見出し画像

函館SS 2024年 気になる馬達

函館は気温が低いので洋芝。
洋芝の特徴の一つには野芝に比べて傷みやすいというのがある。
函館は毎週少しづつ時計が遅くなっていきます。

函館2歳Sでメンバーの持ち時計を比べる時は開幕週と4週目では4週目の方が馬場が遅いので注意が必要。

良馬場の場合、開催最初の4日間は馬場状態が良く前残り馬場になる。


6月最初の4日間の函館芝1200mの狙い

前半が上り坂なので、基本は前半のペースが速いと先行勢はバテる。
しかし、最初の4日間は馬場が傷んでいないので多少速くても最後まで粘れる。

前残りなので前走で先行していた馬が有利なのは定石

穴は前走1400mで前走1~4枠の馬(着差は2.9秒差負けまでOK)

6月最初の4日間、良馬場1200m
6月最初の4日間、良馬場1200mの前走
6月最初の4日間、良馬場1200mの前走

面白いのが、前走で内枠だった馬の方が外枠よりも成績が良い。
これはどういう事なんだ?
特に前走1400mで1~4枠だった馬の成績が良い。
しかも結構負けていた馬の巻き返しがある。

6月最初の4日間、良馬場1200mの前走の枠
6月最初の4日間、良馬場1200mの今回の枠
6月最初の4日間、良馬場1200mの前走1400mの枠
6月最初の4日間、良馬場1200mの前走1400mの1-4枠の着差

池添騎手は9勝が1~4枠
武、吉田隼人騎手などほとんどの騎手は内外半々。

函館SSの過去の傾向

良馬場の過去12回の傾向

前走で初角2/3頭以内
当てはまらないのが
サウザンサニー、プルパレイ、マテンロウオリオン

これはちょっと偏りがあるが前走1400mは1着か10着以下
スコールユニバンス 12着
プルパレイ     14着

前走1400m

前走1200mは4着以内
アサカラキング、カルネアサーダ、サウザンサニー、サトノレーヴ、ジャスティンスカイ


前走6着以下の4頭は全て母にニジンスキー持ち
前走は全て稍重~不良馬場で成績を落としていた
全てオープン以上の勝ちがある
ジュビリーヘッドとアポロフェニックスは洋芝の勝ちと中山1200m2勝以上。
トウシンマカオとガルボは前走高松宮記念で過去にGⅢ勝ちあり。

オタルエバー    前走稍重、中山1200m(L)勝ち、函館1200勝ち、ニジンスキー持ち
シュバルツカイザー 前走GⅠ重、中山1200m(OP)勝ち、札幌函館1200m勝ち、ニジンスキー持ち
ビッグシーザー   前走GⅠ重、京都1200m(L)勝ち、ニジンスキー持ち

前走1200m

リピーター
キミワクイーン、ジュビリーヘッド

斤量も極端で51キロ以下と57.5キロ以上が良い
51キロ以下は3歳牝馬で重賞勝ちがあり3頭がフィリーズRVで4着以内、残り1頭は函館2歳S勝ち馬。
今年は該当馬無し
カルチャーデイはこっちに出ていた方がチャンスあったんじゃ

57.5キロ以上は1人気か重賞2勝以上
ウイングレイテスト GⅡ1勝だが重賞2,3着ある

過去のレースから

最初の600mが33.0秒以内と速くなることが多く、必ずしも前有利ではない。
展開次第で外の差しも十分にチャンスある。
内側の差し馬は直線で渋滞の危険性もあり、力があっても進路なく敗れるケースも多い。
こればっかりは運。

安田隆調教師が4年連続連対していたが引退><
鮫島克が3年連続馬券だが内2回は1人気

2023年
トウシンマカオが内枠で負けたが、小回りで直線も短く、長い脚のストライド大きい馬には不利な条件。
細かいピッチ走法の方が向いている。

2022年
内の差しは運に左右される。
内の後ろにいたタイセイアベニールは3着になったが内ラチ沿い3番目にいたプルパレイは進路なく後退して15着。
馬場は内が有利だが、渋滞するので進路のあるなしに左右される。

2021年
この年も2人気シゲピンが内ラチ沿いで進路なく9着
前2頭で決まったが、あわや後方2頭の追い込みが決まりそうなレースでもあった。


評価

勝ち負け
ウイングレイテスト
アサカラキング

2着候補
サトノレーヴ
ジャスティンスカイ
ビッグシーザー

3着候補
ジュビリーヘッド
オタルエバー 4枠以内で
シュバルツカイザー 外枠先行で
カルネアサーダ  4枠以内で


スコールユニバンス

馬達

ウイングレイテスト
スクリーンヒーローxユタカオー
前走の1351はラスト1200mが約1分7秒ちょい。
阪神Cでも1200m通過1分7秒3
12.3 - 10.2 - 10.6 - 11.2 - 11.4 - 11.6という1200mでも速いペースで逃げて0.3秒差
前半が上り坂の京都1400mでもスワンSを2番手から勝ち。
他の古馬との2キロ差は問題ない。
ララクリと闘ってきたウイングレイテストに賭ける!
今回のロマン枠

