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安田記念 ソングラインおめでとうございます!

前置き

もうね、自分のギャンブルの才能の無さに涙すらでませんわ。
このギャンブルの才能に関しては自分を見つめなおすためにもNoteに書きます。

まずは!
気分を上げるためにも!
ソングラインさんおめでとうございます!
Félicitations pour votre victoire GI!
フランス語でもおめでとうしてみました。
正しいかどうかはわかりません。
確かなのは仏ダービーも外したことです。
あぁ、なんで素直にいいと思った馬に印を打てなかったのか…


勝ち馬 ソングライン
勝ち時計 1分32秒3
レースラップ 12.2 - 11.0 - 11.5 - 12.0 - 12.0 - 11.2 - 11.0 - 11.4
前後半(800m) 46.7-45.6

終わってみれば『5月の東京GⅠでの好走実績のある馬』で決まりました。

1着 ソングライン   NHK2着
2着 シュネルマイスター NHK勝ち
3着 サリオス    ダービー2着
4着 セリフォス   NHK4着
5着 ファインルージュ  VM2着
11着レシステンシア  VM3着
18着カテドラル   NHK3着

展開はほとんどの人が予想していただろうものになった。
ホウオウアマゾンが先頭で落ち着いたペースになり。
L3最速にはならなかったが直線に入って一気にペースが速くなり600m勝負になった。
この展開では前の馬は厳しいので先行馬は割引。
内は荒れているので『距離ロスはあっても勢いよく走れる外の差し馬を狙いたい』というのも正解。

上記の7頭から先行馬のレシステンシアとこの中では内枠だったファインルージュを外した5頭で行けば良かったのでしょうが、サリオスは買えなかった。
『自分の好み』を優先しすぎてしまった。

1着 ▲ソングライン

池添騎手のコメント
『しっかりポジションを取りたいと思っていましたし、良い形でスタートを切ってくれたので、取りに行きたいと思っていましたが、サリオスが外にいたので、この馬の動きでどうしようかと考え、そこは我慢させる判断をして、サリオスの後ろにつけました。

前回うまく乗れなかったので、この馬の持ち味を出していこうと思い、4コーナー手前から出していきました。直線もステッキに反応して、よく伸びてくれたと思います』

ダービーの武騎手、ルメール騎手も皐月賞のうまく乗れなかった反省を活かしてのダービーでの好走でしたが、今回の池添騎手もしっかりと前回の失敗を活かしました。
そういえば、一昨年のグランアレグリアも高松宮記念での失敗の後の勝利でしたね。
継続騎乗の良さが出ました。

3コーナーまでのポジション争いでサリオスの後ろを取れたのが大きかったですね。
パトロールで見るとシュネルマイスターがソングラインの後から外を狙おうとしていたのがわかります。
池添ソングラインと藤岡セリフォスに阻まれて大人しくソングラインの後ろに納まりました。
シュネルマイスターとソングラインは枠が逆だったら結果も逆になっていた可能性が高いですね。

残り700m辺りで前のサリオスの外に出して、4コーナーでは2頭並ぶ形で直線に入りました。
最もスムーズなレースができたのがソングライン。

予想では『枠的にはこちらの方が(ファインルージュよりも)有利か』とわかってはいたのにファインルージュの方を〇にしてしまった。
ただただ『好み』を優先させてしまった弊害。

2着 △シュネルマイスター

スタートして隊列がある程度できてから外へ出そうとしましたが外のセリフォスに阻まれました。
直線入り口でも外に出そうとサリオスとレシステンシアの間を狙いましたがスペースなく。
残り200mを過ぎてからようやくサリオスとレシステンシアの間にスペースができて間を抜けてきた。
外でスムーズに走れたソングラインには敵わずに2着。
ルメール騎手は安田記念で4年連続で枠の並びによる不利を受けていますね。

3着 サリオス

好スタートから外で先行し、内を何度も見ながら3コーナーではレシステンシアの後ろにつけた。
残り600mで外に出して後ろから来たソングラインと並ぶ形で直線に。
サリオスとソングラインはやりたい競馬ができた。
ソングラインとシュネルマイスターには差されたが3着を死守。

レーン騎手のコメント
『良いポジションで、リズム良く競馬ができました。直線に入っても手応えが良かったです。残り300m前後では勝つ自信がありました。馬の力はすべて出し切って、ベストの競馬をしましたが、前に2頭強い馬がいました』
騎手と馬の相性がバッチリでした。

馬体重と追切で買えませんでした。
5月7日にNFしがらきで572キロだった馬体が輸送で22キロ減り、『右前の引き上げや右トモの着きと引き上げに強めの反応が見られることから、入念にケアしながら調整』。
ゆっくりとした追切しか消化できないのにさらに減っていく馬体重。
5月26日には『飼料の配合を変えても馬体が増えて来ず背肉も落ちてしまっていますし、毛艶や馬体の張りも一息』
6月1日には『ダービーに出走時が528kg、昨年の安田記念が536kgだったように、この時期は体重が減る傾向にあり、最新の計測で528kgと引き続きマイナスで推移しているものの、飼い葉はしっかりと食べてくれています。当日まで健康状態や歩様の維持に努め、好結果に繋げたいと思います』
最後まで軽い調整ていどの追切。
ダービーのイクイノックスとは違って追切の走りも良くは見えなかった(見る目がない)

