見出し画像

ホープフルS 2023年 ◎ゴンバデカーブース


トニービン持ち

先週の中山はトニービン持ちが大活躍。
去年のホープフルSも1,3着が父トニービン持ち。

過去にもハーツクライ系が4年連続(2017~2020)で3着以内だったこともある。

他は冬中山の定番、母がヌレイエフ、ロベルト持ち。

今年の父トニービン持ちは、

ヴェロキラプトル
ディスペランツァ
ミスタージーティー
レガライア

テンエースワン 母にトニービン

母ヌレイエフ、ロベルト持ち
アンモシエラ
ゴンバデカーブース

去年は3頭とも札幌勝ち上がり

ドゥラエレーデはダート勝ち上がりだがその前の芝でも2着(1着は後に重賞2勝のドゥーラ)

ウインマクシマム 札幌新馬0.0差2着で中山2000m勝ち上がり
センチュリボンド 札幌芝勝ち上がりで京都2000mも勝ち

過去の傾向

中山2000mGⅠだと6回しかないが、とりあえず傾向を

有利なのは2、4、6枠

6枠の回収率の高さは去年の14人気ドゥラエレーデのおかげ
7枠の3頭は6~8人気

前走はオープンや重賞組の成績が良く、1勝クラスは2着までで未勝利クラスを勝ち上がったばかりの馬は7着が最高。
新馬勝ちの1戦だけもステイフーリッシュの3着だけ。

前走は負けても0.2秒差以内

前走上り3位以内
例外は東スポ杯で番手で1000m通過58.9秒で0.2秒差4着したドゥラエレーデ。

以上から、

ヴェロキラプトル 野路菊S1着上り1位
シンエンペラー
 京都2歳S1着上り2位
ゴンバデカーブース サウジRC1着上り1位(ただし前走1600mはデータ少ない)
シリウスコルト 芙蓉S1着上り1位

レガライア   アイビーS0.2差3着上り1位
ディスペランツァ 京都2歳S0.2差6着上り1位

展開

展開は読みにくい。
基本的に速くはならないが、2017年みたいな例外もある。
あの年に先行した馬達の前走は速くなかったのにホープフルSでは前半速かった。

2018年以降は1,2着馬は全て最初のコーナー6番手以内
前が有利だが7,8枠の先行馬の成績が良くないのは外で壁を作れなかった馬が多いから。
ただ、前に行ききって1,2番手で競馬した8枠はコスモカレンドゥラ(8人気4着)、ラインベック(6人気4着)と人気より好走しているので侮れない。

先頭は内で③がとりあえず行くかな?
外の⑮⑯も様子を見ながら前に行く程度で積極的ではないだろう。
団子状態のスローペースになりそうだ。

前になりそうなのは⑮③⑯①④②⑬⑧

⑬レガライラのルメール騎手の位置取りに注目。
前に壁を作ろうとするが思い切って前もありえる。

①ゴンバデカーブースは前走控えたがマイルで最初の600mが34.9だった。
新馬では35.8秒で先頭を走っているので、今回は他の馬の出方次第だが前になりそう。

②は過去2走前半速くない
③が騎手としても内でもまれたくないから前に行く。
⑥シンエンペラーは中団後ろからになりそう。

追切

2022年
1着ドゥラエレーデ 前走で仕上がり、好調維持
栗坂54.6-13.1-12.6
栗W55.0-11.8-11.3 

2着トップナイフ 800mが以前よりも速くなってしっかり加速
栗坂55.1-12.9-12.4
栗W54.2-11.4-11.1 L1・1位

3着キングズレイン 追切向上
美W53.0-12.4-11.6
美W51.1-12.8-12.1-11.8とL4・2位もある

2023年

坂路
⑬レガレイラ    美53.2-12.9-11.6 
⑤サンライトジパング栗51.7-12.3-11.7
⑪ショウナンラプンタ栗55.9-13.4-11.7
②ヴェロキラプトル 栗56.1-13.4-12.0
⑥シンエンペラー  栗56.9-14.2-12.1
⑫ディスペランツァ 栗51.1-11.5-12.4

