ロイヤルアスコット DAY1 予想
今週はロイヤルアスコットですよ!
今年はエリザベス女王2世のプラチナムジュビリー(在位70周年記念)ですから、なんとなく豪華なイメージがありますが、馬にとっては念仏か東風っスよね。
プラチナムニンジンでもくれればいつもより70%速くなるかも…そんなわけない。
Turftraxによる馬場情報は、良から硬い良ですね。
ちなみにどうやって測定しているかに興味がある方はこちらをご覧くだせぇ。
DAY1は古馬の直線マイルGⅠクイーンアンS、千直GⅠキングススタンドS、3歳マイルGⅠのセントジェームスパレスSの3GⅠです。
Queen Ann Stakes GⅠ 1600m
マイルの直線コースのGⅠ
ゲートの位置はCentreで中央になります。
Queen Ann Stakesのレコードタイムは2017年のRibchesterの1分36秒60。
去年は硬めの良馬場でパレスピアが1分39秒18で勝った。
なんでこんなに遅いかと言うとゲートを出て日本やアメリカみたいに激しく先行争いをしないから。
去年の先頭を走ったPogoのレースラップは
15.43-12.48-12.03-11.91-11.54-11.49-12.20-12.94
日本式に換算しても最初の1ハロンは約14.1秒。
日本のマイルGⅠでこんなに遅いのはありえないでしょう?
馬場の違いもあるが、レースそのものに対する考え方も違う。
ゲートの位置は去年も中央でだいたい馬場の中央を走って、L3最速からラスト600m勝負。
スタンド側の方が馬場的に有利で上位勢はスタンド側だった。
11頭で11枠、8枠9枠が上位3頭。
2020年もゲートは中央だったがスタートして徐々に全体がスタンド側に移動。
1,2着は先行馬で3,4着は15枠、12枠とスタンド側の枠。
穴は外枠を狙え。
今年はたったの7頭。
マイル王のBaaeedとReal Worldが強いから回避したのかな。
出走予定馬
②4枠 Baaeed ジム・クロウリー騎手 RPR129 好位
シーザスターズxキングマンボxシングスピール
7戦全勝で現在GⅠ3連勝中。
去年の10月にはアスコットでパレスピアにも勝っている。
今年初戦のニューベリーでのマイルGⅠを好時計勝ち。
Baaeedのラップ15.81-11.93-11.48-11.44-11.30-10.87-11.11-11.77(上り33.75秒)
2着はReal Worldで3着にChindit,4着Alcohol Freeとメンバーはそろっていた。
勝つ。
⑤1枠 Real World RPR122 好位
ダークエンジェルxドゥバウィxアレジド
中東のダートは苦手。
芝なら5勝2着1回。
その2着は前走でBaaeed相手のモノ。
Real Worldは軍馬のような硬い走り。
前走のラスト3ハロンも34.14秒(10.76-11.45-11.93)で悪くないのだがBaaeedが規格外すぎた。
2着最有力候補
④6枠 Order Of Australia RPR119 先行
去年も休み明けで出走して8着。
得意なのは平坦系の競馬場なのでアスコットは向かない。
今年は去年よりはいい状態かもしれないがやや軽視。
③5枠 Chindit RPR116 先行
ウートンバセットxオアシスドリーム
前走はニューベリーで先頭を走ってBaaeedの3着。
去年は3歳でセントジェームズパレスに出走して5着(落鉄あり)。
3着候補
⑦2枠 Lights On RPR113 先行
前走はサンダウンのマイルGⅡ勝ち。
内でうまく溜めて不利なく抜け出した。
アルコールフリーとの比較でChinditといい勝負になりそう。
3,4着候補
⑥3枠 Sir Busker RPR RPR116
Sir PrancealotxTiger Hill
前走はBaaeedの5着。
3月のドバイターフでは4馬身差の5着。
去年のこのレース3着。
前走は5着だが上りはReal Worldにつぐ3位。
去年のこのレースでの好走もあるし3着候補筆頭。
①7枠 Accidental Agent RPR116 差し
Delegator(ダンシリxフォルリ系)xXaar(ザフォニックxサーアイバー)xアホヌーラ系
近親にマイルGⅠ勝ちのMohaatherがいる。
2019年のこのレースの勝ち馬。
今年8歳だが今年は2戦して好調。
前走はアスコットの1400m直線27頭立て!で2着。
上位3頭がスタンド側の3頭で決まった。