こんな短期間で44キロも減ったら筋肉も落ちるだろう?人間のダイエットだって1カ月に2~3キロの減量が理想でそれ以上は体への負担が大きい。馬なら20キロ位の上下はあるかもしれないが44キロって…。しかも強い運動をしていないのに体重が減るって…。

しかも陣営がその減量を狙ってやったのではなくて

『減っちゃった (〃'∇'〃)ゝエヘヘ』

このサリオスをマイナス情報を込みで買えるかどうかがギャンブルの才能のあるなしだと思います。
私にはないです。ギャンブルの才能。

4着 セリフォス

この4着はスゴイですよ。
今年の3歳も強いとは言ってきましたがこのメンバーを相手にこの競馬で0.1秒差は非常に強いです。
4キロ差が有利とは言われていましたが、私はそうは思いませんでした。
欧州でもこの時期に3歳と古馬が一緒にレースをしていて5キロ差6キロ差と軽い斤量をもらっても3歳馬が負けるのが多い。
例えば、去年の英オークス1番人気5着で7,8月にはアメリカのGⅠを連勝するサンタバーバラ。
6月の2000mGⅠで5.5キロ軽い斤量をもらいながらサンダリングナイツのクビ差2着に負けています。
このプリティポリーSは過去10年で3歳馬が勝ったのは3回。
去年の7月のエクリプスSは3歳のセントマークバジリカが勝ちましたが古馬との斤量差は4.5キロです。
エクリプスSも過去10年で3歳馬が勝ったのは4回。
この時期の4キロ差は欧州に比べたら少ない。

セリフォスはスタートして最初はサリオスの後ろに馬を置けていました。
しかし、サリオスがレシステンシアの後ろに納まったことで前の風除けがなくなってしまいました><
これって大きな不利なんです。
馬群の外側で一頭ポツンと風除けなしは辛いです。
残り700mでソングラインが外に持ち出した後はサリオスとソングラインの後ろでスリップストリームに入りました。
風除けいいよね。
残り300mで外に出してムチは200mまで我慢した。
外ポツンになったのも騎手のせいではないですし、いい騎乗でしたね。

藤岡佑介騎手のコメント
「外枠からイメージ通りのレースができました。理想はサリオスの後ろ、ソングラインの位置でしたが、そこに入られてしまいました。しかし、折り合いはピッタリとついていました。追い出したら、まとめて差し切れるかなというくらいでした。しかし苦しくなって、ラスト100mで脚が上がってしまいました。その差が埋まってくればトップを目指せると思います」

5着 〇ファインルージュ

武騎手のコメント
「ゲートがあまり速くなかったですが、その後は良いポジションにつけられました。しかし、外に出すタイミングがなくて、馬場の悪い所を通らされました。抜け出せず、もう少し外枠が欲しかったです。それでも良い馬ですし、通用すると思います」

そうですね、枠の並びでソングラインより不利だとは思ったのですが、なんとかしてくれるんじゃないかと淡い期待を抱いてしまいました。
8レースで武騎手のヴルカーノが内で残っての2着だったのですが、やはり外有利でしたね。
武騎手も直線入り口でダノンザキッドとダイアトニックの間から外に出せるかどうか試していましたが、内の開いたスペースを選びました。
ダノンザキッドに内に押し込まれながらでスムーズには追えませんでした。
外の枠ならチャンスがありましたね。


6着 ダノンザキッド

川田騎手のコメント
「とても健康に競馬場に来られたと思いますし、その分自分から進んでの競馬を選択しました。着順はこの着順ですけど、前回よりも遥かに競馬ができたので、また改めて頑張っていけたらと思います」

前年のマイルチャンピオンシップ3着は伊達はなかった。


7着 エアロロノア

上がり最速32.6秒。
去年のマイラーズカップで1分31秒を経験していたのは高速馬場向きだった。

8着 イル―シヴパンサー

上がり最速32.6秒。
7,8着は似たような枠から仲良く後方待機。
ただただ、展開が合わなかった。

田辺騎手のコメント
「二の脚がつきませんでしたし、ペースが遅くて動けないところにいました。自分で競馬を作れないタイプです。最後も、上位は前半に脚が溜まっていたので、同じ脚になってしまいました」

田辺騎手の言う通りです。
これでMCSまでマイルGⅠがないのがもったいないよね。
どこか連れて行ってくれないかなー。

9着 △ナランフレグ

ナランフレグも後ろからやりたいレースはできたはず。
負けはしたけど、今後も直線の長いコースのマイルを試してほしい。
新潟の小回り1400mじゃなくて!

15着 ◎ヴァンドギャルド

前走の走りを見るに溜めてこその馬。
後方待機で外をまわしても7,8着馬のようになったかもしれないが、内の好位ではチャンスは少なかった。
勝負が終わってから前をカットされて必要以上に負けてしまった。

8レースで妹のフォティノースが勝った時には安田記念ももらったと思ったんですが…
サリオスに対してのレーン騎手のようにヴァンドギャルドにはバルザローナ騎手が必要だった。

16着 △カラテ

菅原明良騎手のコメント
「少し内枠すぎました。外から自分から動いていくようなレースがしたかったのですが、内枠だったのでそれができませんでした。馬の雰囲気はとても良かったです」

スタートしてからの位置取り争いでも後手を踏んで、外にも出せず、力を出し切れませんでした。
多頭数で内から外に出すのは難しいよね。

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