ドバイシーマクラシック 参考レース映像付き 3月23日改定 出走予定馬10頭


出走予定馬 10頭

日本馬で過去10年で3着以内に入ったのは7頭
2013年ジェンティルドンナ2着
2014年ジェンティルドンナ1着
2015年ワンアンドオンリー3着
2016年ドゥラメンテ2着、3着ラストインパクト
2019年シュヴァルグラン2着、スワーブリチャード3着

2013年にジェンティルドンナに勝ったのはエイダン・オブライエン師のセントニコラスアビー
前年のBCターフで2分22秒83から1と1/4馬身差の3着と平坦馬場での適性もスピードも見せた。
さらに欧州のRPRでも124-126を記録と評価の高い馬。

2015年にワンアンドオンリーに先着したのはドルニヤとフリントシャー
ドルニヤは牝馬で前年のヴェルメイユ賞3着、凱旋門賞5着。
最高RPRは116でシーマクラシックの前にシャンティイでポリトラックの1900mのレースでフリントシャーに勝った。
フリントシャーは前の年に凱旋門賞でトレヴの2着でRPR124がある。
さらにその後BCターフ2着(2分24秒91から半馬身差)、香港ヴァーズ1着(2分29秒83)もある実績十分な馬。

2016年にドゥラメンテらに勝ったのはポストポーンド。
前の年にキングジョージをRPR124で勝ち、フォワ賞も勝った。
3月のメイダンの2400mGⅡも勝ち本番も勝った。

2017年に勝ったのはジャックホブスで愛ダービーでRPR125を記録し前の年の英チャンピオン3着でもRPR122。

2018年の1着ホークヴィルは欧州でのGⅠ勝ちはなく最高RPRは119を2回。
しかし、前哨戦であるメイダンの2400mGⅡを勝った。
2着のポエッツワードは前の年の香港カップで6着。最高RPRは愛チャンピオンの2着。
しかしこの馬はドバイの後にプリンスオブウェールズとキングジョージをRPR129-129で勝つ大活躍を見せる。

2019年の1着はオールドペルシアン
平坦ヨークの2400mヴォルティガーSを勝ってRPR118が最高もこの馬も前哨戦のメイダンの2400mGⅡを勝っている。

欧州馬は、RPRが高い事かメイダンの前哨戦GⅡを勝っている事。

参考レース
ブリーダーズカップターフ キーンランド競馬場2400m

9枠9番チャンネルメイカー、6枠6番ロードノース、10枠10番モーグル

ドバイ シティオブゴールドGⅡ メイダン競馬場 2400m

3枠6番ウォートンストリート、6枠3番ドバイフューチャー


まず逃げ馬でチャンネルメイカーがいる。
BCターフではスローで逃げたが、今回はあまりに遅いとウォールトンストリートがプレッシャーをかけるかもしれない。
シムシールやバークシャーロッコも早めに仕掛けるタイプだ。
なのでスローにはならないんじゃないか。
ミシュリフは直線に入って前を視いつでも捕まえられる位置にいて残り200mで抜け出しを図るだろう。
日本馬2頭はおそらく差しを狙うだろうが仕掛けが遅いとミシュリフをとらえるのは難しい。
去年のままのモーグルなら日本馬は勝てるが、おそらく成長しているので苦戦するかもしれない。

1着候補
ミシュリフ、クロノジェネシス
2着候補
モーグル、ラヴズオンリーユー、ウォートンストリート
3着候補
以上の5頭が上位だが、穴で3着にバークシャーロッコ

クロノジェネシス RPR 124
宝塚記念のRPR124は特殊馬場もあり、やり過ぎではあるが近2走も118~119(牡馬の123~124相当)
スローで超前有利な天皇賞秋のあの追い込んだ脚は展開さえ違えば勝っていただろう。
時計のかかる有馬記念でもあわやサラキアに差されそうになるも勝ちに行って勝った。
体幹がしっかりしており馬場不問。
勝ち負け。

ラヴズオンリーユー RPR 111
有馬記念は直線に入って外に出そうというタイミングで後ろから来たサラキアに進路をふさがれてデムーロは諦めた。
実力負けではなかった。
引き続きいい状態をキープしているのが京都記念でも明らか。
RPRは低いがクロノ以外には十分に勝負になる。

ミシュリフ RPR 123 先行勢の後ろ/好位
仏ダービー2100mが稍重で2分4秒01(日本式で約2分2秒6)
日本式タイムを大雑把に2000m換算すると1分56秒76
しかも高低差10mのコース。
上り3ハロン35.12(11.68-11.75-11.69)
ミシュリフは先行馬達の後ろにいて前壁状態。
スペースができて抜けだしてきたのが残り150mくらいから。
そこから最後まで勢いが落ちずにゴール。
ラップを見ればわかるけど他の馬が失速した中で最後まで同じペースで走り続けられたのは距離延長にも期待が持てる。
このレースで1900地点までトップを走っていたオーダーオブオーストラリアがのちにBC芝マイルを勝つ。
かなりレベルの高いレースだった。

3枠5番ミシュリフ
続くドーヴィルの平坦で行われた仏ダービー上位組との再戦は不良馬場でミシュリフの圧勝。
しかし、次のアスコットの重馬場の英チャンピオンSは惨敗。
ゴスデン師によると深く柔らかくなった馬場の表面だけが乾いて脚抜きが非常に悪い馬場でミシュリフに合わなかったとのこと。
確かにピヴォタルの血を持つ馬が快走してピヴォタル持ちだけを買っておけばよかった日。
参考外でいいと思う。
前走は欧州馬にも適したサウジのダートでアメリカの快速馬達を相手に快勝。
3着を7馬身半突き放した。
状態も良さそうで中東への移動も経験済みで速い時計にも対応できる。
クロノジェネシスの相手はミシュリフ。