今回も7頭立ての最もスタンド側の枠。
3着あるかもしれない。
印
◎②Baaeed
〇⑤Real World
▲⑥Sir Busker
△①Accidental Agent
馬券
単勝②1000
複勝⑥500
馬単
1着② 2着⑤ 1500
3連単
1着② 2着⑤ 3着⑥① 2x3500
King's Stand Stakes GⅠ 1000m直線
レースレコードは2007年Miss Andrettiの57秒44
ゲートは中央で18頭。
去年の1,2着は14枠、15枠(16頭中)でやはりスタンド側の枠が有利。
去年は2,3着が母父ストームキャット系
3着はアメリカ馬
今年はオーストラリアからジ・エヴェレスト(芝の世界最高賞金レース)勝ちのNature Strip、アメリカからBC芝スプリント勝ちのGolden Palも参戦。
ペースが速くなりそうで追い込み馬にもチャンスが生まれそうだ。
印
◎⑫Nature Strip
〇⑰Mooneista
▲⑦King’s Lynn
△⑬Ponntos
△⑭Saint Lawrence
△⑯Twilight Calls
馬券
単勝⑫1000 ⑦200
複勝⑰500
馬単
1着⑫ 2着⑰⑦⑬3x300
1着⑦⑯ 2着⑦⑯⑰ 4x100
3連単
1着⑫ 2着⑰⑦⑬⑯ 3着⑰⑦⑬⑯⑭ 16x300
1着⑦⑯ 2着⑦⑯⑰⑬ 3着⑯⑰⑬⑭⑫ 22x100
出走予定馬
⑫10枠 Nature Strip RPR126 先行
オーストラリアからジェームス・マクドナルド騎手が騎乗。
GⅠ7勝+エヴェレスト勝ち。
ほとんど1200mのGⅠだが2019年には1000mGⅠ勝ちもある。
手前替えの脚の回転が滅茶苦茶速い。
まさに短距離走者というはしり。
今回は1000mで前が潰れるほどの速いペースになりそう。
先行馬のなかでは粘れる方だと思う。
⑤13枠 Golden Pal RPR126 逃げ/先行
アメリカからオルティスJr騎手が騎乗。
去年のBC芝スプリント勝ち。
今年4月の1100mGⅡを1分2秒21で逃げ切り勝ち。
400m20.94秒、800m43.58秒、1000m55.64秒
スタートがまさにロケットスタートというにふさわしい。
この馬がハイペースを作り出す。
枠的にもスタンド側を走れそうなのはプラス。
コーナリングのない直線コースがどうか。
⑩5枠 Man Of Promise RPR121 先行
3月のドバイの1200mGⅠで3着。
前哨戦のドバイGⅢではスタンド側を走って圧勝した相手に本番で外枠になった相手に逆転された。
今回は枠が不利。
⑬12枠 Ponntos RPR120
去年までは実績なし。
それが今年の初戦、5月のロンシャン1000mGⅢ(稍重)を55.63秒で圧勝。
Ponntosのラップは12.84-10.42-10.39-10.63-11.33
過去の同レースのタイムと比較しても好時計。
2015年に55秒24で勝ったMecca's Angelはその後ヨークの1000mGⅠを2勝。
しかし、アスコットの1000mは苦手だったw
罠っぽいがおさえたい。
⑰14枠 Mooneista 差し
去年のロイヤルアスコットは3歳1200mGⅠ不良馬場で1番枠と不利な枠で7着。
今年は3戦して安定した成績。
前走ではA Case Of YouやGlen Shielに先着。
速いペースが予想されるので差し馬として狙いたい馬。
⑭16枠 Saint Lawrence 好位/差し
去年4月のアスコット3歳1200mGⅢで2着。
今年4月のニューマーケット1000mGⅢで3着。
上位の中では枠が不利な中でよく頑張っていた。
前走はゲートの中でイラついたのと斤量。
喉の手術をして去年よりも良くなっているはず。
ペースが速くなった時に無理してポジションを取りに行かなければ面白いはず。
穴馬
⑦2枠 King's Lynn
去年はスタンド側の枠だったが勝負所で前壁で力を出し切れなかった。
4日後の1200mにも出走して3着しているw
今年は2戦して2,1着と好調をキープ。
差し馬でもあるし、良さそうなのだが2番枠。
枠は不利だが、馬券には絡めたい。
⑯6枠 Twilight Calls
差し馬で展開が向きそう。
前走はKing's Lynnの2着になったがこちらの方が今回は人気。
順調に来ているし、King's Lynnよりも枠が有利。
おさえるべき。
④18枠 Existent
