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ダービー 2024年 気になる馬達

オークスでは上がり上位の馬が着順でも上位に入る。
今年も1,2着が上がり1位タイで3着が上がり3位。

それがダービーでは傾向がガラッと変わる。
上り6位以下の馬成績が大違い。
決め手はあってもある程度の位置にいないと勝負にならないのがダービー。
2022年みたいな例外もあるがそんな例外を作れるのはバケモノクラスでドウデュースは有馬記念を勝ったしイクイノックスはイクイノックスだった(混乱)
普通の庶民的なダービーならば1コーナーを3~9番手で周り、直線で平均以上の上りを使える馬が有利。

ジャスティンミラノ、シックスペンス、シュガークン、ジューンテイク、シンエンペラー、ダノンデサイル辺りが有利なレースできそうだ。
そこに瞬発力勝負の馬がどれだけ食い込めるか?

前走皐月賞

前走皐月賞からダービー出走が最も多く、3着以内も圧倒的に多い。

皐月賞で上がり1位の馬の約半数はダービーで1,2着。
上り1位で馬券になった馬は4着以内で0.5秒差以内
今年は1位タイが2頭いるが条件から微妙に外れる。
レガレイラ   6着0.5秒差 
エコロヴァルツ 7着0.7秒差

この2頭は2018年の上り1位0.6秒差の3頭、ステルヴィオ(ダービー8着)、キタノコマンド―ル(12着)、グレイル(14着)な感じもする。

アーバンシック  3位
コスモキュランダ 4位

前走上り6位以下で活躍したのはイクイノックス(皐月賞2着18番枠)、アスクビクターモア(逃げて5着)、ヴェルトライゼンデ(8着17番枠)

皐月賞5人気以内
レガレイラ    1人
ジャスティンミラノ2人
メイショウタバル 4人
シンエンペラー  5人

6人気以下は5着以内
コスモキュランダ 7人2着
アーバンシック  6人4着

皐月賞0.5秒差以内
ジャスティンミラノ 1着   2人気
コスモキュランダ  2着0.0 
アーバンシック   4着0.4
シンエンペラー   5着0.4
レガレイラ     6着0.5 1人気

例外はワグネリアン(皐月賞1人気7着)、サトノクラウン(1人気6着)、ヴェルトライゼンデ(4人気8着)

ダービー1着は皐月賞で1コーナー10番手以下が多い。
アーバンシック  4着上り2位
レガレイラ    6着上り1位
エコロヴァルツ  7着上り1位

サンライズアース 12着上り11位
ビザンチンドリーム13着上り6位

皐月賞で1コーナー5番手以内の馬は皐月賞3着以内
タスティエーラ(皐月賞2着)、アスクビクターモア(5着)、エフフォーリア(1着)、サリオス(2着)、ダノンキングリー(3着)、ヴェロックス(2着)、エポカドーロ(1着)
今年は
ジャスティンミラノ 1着

継続騎乗がいい。
桜花賞も同様のデータがあったが今年は1,2着が乗り替わりだった。

皐月賞からは、
アーバンシック
コスモキュランダ
ジャスティンミラノ
レガレイラ
エコロヴァルツ

前走京都新聞杯

過去10年でロジャーバローズが1着、サトノラーゼンが2着

ロジャーバローズ
ディープインパクトxダンチヒ系
母内にボールドルーラー
京都新聞杯1着2分11秒9逃げ切り

サトノラーゼン
ディープインパクトxロベルト系
母内にダンチヒ、ボールドルーラー、リファール、グレイソヴリン
京都新聞杯1着2分11秒3(5番手から抜け出し)

今年は
ジューンテイク
キズナxシンボリクリスエス
母内にボールドルーラー、リファール、グレイソヴリン
京都新聞杯1着2分11秒2(3番手から抜け出し)
過去の好走馬2頭と共通点多く好走が期待できる。

前走青葉賞

ハーツコンチェルト
ハーツクライxアンブライドルズソング
母内にダンチヒ、ボールドルーラー、グレイソヴリン
青葉賞2着2分24秒0上り1位
東スポ2歳S上り1位

アドミラブル
ディープインパクトxシンボリクリスエス
母内にボールドルーラー、グレイソヴリン
青葉賞1着2分23秒6上り1位

マイネルフロスト
ブラックタイドxグラスワンダー
母内にダンチヒ
青葉賞6着2分26秒7先行
毎日杯1着上り1位
共同通信杯4着上り3位

今年は
シュガークン
ドゥラメンテxバクシンオー
母にボールドルーラー
1着2分24秒2(好位から抜け出し)上がり6位

ショウナンラプンタ
キズナxアンブライドルズソング系
母内にボールドルーラー、グレイソヴリン
2着2分24秒2上り2位
東スポ2歳S上り1位

青葉賞からはショウナンラプンタの方が好走パターンに近い。

評価

オークスよりも伏兵が多く上下を付けるのも選択するのも難しい。
オークスは非常に堅い結果になったがダービーでは順調さを欠いたり上手くレースできなかったりで評価が低い馬の挽回を期待したい。