モーグル RPR 124 差し
英ダービーは有力馬に差し馬が多く、互いにけん制しあった結果サーペンタインに逃げ切られてしまった。
平坦のヨークでパイルドライバーに完敗した辺りはエイダン・オブライエン師が距離適正に疑問を持ったりしたが、ロンシャンのパリ大賞典を2分24秒76(日本式で約2分23秒4)
平均的なラップで能力を試される展開で勝てた。
凱旋門賞は期待されたがエサ問題で出走せず。
BCターフではスローペースでこの馬の良さが出せずに5着。
勝ちタイムは2分28秒02でラスト800mが47.5秒(23.93-23.57)というスローからの800m勝負だった。
25.57-25.49-24.93-24.53-23.93-23.57
勝ったタルナワはそんなスローも全く問題にせずに差し切ったバケモノだし2着はマジカル。
3着は逃げて展開が味方したチャンネルメーカー。
4着はモーグルと似たような位置で競馬していたロードノース。
続く香港ヴァーズでは相手が弱く完勝。


4枠7番モーグル

エグザルタントに勝ったとはいえ、エグザルタントが劣化している。
勝ちタイム2分27秒21(日本式に約2分25秒8)と前年のグローリーヴェイズのタイム2分24秒77よりはるかに遅い。
レースラップが25.71-24.93-25.09-24.04-24.01-23.43
モーグルのラスト800mが23.77-23.23でBCの時よりも良かったのは確か。
レースを使って成長しているのかもしれない。
香港前にはある程度流れないと瞬発力勝負で負けるイメージだったがキレも以前より出てきたのかもしえない。
成長次第で逆転もある3番手評価。


チャンネルメイカー 逃げ馬 RPR118
English ChannelxHorse ChesnutxShadeed
父はミスプロ系でアメリカのBCターフなどアメリカの芝GⅠを6勝。
特に重馬場のBCターフで7馬身差圧勝
そしてチャンネルメーカーのベストレースも重馬場で行われたターフクラシック2400mで後続を4,5、2,5、9馬身と突き放した。
サラトガの重馬場GⅠでも圧勝している。
重馬場の鬼。
良馬場では去年のBCターフ3着がベストレース。
BCターフは1200m通過1分15秒99のスロー。
ラスト800mが23.93-23.57という加速ラップというか瞬発力勝負。
そんな前有利な流れを8番手から4角まくりで差し切ったタルナワは別次元として、あとはマジカルにしか先着を許していないのだから大したもの。
重馬場で異常に強いが、速い時計の決着ではトップレベルに劣る。
2月のサウジでの芝2100mで逃げて2着のまあまあの前哨戦をこなしている。

3枠2番チャンネルメイカー

いい状態でレースに臨めそうだが3着に入れるかどうか。

ウォートンストリート 先行 RPR 115
今年に入ってメイダンの2400mを連勝。
過去に何度かシーマクラシック勝ち馬を出している2400mGⅡを勝った注目の馬だ。
しかも2走続けて2分26秒83(日本式で約2分25秒5)と同じタイム。
しかもこれがトラックレコード。
2戦とも2着以降を突き放しているので強いのは間違いない。
先行して楽な手ごたえで4角で早めに先頭に立ち押し切った。
Dubai City Of GoldGⅡ 3枠6番ウォートンストリート
今回のシーマクラシックは平均より速いペースになりそうだ。
メイダンで安定したレースを見せるこの馬に先着できるかどうかがカギ。


バークシャーロッコBerkshire Rocco RPR 117 先行
平坦ヨークの2400mで3着のモーグルにクビ差の4着
次のセントレジャー(2900m)でパイルドライバーに先着して2着と驚かせた。
2月のドーハの2400mで2分30秒65(日本式で約2分29秒2)から約3馬身弱の2着だった。
3番手追走して2番手を走っていた馬に離された。

ドーハのレース 3枠9番バークシャーロッコ
この馬も真面目に走るタイプでしかも去年もそうだったけどレースを通じて少しづつ成長してる。
スタミナもあっていつもしぶとく粘る。
最高速では劣るので今回のメンバー相手だと最後に突き放されるかな。

シムシールSimsir RPR 114 先行
去年のバーレーンで2000mのレースでソヴリンやロードグリッターズ相手に勝っている。

2枠10番シムシール、11枠7番ロードグリッターズ
ペースメーカーに大逃げさせてその番手から抜け出して勝った。
ちょっと後ろがけん制しすぎじゃないかとも思う。
今年のバーレーンの地元GⅠでは4着
今回は先行勢の後ろに強い馬がいるので難しいだろう。
 
ドバイフューチャー RPR 110 差し
今年すでにメイダンで3レースして2,1,2着。
2着2回はWalton Streetの2着。
1着は2800mのレース。

スターサファリ Star Safari RPR 107
5歳だけどまだ7戦しかしていていない。
去年は1レースだけで2月にメイダンの2000mで後方待機から1分59秒80(日本式で約1分58秒4)で1着。
今年は1月に336日ぶりに復帰して3戦して3,1,1着。

6枠8番スターサファリ
前走では2000mGⅢを重賞初勝利。
こんなに順調に使われているのは初めて。

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