力は少し足りないが、スタンド側のいい枠だし、差しに徹すればチャンスはありそう。
穴馬
②2枠 Arecibo
去年の2着だが今年は不利な3枠。
前走は有利なラチ沿いでKing's Lynnらに負けた。
⑮7枠 Tis Marvellous 先行
アスコットが得意。
速い馬達の先行争いに巻き込まれないように一歩引いた位置で競馬できるかどうか。
St James's Palace Stakes 右回り1600m3歳GⅠ
3歳限定のマイルGⅠだがクイーンアンSと違い、直線ではなく右回りコース。
去年のポエティックフレアの1分37秒04がレースレコード。
スタートして約820mの長い直線から右に約90度周るコーナー
直線は約515m
スタートからコーナーまでの直線で約10m上って、コーナーからゴールまで約8m上ります。
ひたすら上りです。
ガリレオxデインヒルの組み合わせがめっぽう強いコースです。
印
◎⑨Maljoom
〇⑥Coroebus
▲③Bayside Boy
△②Angel Bleu 落ち着いていればチャンスある。
△⑬Wexford Native
△⑩Mighty Ulysses
馬券
単勝⑨1000
複勝③500
馬単
1着⑨ 2着⑥③②⑬⑩ 5x300
3連単
1着⑨ 2着⑥③② 3着⑥③②⑬⑩ 12x400
1着②⑩ 2着⑨②⑩⑥ 3着⑨⑩⑥⑬③ 22x100
⑥2枠 Coroebus 差し RPR123
英2000ギニーを勝ったが2着のNative Trailとは枠の差。
逆の枠なら勝っていたのはNative Trail。
今回は右回りの内枠になってしまった。
外に出すのに苦労するかもしれない枠。
事故の可能性もある。
母父がガリレオxデインヒルのテオフィロ。
⑨8枠 Maljoom RPR114
3連勝でドイツ2000ギニー(GⅡ)を好時計で勝った。
出遅れて追走に脚を使ったのに逃げて楽勝かと思われた馬をゴール前でとらえた。
3着は5馬身離しており、強い内容。
走り方も力強く、ホンモノ。
スタートがいつも遅いのが玉に瑕。
直線で大外強襲決めてくれるはず。
母父がガリレオxデインヒルのテオフィロ。
②11枠 Angel Bleu RPR114
ロンシャンとサンクルーの2歳GⅠを勝った。
ともに重馬場だったので良馬場でどうか。
近親にハイランドリール、アイダホと活躍馬多数。
母がガリレオxデインヒル
今年初戦の4月の1400mGⅢでは3着。
気性的に前向き過ぎて折り合いを欠く。
興奮して発汗していることが多い。
たぶん逃げる事になる。
能力は高いが、落ち着いてレースに出られるかどうかが問題。
厩舎では大人しいらしい。
③5枠 Bayside Boy
2歳GⅠでは3着2回。
Native TrailやLuxembourgと2馬身差
前走の仏2000ギニーは3ハロン目に11.04秒とスピードを出し過ぎてしまい、それが終いに響いた。
直線ではペリエ騎手はほとんど諦めていてムチも入れていない。
口向きの悪い面もあり、コーナーのあるコースよりは直線がいいかもしれない。
だが、2歳時のパフォーマンスが出せれば上位で戦える能力はある。
⑬3枠 Wexford Native
前走は愛2000ギニーで外枠から先行して4着に粘った。
今回は内枠で先行するのにいい枠。
⑤13枠 Checkandchallenge
前走の英2000ギニーはNative Trailと並んで上がって行こうとしたところで前壁で外に移動、なおかつぶつけられて終了。
⑪7枠 My Prospero
トム君はこの馬を選んだ。
近親に重賞レベルの活躍馬多数だが、GⅠには足りない血統。
前走のサンダウンの走りは確かに良かったが、4月のレースで2着だった馬はその後2戦して2着続きでいまだ未勝利。
3,4着でかなぁ。
こういう人気しているが評価しづらい馬の取捨選択が難しいんだよね。
⑫6枠 New Energy
愛2000ギニー2着
いい追い込みを見せていた。
ダンチヒをもっていないんだよね。
⑩12枠 Mighty Ulysses
前走でこの馬に勝ったWhoputfiftyinyouが無傷の4連勝でこの後のハンデ戦に出走。
この馬の方が3.7キロ重かったんですけどね。
抜かれる時にWhoputfiftyinyouの方を見た表情が『なんでお前そんなに速いんだ!』と驚いていたのがかわいかった。
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