ウッド
⑮ウインマクシマム 美52.3-11.7-11.0 
⑬レガレイラ    美51.8-12.5-11.1
④アドミラルシップ 美53.7-13.1-11.1
⑧インザモーメント 栗51.7-11.5-11.2
①ゴンバデカーブース美50.8-11.7-11.3
⑩シリウスコルト  美51.9-12.3-11.5
⑯センチュリボンド 栗51.6-11.5-11.5

⑮ウインマクシマム
全体は12月の前走の方が良いが、今回はラスト2ハロンの加速◎
坂路もゆっくりだが地味に向上

⑬レガレイラ
ウッドも終い加速〇、特に坂路で大きく向上

④アドミラルシップ
以前から速い時計あったが終いが速くなっている

⑤サンライズジパング
この中間の坂路は自己ベスト

⑫ディスペランツァ
坂路で自己ベスト
しかし、前走前まではウッドで終い2ハロン11秒台連発だったのが今回は遅い。
坂路中心の追切に切り替えたと捉えればいいのかな。
馬体重が減少傾向なのは8月の体重が重すぎたから?
この馬は本当に追走力次第。

⑥シンエンペラー
今回はウッドでラスト2ハロン11秒台で坂路もラストよかった〇

②ヴェロキラプトル
状態維持

⑪ショウナンラプンタ
ラスト1ハロンの加速重視の高野師で加速幅1.6秒は〇

①ゴンバデカーブース
以前からウッドで速い時計はあったが12月に入ってラスト2ハロン11秒台を連発してさらに馬体重増〇

当日マイナスだった馬もGⅠ以降のホープフルSでは前走でプラス体重。
2戦連続でマイナスだった馬はいない。
この時期の2歳馬は成長期にもあるので10キロ以上増えている馬はむしろ魅力的。

◎①ゴンバデカーブース
サウジRCは強かったが、問題は中山の4コーナーで加速できるかどうか。小回りコースの4コーナーは外を勢いよく走りたいタイプ。
内ラチ沿いでうまく走れるかどうか。
母母のロベルト、ヌレイエフ、49erの血は機動力あり小回り得意だし、リファールのクロスも助けになる。
距離は前に馬を置けば大丈夫。
追切良く、馬体重も増えている。

〇⑫ディスペランツァ
道中のペースについていければチャンス。
遅くなりそうなペースでなるべく前のポジションがほしいが。
京都2歳S組で最も逆転がありそうな馬。

▲⑮ウインマクシマム
外からでも楽に2列目先頭に立てそう。

△⑬レガレイラ
函館でセットアップに勝ち、東京でダノンエアーズロックと上り1位タイ。
異なる条件で走っているし追切も順調。
騎手的にもいい位置で競馬できそう。

△⑥シンエンペラー
素質は最高。
前走、馬群の中で競馬できたのが今回活きる
ただ、前走はモレイラ騎手の魔法あってこそともいえる
ムルザバエフ騎手が2年連続で勝利なるか?

△⑯センチュリボンド
持続力の展開は得意。
前残りの展開を予想して。

次点
⑤サンライズジパング
芝でも面白い。

馬券


1万円
単勝①1000
ワイド①⑫⑮ 3X300
3連複 16X100
1列目 ①⑮
2列目 ⑬⑯⑥⑫
3列目 ①⑮⑬⑯⑥⑫
馬単
1着① 2着⑫⑮⑬⑥ 4X200
1着⑫ 2着①⑮⑬⑥ 4X100
3連単
1着① 2着⑫⑮⑬⑥ 3着⑫⑮⑬⑥⑯ 16X200
1着⑫ 2着①⑮⑬⑥ 3着①⑮⑬⑥⑯ 16x100
ワイド
⑤-①⑮⑫⑥⑬ 100x5

馬達

②ヴェロキラプトル
スワーブリチャードxジャイアンツコーズウェイ
父はこのレースで実績のあるハーツクライ系
母にロベルト、ヌレイエフもあり血統的には◎
さらにシアトルスルーとセクレタリアートのボルキロのクロスもある。
スワーブリチャード産駒は仕上がり早いですね。
これで3歳春にも成長するなら非常に優れた種牡馬。
ヴェロキラプトルは四肢の伸びが非常に良くてストライドが大きい。
野路菊賞は外枠から外を走っていたがコーナーでは前に馬を置けた。
残り1000mから11.8-11.5-11.2-11.5-12.5のロングスパートの消耗戦になった。
こういうレースは得意だと思われる。
2着以降の馬達のその後がパッとしないのでレースレベルには疑問。
中山よりは広いコース向きの走り方。
ロングスパートなら。