皐月賞からは、
アーバンシック
コスモキュランダ
ジャスティンミラノ
レガレイラ
エコロヴァルツ

京都新聞杯から
ジューンテイク

青葉賞から
ショウナンラプンタ

勝ち負け
ジャスティンミラノ
ダノンデサイル

2着候補
レガレイラ
ジューンテイク

3着候補
アーバンシック
エコロヴァルツ
ゴンバデカ―ブース 理性は『切り』、感情は『買い』
ショウナンラプンタ 騎手がこれまでも馬の力を引き出せていない。
シュガークン  決め手で劣るかと思われたが1週前追切で速い時計を出す
シックスペンス 評価難しい馬

POG応援馬
ダノンエアズロック がんばえ!

馬達

ジャスティンミラノ
キズナxイクシードアンドエクセル
先週のオークス3着のライトバックと似た配合。
共同通信杯と皐月賞を連勝。
共同通信杯では32秒台で上がり2位。
両レースで好走してダービーで成績を落としたのはファントムシーフとジオグリフで共に父はディープインパクト系ではない。
ジャスティンミラノ君は皐月賞を外3列目先頭で勝っている。
これはスゴイ事。
小回りのコースでは特に外を走ると走行距離的になる。
去年の弥生賞を外3列目先頭で勝ったタスティエーラはその後皐月2着ダービー1着。
1着の確率高そう。
負けるとすれば瞬発力に勝る馬に目標にされた時。

ダノンデサイル
エピファネイアxAPインディ系
京都2歳Sのシンエンペラーとは進路どりの差。
力の差はほとんどない。
京成杯では外枠だったが上手く乗った。
外枠からでも先行できるのが有利だと思い◎にした皐月賞。
アーバンシック4着からレースできていれば上位争いに加わっていたと思われる。
つまり仮想皐月賞上位馬。
オークスもエピファネイア産駒が2着に入り、エピファネイア産駒はこの時期の高速馬場に適性ある。
母父ボールドルーラー色の強いAPインディ系も春東京の高速馬場にはプラス。
もう一度期待したい。

コスモキュランダ
アルアインxヘイロー系
母内にダンチヒ
皐月賞は道中は内でスタミナ温存。
4コーナーで少し外を周ったがジャスティンミラノよりは恵まれたレースができた。
ダービーでの逆転は難しい。

アーバンシック
スワーヴリチャードxハービンジャー
皐月賞は後方待機
コスモキュランダとは位置取りの差で今回は逆転できそう。
百日草でも東京で素晴らしい上がりを見せていて東京でもやれる。
肩のラインが立っていて上半身の強い走りをしているので馬場不問タイプ。
しかし、前脚が良く伸びるし、直線後半での四肢の伸びも良いので高速東京でもある程度対応できる。
ただ、高速馬場での瞬発力勝負だとより体が柔らかいレガレイラに少し劣る。
2分24秒前後の瞬発力勝負よりも2分22秒前後の高速持続力勝負の方が向いている。

レガレイラ
スワーヴリチャードxハービンジャー
血統的にアーバンシックとそっくりだが肩、腹、尻のラインが違う。
下腿部の筋肉の付き方も違うし立ち方も違う。
レガレイラの方が斜尻で腹の下側のラインが切れ上がっているので瞬発力に優れている。長い直線の後半の伸びに期待できる。

皐月賞は位置取りが後ろ過ぎで届かずも上がり1位でいい脚を見せた。
春東京の2400mは力を出せる舞台。
ポジショニングさえ間違わなければ上位争い。

エコロヴァルツ
ブラックタイドxキンカメxAPインディ
朝日杯では内から下げて外を追い込む競馬でジャンタルマンタルに0.1差。
非常に強い内容。
共同通信杯は純粋に最高速で劣った。
ラスト2ハロン10秒台なんて無理。
皐月賞は位置取り後ろ過ぎもレガレイラに並ぶ上り1位は立派。
なんで下げたのだろうか?
中団の位置取りもできる馬なのでダービーでは下げないでほしい。
決め手で劣るが消耗戦になればチャンスが出てくる。
2分22秒台の決着を希望。

