小倉記念 気になる馬達

夏の小倉競馬場開幕

台風6号の影響で火水木金と雨が降る小倉。
土日の晴れで乾いて行く馬場になる。

その影響がそんなモノかは土曜の競馬を見て考えましょう。

ここではまずは夏の小倉を考えるぞー。

まず、過去10年の小倉記念の3着以内馬の通過順位を見れば1コーナー10番手以下の馬が結構馬券になっているのに気づくだろう。
開幕週や2週目に行われるのになぜ前有利ではないのだろうか?

小倉の特徴といえば後半1300mの下りと平坦。
小倉記念の2000mコースだと前半400m~700mに高低差3mの上り坂があるので先行争いに注意
中山の1800や2000mもそうですが、前半に上り坂があるコースではゆっくり入るのが基本。

中には先頭に立たないと力を出せない馬がいるのでそういう馬が複数いると上り坂でスピードを出し過ぎて自滅してしまう。
前半の上り坂でダッシュすると乳酸が溜まり後半に失速しやすい。

この前半の上り坂よりもその後の距離の方がはるかに長いのだから意識的にゆったり入ることも重要。

過去10年で1コーナー9番手以下で3着に入ったのは13頭。
開幕週か2週目に開催されるのに9番手以下の複勝率が43.4%というのは非常に高い。

基本的に1コーナー9番手の馬でも好走できるのが小倉記念だ。

しかし、前残りになる年もある。
2018年と2013年だ。
共通するのはレコードタイムを出すほど速い決着だという事。

レコード決着するような時は先行馬で決まりやすい。
アーモンドアイのJCなどもそうだが高速馬場での適性が重要視され高速の持続力勝負になってしまうと差し馬がどんなに速い上がりをしてもとどかないのだ。
レコード決着になるかどうかは土日のレースで判断できる。
速い時計が出るような時は先行馬を優先的に選びたい。

先行馬の共通点

トニービン(グレイソブリン系)
小倉、阪神、京都の1800~2200m実績

今年のメンバーだと、
ゴールドエクリプス
ドゥラメンテ(トニービン)xハービンジャー
さらに母方にプリンスリーギフト系ユタカオーがあり後半の下り坂〇
京都と小倉の1800m勝ち。
前走のマーメイドSは大外枠でさらにいつもより後方からで力出せずも0.6差は良い。
内枠からスムーズに先行できれば前残りありそう。

テーオーシリウス
ジャスタウェイ(トニービン)xシンボリクリスエスxダンス
小倉1800m2勝。
春中山の開幕2週目で完勝しているのも好感。
ダートを走っていたがどちらかといえば軽い馬場の方が得意。
母父シンボリクリスエスはハイペースの持続力勝負に強い。
内枠からすんなり逃げられれば勝ち負けまであるかもしれない。


評価

勝ち負け
テーオーシリウス
マリアエレーナ

2着候補
スカーフェイス
ゴールドエクリプス

3着候補
エニシノウタ
カレンルシェルブル

馬達

マリアエレーナ
去年完勝し今年は斤量で2.5キロ重くなる
去年の秋天から地味に不利が続いていたが前走は力負け。
0.2差だがこの馬のポテンシャルを考えれば少しふがいないレース。
株ならコンセンサス以下で売りに出されるレース内容。
しかし、追切内容は今回の方がいい。
速い時計は前の週までで最終は軽めのほうがいい。
巻き返しありそうだが斤量がどうか。

ククナ
七夕賞では内枠で先行しやすかったので△に。
オークスの5着がこの馬の持ち味。
溜めて後半勝負では届かない。
好位で流れに乗って終いもそこそこの脚で粘り切るレースが得意で前走は展開ハマりました。
枠の並びと最初のコーナーまでの位置取りが重要。
今回も好走の可能性はあるが前走よりも人気になり魅力が薄れる。

ワンダフルタウン
ルーラシップ(トニービン)xディープインパクト
阪神2000mGⅢ勝ち。
前走鳴尾記念0.2差4着も好感。
金鯱賞は内ラチ沿いで直線前壁でブレーキして立ち上がり。
大阪杯はスタート直後に前が狭くなって後退。
金杯の時は追切時計あまり良くなかった。
6月から追切の数字も地味に向上している。
理想は前走のようなレース。
切れる脚がないので後方で溜めていても最後に追い込めない。
スタートでゴチャゴチャしないで中団にポジションとれて、なおかつややハイペースで流れてくれる事を祈る。
注文が多いので穴っぽい立ち位置。

スタッドリー
ハービンジャーxフジキセキxトニービン
京都2000m勝ち、阪神2200m2勝
AJCCで0.5差も好感。
オリオンSでムジカに勝った時は追切で0.8加速
今回も先週今週と0.9、0.6加速
坂路でも6月に好時計。
この子も3-4コーナーでやや外を不利なく走りたい。
決め手に欠くので脚の使い方が難しい。
後だと届かず、早めに仕掛けるとムーンライトHになる。
好走はするが3着以内の可能性に賭けるのはギャンブル。

スカーフェイス
ハーツクライ(トニービン)xクロフネ
母系にキーパートナー〇
母父クロフネも阪神で〇なので小倉もあり
京都1勝、阪神4勝。
今年も6走中5回上り3位以内と好調を維持。
鳴尾記念は直線で馬が外を見ていてスムーズに走れていない。
大阪城Sのように道中は馬群の中でも直線で外に出して顔が前を向いてからじゃないといい脚使えない。
前に広いスペースがないと思い切り走れないタイプ。
函館記念も4コーナーからの進路どりで失敗。
今度こそ!

エニシノウタ
キズナxシンボリクリスエス
キズナ産駒で母にボールドルーラーあり〇
この血統はハイペースの消耗戦得意
小倉で勝ちきれていないが悪くない。
八代特別とか内の狭い所で直線も馬場の悪い内側で無理ゲー。
糺の森特別は外に出していい脚を使えたがペースが遅く前も速い上がりを使えたので届かず。
前走でようやく得意なロングスパート戦で外に出していい脚を使うと言うこの馬の好走パターンにハマった。
小倉記念はけっこうロングスパート戦になりやすいので外をうまく走らせる事ができればチャンスある。

カテドラル
小倉巧者だが2000mがどうか。

カレンルシェルブル
血統〇
七夕賞は上手くレースできなかった。
今回は坂路で速い時計もあるし復調気配。
斎藤騎手がドゥーラみたいにうまく乗ってくれることを祈る。



















過去の先行好走馬達
ノーブルマース

ジャンポケxロベルト系
宝塚記念3着

トリオンフ
タートルボウルxダンスインザダーク
父母父グレイソヴリン系
小倉2勝(GⅢ1勝)、京都2勝
鳴尾記念1分57秒台2着

サトノクロニクル
ハーツクライxロベルト系
阪神大賞典2着、チャレンジC1着

マウントゴールド
ステゴxブラッシンググルーム系ンニジンスキー系
チャレンジC2着(小倉記念後)
阪神、京都2000m勝ち

タツゴウゲキ
マーベラスサンデーxシングスピール
阪神2000m勝ち

クランモンタナ
ディープインパクトxトニービン
前年の小倉記念0.2差4着
京都2200m2勝

ウインプリメーラ
ステゴx49erxロベルト系
マーメイドS0.2差4着
京都1800m2勝

メイショウナルト
ハーツクライxサドラーズウェルズ系xマルゼンスキー
阪神と京都2200m勝ち
小倉1800m2勝

ラブリーデイ
キンカメxダンスxトニービン
阪神と小倉1800m勝ち

マイネルラクリマ
チーフベアハートxサンデー
京都1600,1800m勝ち





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