キミワクイーン
前走1600mで馬券になったのは全て前走GⅠ。
その条件からは今回は不利。
しかし、去年の1着は軽く見てはいけない。
しかも今回は休み明け22キロ増で0.5秒差をそこそこ良かったが、次のマイルで大敗し人気を落としている。
今回は得意な条件に戻るので巻き返しが期待でき、人気も落ちるとなれば買い。
とはいえ、去年はハイペースで上手くハマった事もあり、2,3着で。
内枠になったら危険。

ジュビリーヘッド
2年連続2着。
過去2回も前走は中山1200m。
今回は0.4秒差で負けたとはいえ2年前の時計より速く、先行力も健在で調子落ちは無いと考える。
3~5枠が欲しい。

スコールユニバンス
ドゥラメンテxインリアリティ系xマークオブエスティーム
母にニジンスキー〇
前走1400mで内枠かつ10着以下だったので注目。
何を言っているかわからないがそういう傾向があるんだもん。
本当にこの馬が馬券になったらポルナレフの気分が味わえるだろう。
前走は内で直線でも少し窮屈で全力を出せたとは言えない。
しかもラスト3ハロン11.5-10.7-11.0で外を勢いよく走れた馬が有利だったのは明らか。
去年の12月には直線で内を器用なステップで抜けて来た。
前壁の危険はあるが内枠が欲しい穴馬。

オタルエバー
前走稍重、中山1200m(L)勝ち、函館1200勝ち、ニジンスキー持ち
2022年に函館開幕週を内枠で2番手から快勝。
前半33.1秒を2番手だったので今回も内枠を取れれば好走できそう。
ここ2走は外枠で良くない。
内ラチ沿いか2列目の2番手を取りたい。

シュバルツカイザー 
前走GⅠ重、中山1200m(OP)勝ち、札幌函館1200m勝ち、ニジンスキー持ち
去年函館2週目の1200mを勝った。
スタート良くなかったが4コーナーでコーナリングを利用して上手く外に出して勝った。
次の札幌開幕週のレースを同じようなレースでレコード勝ち。
スタートに難があるが池添騎手が上手く乗った。
カーバンクルSは道中ずーっと一番外で風を受けながら走り勝った。
レースの流れに乗れれば力を出せる馬。
キーンランドCを見てもむしろ外枠から無理にでも先行させた方がいいのかもしれない。

ビッグシーザー
前走GⅠ重、京都1200m(L)勝ち、ニジンスキー持ち
高松宮記念では1,2着馬に挟まれた絶好のポジションだったが完敗。
キレイな馬場の方が良さそうではある。
開幕週の馬場は〇
京阪杯では逃げて今回のメンバーのなかでは最先着。
今回は坂井騎手が乗るのも好感。

アサカラキング
キズナxキングヘイロー
ダンシングブレーヴ持ちも結構活躍する。
ニジンスキーもボールドルーラーもある〇
ウインマーベルとハナ差のレースをして次の福島で前半33.0秒で走り逃げ切り楽勝。
追切時計向上と共に成績も向上。
勝ち負け

カルネアサーダ
ドレフォンxゼンノロブロイ
札幌1200m勝ち
淀短距離では外枠から前半33.9秒で逃げて0.7秒差
春雷Sでは4枠から前半33.4秒を2番手で0.1秒差
外枠で好走している時は前半遅い。
去年は12着だが大外枠が影響した。
基本的に真ん中から内枠で安定しているので枠次第で3連系のヒモ候補

サウザンサニー
タリスマニックxワークフォース
去年の夏から成長。
札幌では勝てなかったが2着のレースは3着以下を3馬身突き放していて悪くない。
2勝クラスは内が上手く開いて有利。
3勝クラスは稍重で内を走った馬が少し不利な所を外差し。
展開の助けが必要でどちらかと言えば開催後半の馬場の方が合いそう。

サトノレーヴ
カナロアxバクシンオー
ニジンスキーあり
パワースプリンター。
朱雀Sでは外3列目先頭で押し切り勝ち、強い。
阪急杯でも外3列目先頭だが、さすがに相手が強く3着まで。
2着アサカラキングは外枠だが内ラチ沿いの先頭。
2馬身差には走行距離の差も含まれる。
枠の並び次第では逆転の可能性もある。
強い。

ジャスティンスカイ
キタサンxミスプロ系
ニジンスキーあり
キタサンxミスプロの足長を活かした走り。
鞍馬Sは高速馬場で全体的に時計が速い日。
東京と阪神のマイルを3連勝するも重賞では足らなかった。
富士Sなんか明らかに直線後半で失速した。
そして距離短縮の鞍馬Sで一発回答。
短距離馬やったんだ!
道中のスタミナ消耗具合によっては距離がもつが、もっとも力を出せるのが1200前後。
前半33秒台なら5番手前後で流れに乗って最後までしっかり走りきれる。
池添騎手も心強い。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?