ジューンテイク
キズナxシンボリクリスエス
母内ボールドルーラー、リファール、グレイソヴリンあり
朝日杯では3-4コーナーで大外を上がって行く強引な競馬。
スタミナ面で厳しい内容での4着は立派。
すみれSは後ろ過ぎて上り1位で届かず
若葉Sは走りにくそうだった。
京都新聞杯は内ラチ沿いを有利な先行抜け出し勝利。
高速馬場での適性も見せた。
ダービーでも先行しての前残りが期待できる

ショウナンラプンタ
キズナxアンブライドルズソング
母にボールドルーラー、グレイソヴリンあり
東スポ2歳Sでは最後方から直線勝負上り1位で脚を余した。
外ではなく内を走らせて、馬も周りを気にしながら走っていた。
ホープフルSでは前回の失敗からポジションを取りに行って1-2コーナーで外の先頭を走る不利。その後も外3列目先頭に時間が長くスタミナ消耗。
3,4着のシンエンペラーとサンライズジパングは前に馬を置いて空気抵抗を減らしていたがラプンタは空気抵抗受けてバテた。
それをふまえてシンエンペラーと0.7秒差をどう評価するかでこの馬の価値が決まる。
青葉賞は外枠から後方待機を選択したが大逃げで仕掛け処が難しく脚を余しての2着。
モレイラ騎手ですら上り1位で3着と仕掛けをミスした。
シュガークンよりは評価したい。
東京で2回走り33秒台。
道中のゆったりとした走りからスタミナは温存できる。
ただ、心配なのは騎手。
この馬でもそれなりの成績を上げているが、もう少しできたんじゃないか?というレースが多い。
ルメール騎手などが馬の力を95%以上引き出した時にこの馬の力を85%しか引き出せないと敵わない。

ゴンバデカーブース
B&Mxディープインパクト
モルタルは父父がストームバードxセクレタリアートで母父がストームバードxシアトルスルー。
ストームキャット的な要素が凝縮された馬。
キズナ牝馬との相性が良さそう。
ゴンバデは母父がディープインパクトで母母フランス系でリファール的な直線の粘りが強化されていそう。

前走NHKマイル組のダービーの活躍は過去10年では無。
過去10年での人気は9~18人気で好走したのは9人気のサトノインプレッサ4着とミュゼスルタンの6着。
サトノインプレッサは父ディープインパクトで毎日杯を含む3勝を上り1位。
ミュゼスルタンもNHKマイル3着までの4戦で上がり1位3回2位1回。

さらに過去にさかのぼり、
2008年ダービー1着ディープスカイはNHKマイル、毎日杯連勝で上がり1,2位率高い。
血統的にもボールドルーラー色濃い
その年2着のブラックシェル(父クロフネ)はNHKマイル2着。全て上り上位3位以内。

過去24年で好走したのはNHKマイルで1着2頭、2着1頭、3着1頭、11着1頭。

ゴンバデの道中緩んだ展開を上り2位タイで追い込んで届かず4着は内容的には十分と見る。

ゴンバデはホープフルSを感冒で出走取り消し。
その後は喉頭蓋エントラップメントの手術やザ石のアクシデントもあり、皐月賞も断念。
NHKマイル前の堀調教師のコメント
「当初は皐月賞へ直行のプランでしたが、重度の挫跖でローテーションの見直しを行わざるを得ませんでした。乗り込み不足だし、メンタル面で不安定な要素もありますが、能力を出せる状態には持っていけそうです」
先週の追切も遅れた事よりも少し重そうに見えた。

そんな状態でもNHKマイル4着。

今回は叩いた効果が見えるし状態は間違いなく上がっている。

ただ、古馬になったら2400mは良くなさそうな馬体。
この3歳春の高速東京でなら馬場の跳ね返りを上手く使って2400mでも走れるかもしれないが。
胸が十分に深く見えないので心肺能力はどうなのか?
ただ、ホープフルSを使おうとしていたし見込みはあると思う。
はい、ホープフルSは◎でした><

