ込めば買い。

しかし、岡崎氏が警戒しているのは、これが今年になって2回目だと言う事。

年に2回もあるというのは、これはデータ的にはおかしなことになっている。
おかしなことになっているんじゃないの?
政治、金融政策?という目になっている。

8月5日はどんどん利上げをすると言って、せっかくデフレから脱却したのにまたデフレに戻るんじゃないの?といった悪夢が投資家の前に現実で現れた。

それをほうふつとさせるような金曜の引け後からの展開。
これもストーリーが同じ。
日本はまたデフレに戻るんじゃないのか?

なんだかんだ言って2013年から日本は復活した。
アベノミクスの3本の矢から始まってなんとかここまで来た。

しかし、今やっている事を台無しにしたら大変な事になるぞ!と
相場のメッセージはこれだと思います。

8月、9月に2回にとんでもない下落が月曜に起きているというのは、何もかももう終わった事のように、悪い膿を出そうと、ここまで築き上げて来たものを全部台無しにして本当にいいのか?

もしも、石破政権が、いやいや、台無しにすることはないと言うのならば、これからも見て行こうとなるのですが、日本の構造改革とか、成長戦略とか、日本の未来を切り拓く的なものがあまり見えない。

今、グローバルな投資家が考えているのは、利上げはするは、政治が昔のスタイルになって結局若返りもない。
なんだ?これは終わったのか?
日本の復活とか、デフレからの脱却とか、目標インフレ率2%で安定回復していくというストーリーはあきらめたのか?この国は?
と、いう結論だと思います。

論者は、アベノミクスから始まった過去11年間のここまで築き上げてきたモノが崩れるわけではないと、言うのだが、本当か?と言ったら誰も確信は持っていない。

今回も、パターン認識で、これだけ突っ込んだから買いだ!というのも悪くはないですよ。
アベノミクス以降ではコロナ以外は全て戻ったそのパターンが有効であるのならば。
その後、火、水、木と戻ればいいのだが、考えなければいけないのは、もしも今週戻らなかったら、ダメと言う事なんですよ。
アベノミクス以降で築き上げた日本の資産が崩れだしたと言う事。

9月の株価の上昇は9月の日銀会合で利上げが見送られた事によるものだと思っている。

もしも、11月に利上げしようものなら、11年かけて8000から40000に5倍になった株価を『いらない』と言っているようなモノ。
もっとキレイにならないといけないとか、ルールを守らないといけないとか、それも大事なんですけど、そっちの方向にあまりにも染まりすぎるとそれはマズい事になるなぁというのが岡崎氏が一番危惧している事。

もしも、今週株価がもどって、『岡崎さん、杞憂だったね』というのであればそれはそれでホッとする。
また来週からは元気な声で皆さんに新しい話を伝えようと思うのですが。

仮に今週戻らなくて、仮に雇用統計で悪い数字が出て、もっと言うと11月7日の金融政策決定会合で『やっぱり利上げする』となればこれはなにもかもおじゃんですよ。

それを考えれば、この月曜にギャンブルっぽく買いだ!という戦略は岡崎氏は建てられない。

今日の鉱工業生産指数も悪い事は悪い。
世界情勢も危ない。

ムーディーズがイスラエルの格付けを『A2』から『Baa1』へ2段階引き下げた。
これは良くないっすよ。

ムーディーズは格下げに至った主な要因について「地政学的リスクが一段と強まり、非常に高い水準に達しており、イスラエルの信用に短期的にも長期的にも重大な悪影響を及ぼしているとみられるため」と説明した。
同社はイスラエルの安全保障と長期的な経済成長見通しを巡る不確実性は「Baa格付けで一般的な水準よりもはるかに高い」と警告。この格付けを下回れば、イスラエルは投資適格級の格付けを失うことになる。
ムーディ―ズは、現在高まっているヒズボラとの緊張が全面的な紛争に発展した場合、格付けをさらに複数段階引き下げる可能性を指摘した。

https://jp.reuters.com/markets/treasury/AKSBLNNCDNJALIGI4NPUB5WDVM-2024-09-30/

短期的にはプライスアクション的には取れそうなマーケットに見えるのですが、岡崎氏はまず今週は見送ろうと。
わからないものはわからないので、今週はそういう1週間になると見ている。

エミン・ユルマズ氏の話

イスラエルはここ20年でもっとも緊迫している。
直近のレバノンへの攻撃でヒズボラの指揮系統が破壊された。
これは中東のバランスを大きく変える。

イランが支援している組織をイスラエルが破壊している。
ユルマズ氏が心配しているのはISISみたいな組織が力をつけてくるのではないかと言う事。

このままいくと、レバノンそのものに軍事侵攻してしまうのではないかという可能性もある。
しかし、最近は相場への影響もなくて、原油価格も上がらない。
これが今回の特徴。

(心配なのは、今の国際政治で止める人がいない。ムーディーズがイスラエルの格付けをジャンク債まで下げた事)

日本株に関しては振り出しにもどった。
35000~38000のレンジ相場だと思っている。
その中で先週の金曜のようにオーバーシュートしたり。
直近で銀行株が売られていたのが今日は銀行株だけ買われている。

これはボラティリティ。
相場全体のボラティリティは高いままなのでこういった傾向は今後も続く。

もしも、明日石破さんが株に何かいいことを言って2000円上昇しても、これはマーケットとしてはいいことではない。
こういうボラの高い相場は来年の2月までは続くのではないか?

アメリカの選挙もすんなり決まらないし政治のごたごたが続く。

8月にボラティリティが大きく上がったのでこの状態はしばらく続く。



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