見出し画像

凱旋門賞 出走予定馬

9月30日現在16頭が残っている。

パイルドライバーやタルナワがいないのが残念。

3歳牝馬 54.8キロ
3歳牡馬 56.7キロ
古馬牝馬 58.1キロ
古馬牡馬 59.4キロ

日本の秋のG1の3歳牝馬と古馬牡馬の斤量差は4キロで凱旋門賞だと4.6キロ差。


ディアドラ Deidre 6歳牝馬
あなたのおかげで海外競馬が面白くなりました。
2019愛チャンピオンSは私の中ではあなたの勝ちです。
馬場変更される位の重馬場だった英チャンピオンSでも道悪の鬼2頭に続いての3着はすばらしい。
香港ヴァーズもあの位置からよく4着まで持ってきました。
ただ、最近の2走の負けっぷりがらしくなくて心配です。
陣営も整体師を呼んだり手を尽くしているようですね。
マーフィーから替わるのはむしろプラスだと思います。
改めて後方待機からの鬼脚を期待します。

ラヴ Love 3歳牝馬
父ガリレオ、母父ピヴォタル
今年の英オークスで2着に9馬身差、そしてエネイブルより速いタイムで勝利。
さらに同日、同斤量で行われた英ダービーよりも速いタイム。
ヨークシャーオークスでも2着のアルピニスタに5馬身差の圧勝。
スローペースでしかも最後は流しているのでタイムは良くないがそれでもラスト4ハロン45.01秒はスゴイ。
エイダン・オブライエン師も絶賛の牝馬だ。
ただ、師がこの馬の重馬場適性に不安があると述べたため不安視されている。
確かに膝を高く上げないで低い位置で脚を伸ばしていくタイプなので『一般的には』良馬場向きだ。
しかし、私個人の意見としてはイケるんちゃうかと。(注:馬券は自己責任)
母父ピヴォタルは道悪上手の産駒が多いので有名。
最近ではアデイーブ(Addeybb)が重馬場の英チャンピオンSでマジカル(道悪の鬼)の2着、今年はオーストラリアでも重馬場でG1勝ち。
アデイーブもそんなに膝を高く上げないんですよね。
ラヴが重馬場のDebutante Stakesで負けたのは前半飛ばし過ぎたという見方でいいんじゃないか?
勝ち負け

エネイブル Enable 6歳牝馬
ナサニエル牝馬は勝負根性が強い。
走る気持ちをもっている限り能力は出せる。
近走をみれば疑いなく今回も走る。
道悪は鬼。
500キロだが体幹がしっかりしているのでバランスを崩さない。
後は、3歳勢との斤量差がどう働くかだけ。
去年は横綱相撲を取ってハイペースの分後ろから差されたし3歳牡馬に2~3馬身差しかなかった。
今年の3歳勢は去年よりも強い。
トレヴも3年目の前哨戦のヴェルメイユ賞は6馬身差で圧勝したが本番で4着。
英ダービー馬ゴールデンホーン、海外転戦した5歳のフリントシャー、仏ダービー馬ニューベイが先着した。
いずれもその年にレーシングポストのレイティングで120以上を出した強豪達。
今年はラヴ、サーペンタイン、ストラディバリウス、ペルシアンキングの4頭が該当

ストラディバリウス Stradivarius 6歳牡馬
父シーザスターズ、母父ベーリング
長距離GⅠを7勝上げている名馬。
重馬場も苦にしない。
前走のフォワ賞はあまりにスローであったが、上り3ハロン33.27秒というスプリント勝負についていけたことは大きな収穫。
2018年のヨークの2800mを2分55秒15で走っていて、単純に2400m換算で2分30秒はこのコースなら十分なタイム。
馬券になる可能性は高そうだ。

サーペンタイン Serpentine 3歳牡馬
父ガリレオ、母父デインヒルダンサー
英ダービーを逃げ切りだが去年の英ダービーよりも評価は高い。
英ダービー後は余裕をもって調整されパリ大賞典で先行して4着。
ハイペースで上位3頭が後方待機組だったことを考えればよく頑張っている。
最後まで脚は上がっていなかった。
今回の方がしっかり調整しているだろうから上昇も見込める。


ラービハー Raabihah 3歳牝馬
父シーザスターズ(ダンチヒ系)、母父キングマンボ、母母父Unfuwainは2400m得意。
キングマンボは引き出し型なのでシーザスターズらしさが受け継がれているはず。
前脚の使い方は似ている。
ラービハーの方が小柄だけど。
ダンチヒ系はロンシャンの過去10回の凱旋門賞で1着1回、2着6回、3着2回と2着が多い点に注意
今年の仏ディアヌ賞の上位組は強い。
ヴェルメイユ賞はタルナワ(英チャンピオン牝馬に出走予定)にこそ負けたがこの馬も素晴らしい瞬発力を見せている。
膝を高く上げる走り方から重馬場は苦にしないと見る。
馬券候補