サンライズアース
レイデオロxマンカフェxハルーワソング
皐月賞のデムーロ騎手のコメント
「力がありすぎる。元気すぎるくらいで集中してなかった。能力は高いですが、馬がまだ子供ですね」
後方待機からここから!という4コーナーで外に跳ねてしまって追うのを止めた。
皐月賞は結果的に周ってくるだけになってしまい、12着という結果だけが残った。
おかげで過小評価されることになり人気面では美味しい。
すみれSでは外をマクってジューンテイクに勝ち。
大きなフォームで距離は問題ないし、能力は高そう。
レースぶりが大雑把なのはGⅠではマイナス。
瞬発力でもトップレベルには劣るかな。

サンライズジパング
キズナxデインヒル系
皐月賞は内ラチ沿いで窮屈な走りを強いられたこともあるが速い馬場への適性でも少し劣った。
時計のかかる馬場でこその馬。

シックスペンス
キズナxファピアノ系
母内にボールドルーラー系複数あり
スプリングSを見た目強そうな勝ち方をした。
あのレースはラスト3ハロン12.0-10.9-10.8という極端な400m勝負。
先行馬がラスト400mを22秒以内で上がったら差し馬は最低でも21.5秒で走らないと勝負にならない。
そんなのはあり得ないわけで、結果的に決め手のある先行馬に最高の展開になり『強そうな勝ち方』になった。
しかしながらその400mの反応の速さや脚の回転の速さはズバ抜けていたのも確か。
馬体的にも溜めて切れるというタイプではないのにあの速いギアチェンジがあるという事はスローのヨーイドンだけの馬ではないという事。
ある程度速い流れでも結果を出せそう。
0.7差3着のルカランフィーストが皐月賞で0.8差8着と健闘。
チャンネルトンネルやコスモブッドレアも重賞で健闘している。
乗り替わりになるが先行抜け出しの競馬しやすい馬なので、早め先頭で差されることはあるかもしれないが上位の信頼性は高い。

シュガークン
ドゥラメンテxバクシンオー
ダービーでは最初のコーナーで半分より前にいる馬が圧倒的に有利。
その点では安定して先行策が取れるシュガークンは魅力的な馬だ。

青葉賞のレースからは2着ラプンタを推したいが、この馬も地味に成長していて侮れない。
ただ、ドゥラメンテ牡馬はタイトルホルダーやドゥレッツァのように持続力タイプが多い。
牝馬だと瞬発力勝負に強い馬が多いんだけど。
その決め手で少し劣ると言うのが私の見方。
ただ、追切でラスト2ハロン10.9-11.1を出していて上方修正を迫られている><

シンエンペラー
シユーニxガリレオ
日本だとガリレオは欧州的な硬い走りをする馬という見方が一般的だろう。
しかし、オーギュストロダンの英ダービーの長い下り坂での四肢を大きく伸ばした走りを現地のRacingTVでは『まさにガリレオ!』と称賛している。
これ、別にディープインパクトが日本の馬だから軽視しているとかそういう問題じゃなくて純粋にロダンの走りに往年のガリレオを見たってことなんよ。
アーバンシーの中のプリキロ的な血が強く出ると前後の伸縮性に優れた馬が出てくる。

とはいえ、日本では皐月賞の方がダービーよりもチャンスがあったはずだった。
それが今年は皐月賞が超高速馬場になってしまい、この馬の適性から少し外れてしまった。
おそらくダービーも似たような結果になる。
掲示板前後には来る。

メイショウタバル
ゴルシxフレンチデピュティ
前進気勢の強い馬。
道中のピッチでも2400mは長い。
直線に入っての細かいピッチ走法もいかにも重馬場で良さそうな馬。
レイパパレ的な強さ。
皐月賞は大敗したが中山2000mのコースをあの速さで逃げたら死ぬ。
1000m通過57.5秒はマラソンで最初の400mを全力疾走して1分以内で走るようなモノ。
残りの39.8キロは地獄よ。
その次に速いのが2013年の58.0秒で逃げたコパノリチャードが13着。
その年は先行馬も全て沈んでラブリーデイでさえ15着でダービーでは0.4差7着に巻き返している。
なのでメイショウタバルもダービーは自重できれば10着以内の可能性ある。
ただ、ピッチ的な走りなので高速馬場でストライドを伸ばせる馬には負ける。

ダノンエアズロック
モーリスxモシーン
POG馬
フォトパドックはここにきてようやく仕上がってきたという感じ。
弥生賞は+18キロで調整途中。
プリンシパルSで―12キロで勝利しているように明らかに叩きだった。
アイビーSではレガレイラと並ぶ上り32.7秒を出していて東京の瞬発力勝負も有利になる。
期待したい。


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