⑥シンエンペラー
シユーニxガリレオ
ヌレイエフ、ダンチヒ、サドラーズウェルズ、ニジンスキーにミスワキのクロスとTHE 欧州血統
ミスワキのクロスが良く出ている。
ガリレオの現役時代も前後の伸縮性のある走りでオーギュストロダンの走りにも通じるものがあった。
あれはミスワキの中のナスキロが上手く出た結果。
新馬でフラフラしていたのはエンジンの強さにフレーム(体幹)がまだ追い付いていなかったから。
欧州血統の馬が東京で11.1-11.0と速い脚を使えたのは大きな収穫。
前走の京都2歳Sでは器用な競馬をした。
騎手がモレイラ騎手だったのも大きいが、小回りでも馬群の中でしっかりと加速できた。

①ゴンバデカーブース
B&Mxディープインパクト
この馬の成功はモルタルにとって大きい。
母父ディープインパクトで走るのは生産者にいいニュース。
サウジRC前の評価
『モルタルの現役時代は好位で流れに乗って直線で抜け出す賢いスタイル。
大きくは勝たないが負けない。
ディープインパクトやフランス系の母母なので瞬発力が強化されていそう。
新馬は逃げる形になったが別にハナにこだわるタイプでもないだろう。
2~4番手でもいいのだが松山騎手は行ってしまうかな?
新馬のメンバーも2頭勝ち上がっている。
どこまで粘れるか』

レースではスタートは良かったが松山騎手が『最後方になるとは思っていなかったのですがリズムを大事にしたくて、バタバタせずにリズムを重視しました』というようにリズム重視で無理にポジションを取りにいかなかった。

少頭数のおかげで最後方からでも簡単に外に出す事ができた。
強そうな2,3着馬に上りで0.6秒以上の差をつけているのは

胴が短めで体の伸縮性を使った瞬発力タイプなので溜めて爆発がよい。
新馬は先頭を走ったが馬の後ろで道中は脚を溜めた方がいい。
マイルがベストのようにも見えるが、道中を力まずに走る事もできるのでしっかりと前に壁を作れれば2000mも問題ない。
ただ、東京の直線では加速できているが、中山のコーナーで加速できるかどうかは未知数。

⑬レガライア
スワーブリチャードxハービンジャーxダンスxウインドインハーヘア
血統〇
外でしっかり壁を作れればチャンス。
新馬で札幌2歳S勝ちのセットアップに勝つ
2戦目は東京で1着のダノンエアズロックと同じ上り32.7秒で3着。
ダノンの後ろで脚を溜めていたのに負けた。
前走の走り方的に小回りの方が向くかもしれない。
来年になったらもっとストライドを活かした走りになりそう。
2着のホウオウプロサンゲが京都2歳Sで凡走したのがマイナス要素

⑫ディスペランツァ
ルーラーシップxサドラーズウェルズ系xデインヒルxニジンスキー系
血統〇
半兄が去年4着のファントムシーフ〇
新馬戦は試走。
2戦目も大外枠からスタートで外に寄れた
前脚が良く上がっていて掻き込む力も強いので冬馬場合いそう。
3戦目で少しスタート良くなったがスロースタートで道中おいて行かれる。
1000m通過で先頭から2秒離れていたがゴールでは0.2秒差。
3-4コーナーで大外回ってラスト600m~1000mは一番速い。
前半のペースについていければチャンスはある馬だと思う。

⑩シリウスコルト
マクフィxゼンノロブロイ
芙蓉S勝ちだと一昨年3着のラーグルフがいるが時計がかなり劣る。
コーナーで外をまわって勝っているのでスタミナはありそう。
まとまっていて平均的にいい馬。
GⅠで是非買いたいというほど訴えかけてくるものがない。
スタミナ勝負になれば3着あるかも。

⑪ショウナンラプンタ
キズナ産駒でストームキャット持ち〇
新馬で京都2歳S3着のサトノシュトラーゼに勝つ。
外を力強い走りでラスト4ハロン11秒台。
東スポ2歳Sは最後方からそりゃ届かんわという展開。
上り上位3頭が4~6着で上位は前残り。
完全に展開負け。
鮫島騎手のコメント
「能力のある馬です。調教ではしっかりゲートを出てくれる馬が、今日は上手くスタートを切れませんでした。道中の進みも良くありませんでした。直線ももたれて走っているので、良化の余地があると思います。今日は距離が短かったと思います」