モーグル Mogul 3歳牡馬
父ガリレオ、母父デインヒル
サドラーxダンチヒは過去10回のロンシャンの凱旋門賞で3着以内が9回。
エイダン・オブライエン師はヨークでの敗戦の後、スピードがあるので2400mよりも2000mの方がいいのかもと考え始めたらしい。
あれはパイルドライバーが強かったと見た方がいいと思う。
パリ大賞典ではブドー騎手がイン差しして勝利。
ブドー上手いよ。
良馬場でのハイペース展開がこの馬に向いたのもある。
凱旋門賞はパリ大賞典の日とは違って重馬場。
全兄のジャパンも重馬場を苦にしていなかったしこの馬も上半身の強い走りなのでイケる。
3着内候補

インスウープ 仏 In Swoop 差し 3歳牡馬
父Adlerflugはサドラー系でドイツダービーなどドイツのG1を2勝。いずれも重馬場での勝利。
母Iotaはダンチヒ系で重馬場のドイツオークス勝ち。
インスウープの全兄のイトウIto(446キロ)は2015年のジャパンカップで最下位。
インスウープもドイツダービーを勝ち親子制覇。
リヨンパリィ競馬場の2200mG3重馬場でゴールドトリップの3着に敗れているが、直線で前壁。
パリ大賞典では先に抜け出したゴールドトリップをゴール前で差し切って2着。
勝ったモーグルとは直線での内外のコース取りと仕掛けのタイミングの差を差し引けば1馬身程の差か。
兄も446キロでそんなに大きくは見えない。
面白い存在。

ゴールドトリップ Gold Trip 差し 3歳牡馬
父Outstrip(ダンチヒ系)は早熟でBC2歳芝勝ち。母父Dubai Destination(キングマンボ)
仏ダービーでは出遅れてから徐々に外を通って前へ、1100m地点までに3番手まで進出。
1100m通過1分4秒73と平均ペースだったし、余計な脚を使って直線残り200mで失速。
距離に不安のある失速ぶりでもあったのだが次のパリ大賞典で3着に入った。
ただ、ゴール前でモーグルに離され後ろから追いかけてきたインスウープに差されたように最後は失速している。
やはり距離への不安は隠せない。

ジャパン Japan 4歳牡馬
4歳になって去年のような走りが見れない。
おそらく古馬になって重くなった斤量が原因だろう。
今回は前2走よりも少し軽い斤量なのは良いがそれでもエネイブルが去年と同斤量なのを考えればマイナス。
さらに前走はややハイペースを先行させるというこの馬の持ち味を活かせないレース。
鞍上が武豊氏に替わるのもこの馬には良いかもしれない。
後方待機してこそ持ち味の末脚が生きる。

ソットサス Sottsass 4歳牡馬
この馬も去年の強さが見られない。
ガネー賞G1を勝ってはいるがメンバーが弱すぎる。
前走の愛チャンピオンは悪くないが古馬の一流G1馬達には届かなかった。
去年3着だし、重馬場も問題にはしないが今年の3歳勢と比べると見劣る。

ウェイトゥパリス Way To Paris 7歳牡馬
この馬がG1を勝てる今年の春のフランスの古馬戦線はレベルが低い。
ストラディバリウスには勝てない。

ソヴリン Sovereign 4歳牡馬
カルドン賞とどちらに出るかはわからない。
前走は愛セントレジャーを大敗したが62キロがこたえたか?
キングジョージは去年なら4着相当。
凱旋門賞に出るならペースメーカー。

ペルシアンキング Persian King 4歳牡馬
前々走の不良馬場で3歳勢に大敗。
前走のロンシャンマイルG1でRPR124と高評価をもらってるけど先行有利なレースで楽をして勝った印象。
掛かりやすいのも距離延長にマイナス。

チャクナック Chachnak 3歳牡馬
前走ロンシャンGⅢ2000mを勝った。
仏ダービーは内枠で内ラチ沿いを進んでいたが直線に入って前が分厚い壁でどうしようもなく敗退。
前走を見れば仏ダービーは実力通りではなかったとわかるが、それでもこのメンバーに入ると足りない。

ロイヤルジュリウス Royal Julius 7歳牡馬
逃げる?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?