⑱ミスタージーティー
ドゥラメンテxサドラーズウェルズ
新馬は直線半ばまでモタモタといかにも初めてのレース。
それが残り200m過ぎてムチが2発入るとエンジン全開急加速!
素晴らしい脚の回転の速さで差し切った。
時計以上の価値があり、2戦目で一変するかもしれない。
要注意の穴馬だが大外枠><

⑰サンライズアース
レイデオロxマンカフェxヌレイエフ
レイデオロ産駒の評判は良くないがこれまでの芝12勝の内、2000mが8勝、中山の2000mは3勝と距離が長くてタフなコースが得意かもしれない。
中山2000mは【3-1-3-7/14】と勝率21.4%、複勝率50%!
葉牡丹賞を勝ったのもレイデオロ産駒のトロヴァトーレ。
新馬戦はスタートで荒ぶっていたが遅いペースで先頭に立つ。
跳びが大きく持続力がありそうな馬。
決め手勝負では劣るが消耗戦になれば面白そうな存在。


⑯センチュリボンド
キズナ産駒で母にストームキャット、APインディ〇
新馬は外3列目先頭からあまりにも遅いので向こう正面で内の先頭に。
直線で1,2着に少し離された。
2戦目で楽に勝ち上がったが札幌後半でタイム悪い。
ただ、その時のメンバーに朝日杯5着0.3差のタガノデュードがいるので侮れない。
黄菊賞で新馬で敗れたウールデュボヌールに雪辱勝ち。
センチュリボンドは+10キロで成長していたのだろう。
掻き込む力強い走りなので冬馬場は合う。



⑮ウインマクシマム

キタサンxロージズインメイ
ウインはスタート良く、ゆったりと大きなフォームで持続力型。後半に長くいい脚を使う展開が得意そうだ。
中山を経験しているのも良い。
展開次第で粘りこめそう。

新馬札幌は2着。
その時の1,3着が黄菊賞で2,1着で上がり2,1位。
黄菊賞4着上り2位のジューンテイクは朝日杯4着
ウインは新馬でスタートゆっくり。
向こう正面で外をマクっていく厳しいレースをして2着。
内容的には勝ちに等しい。
2戦目はトラジェクトワールが別格の上りを使ってまたもタイム差なしの2着。
2番手を走って残り400mでも楽な手ごたえ。
騎手は勝ったと思っただろう。
無理をさせないでいたら後ろからまさかの強襲。
残り200mで慌てて追い出したが勢いのある外の馬に負けた。
ウインもラスト400mを11.4-11.2で上がっているので十分に速いが勝った馬が上回った。
騎手の不注意もあるかもしれない。
3戦目の中山2000mでようやく勝利。
先頭を走ってラスト600m11.9-11.5-11.6は強い、と言いたいのだが同じ日の新馬と勝ちタイムが同じなのはどーよ?
その新馬のレベルが高ったかもしれないが。


④アドミラルシップ
新馬は外3列目先頭で勝ったのは〇
だが、非常に遅いペースからのラスト400m勝負だったので実力の判断が難しい。
458キロでやや小さめな体で小回り直線短いコース向きな動き

③アンモシエラ
ダート2勝。
日本のダートは良の方が時計がかかるのだがこの馬は前走でその前の重馬場よりも速かった。
そのレースのレベルが高かったのかもしれない。
だが、芝はわからない。
去年はダート勝ち上がりが勝っているが…
血統は面白そうだし、この枠なら先手を取りに行くだろう。
超大穴

⑤サンライズジパング
キズナ産駒で母にセクレタリアートあり〇
新馬はダノンエアーズロックの勝ったレースで外3列目先行でバテ
血統的にも力のいる馬場で強い走りをしているので決め手勝負の東京よりも中山向き
JBC2歳Sでは外を先行してフォーエバーヤングの2着で3着を大きく引き離した。
フォーエバーヤングは次のGⅠを圧勝。
サンライズは前走のダートの良で凡走。
好走したダートは共にグリップのある稍重。
こういう馬は芝の方がいい。
追切もこの中間の方が速い時計を出している。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?