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日本ダービー 2024 ダノンデサイルぅぅぅ!!!!! あっりがとうございましたぁぁぁ~!

昨日、朝のジョギング中に通りかかった小学校で運動会をしていました。
子供が切磋琢磨するご様子をそのご両親や関係者様方が観戦していたわけですが、子供をお持ちの方がこんなにいるのかと圧倒されてしまいました。
子供のいない私からすると、子どもがいると言うのは果てしなく高い壁の向こうの出来事で、これは選び抜かれた人々の集まりではないか?と3歳の頂点を競うダービーと小学校の運動会を重ね合わせて子供を持つご家庭に幸あれと思う5月26日(混乱)


非常に遅い流れでラスト1000mは過去最速

勝ち時計 2分24秒3
レースラップ
12.5 - 11.4 - 12.4 - 13.1 - 12.8 - 12.6 - 12.7 - 11.7 - 11.3 - 11.1 - 11.2 - 11.5
前後半(1000m)
62.2-56.8

1000m通過で一番遅かったのは2017年の63.2秒。
その年は1800mまで遅いペースでラスト600m勝負になった。
団子状態での600m勝負だと瞬発力の優れた馬が上位に来る。

2017年

今年は①サンライズアースの池添騎手がマクって行き、残り1000m過ぎで外から先頭に並びかけようとしてペースが上がった。

2017年でも遅いペースを向こう正面で上がって行ったレイデオロが1着で、ペースが遅い時には有効な手段。

今年は馬場の状態が良かったので展開次第で内の先行勢が残る東京競馬場。
前有利の第91回日本ダービーでした。

1着 ◎ダノンデサイル

スタートしてから押して行き内ラチ沿いの先頭に立つが、1コーナー手前で外から⑱エコロヴァルツが前に出てきた。
これは他が行かなければ逃げる気でしたね。
⑱に前に出られてから馬を少しなだめていたが、結果的に風よけができて良かったのではないか?
直線に入って残り400mから内の狭い隙間を狙って追い始めた。
⑱の後ろでしっかりとスタミナを温存できたので最後までしっかりと走りきれた。

皐月賞でも◎。
っていうか、京成杯は『気になる馬達』で1着候補に挙げておきながら騎手の馬券的相性で印を付けずに失敗。
京都2歳Sはシンエンペラー、コスモキュランダとその後GⅠでも上位に入る馬がいたレベルの高いレース。
そのレースで最も印象的だったのがダノンデサイル。
中間の調整が順調なら皐月賞上位組と互角以上に戦えるのは予想できた。
だから今回も『気になる馬たち』でジャスティンミラノと並んで勝ち負け評価。

皐月賞を実際に走っていたら今回こんな下の人気にならなかっただろう。
出走回避あってこその単勝46倍だし1人気との馬単で214倍。
ありがたやありがたや。

ダービーは「最も運のある馬が勝つ」
その運を引き寄せたのは騎手の勇気ある判断だし、ダービーにしっかり仕上げてきた陣営の力。

横山騎手のコメント

「展開は行く馬いなくなったので、普通か遅いくらいになるだろうと思って。スタートさえうまく決まれば行ってもいいくらいで出していって。岩田くんいってくれていい感じにポケットに入れて、直線までじっとできた。最後はよく弾けてくれた。
ダービーを勝ったこともうれしいけど、皐月賞の自分の決断が間違っていなかったんだなと。厩舎スタッフとそこから立ち上げて。ああいうことがあっても、馬はちゃんと大事にしてれば応えてくれる。馬に感謝です。
とりあえず違和感がない、ちゃんとした攻め馬できるか調教師と話して組み立ててきた。まだいい時のデサイルの走りではないけど、こないだよりは全然良かったので、自信を持って競馬に挑めた。
(史上最年長でのG1勝利がダービー)あまり気にしていないけど、G1に乗ることも大変だし、まして勝てるなんて。馬のことに真摯に向き合って結果に結びついてくれたので、この上ない喜び」

2着 △ジャスティンミラノ

スタートで後ろに体重が乗って少し遅れたが持ち前のスピードで前に出て外3列目先頭の不利なポジション。
共同通信杯は外2列目先頭、皐月賞は外3列目先頭で勝っていたので今回もその位置になるだろうとは思いました。
本来、『外3列目先頭』と言うのは内ラチ沿いの先頭、外2列目先頭に比べて走行距離も長くなるのでスタミナ面で大きな不利になります。
それで皐月賞を勝っていたのですからジャスティンミラノは非常に強い馬です。
今回も皐月賞を出走した馬には勝ちましたが、勝負付けが済んでいない馬に内側でスタミナを温存できる有利な競馬をされて敗れました。

3-4コーナーで①に前に入られましたが馬は嫌がっていなかったし、むしろ空気抵抗を抑えられて良かったまである。
直線に向いてからもすぐにコースは開けたし不利はない。
それで負けたのは内外の走行距離の差。道中の空気抵抗の差。

『運』が無かったというよりも引き寄せられなかった。

菊花賞に出てきても有力馬ですが、3000mではさすがに前に馬を置いてほしい。

戸崎騎手のコメント
「少し出負けしたけど位置を取っていこうと思っていた。その通りいい形で運べた。直線でもしっかり反応してくれたが内から1頭来られてしまった。期待に応えられず申し訳ない」

3着 シンエンペラー

スタートは速くなかったが前に行って⑫の後ろを確保できたかと思ったら1コーナーで馬が荒ぶってしまった。
何とか落ち着かせて⑫の後ろは死守した。
3-4コーナーで前がスパートした時に前の⑫が少し離されてしまい、結果後ろにいたシンエンペラーも前との差を離された。
ここで離されたのが痛かった。
前の馬の失速が少なかったので直線で追い込むも3着が精いっぱい。

坂井騎手のコメント
「スローペースになると思っていたのでなるべく前を取りたかったけど、ゲートのタイミングが合わずあのポジションになってしまいました。1、2コーナーで少し遅くなったときに力みかけたけど、落ち着いていて、走りのリズムは良かったです。直線も最後まで脚を使ってくれました。馬の状態が良かっただけに、勝てなくて悔しいです」

馬券的には非常に悔しいです。
予想に書いたように6番手評価をエコロヴァルツとどちらにするか最後まで悩みました。
5人気5着を取るか、上がり1位タイを取るか。
そこでエコロヴァルツを選んで失敗。
大きな馬券を取り逃しました><

4着 サンライズアース

いやぁ、まさに2017年の父レイデオロの再現かと思いましたが足りなかった。
スタミナ面で厳しいレースをしての4着は立派なのですが、レイデオロ産駒は中団から抜け出して差す競馬が苦手。
ギアチェンジが遅く一瞬の脚を使えない。
逃げたり先行でその勢いのまま走り切る競馬。
マクリも長く脚を使うと言うので向いている。
馬じたいの能力もあるが、騎手にもレイデオロ産駒の理解が求められる。
いっそのこと腹をくくっていつも逃げればいいんじゃないか?

池添騎手のコメント
「内から先行するつもりだったが、スタートがイマイチで切り替えて後ろからに。直線は長くいい脚を使って差し返した。メンタルが弱く体もまだこれからの馬。ポテンシャルはある」

レイデオロ産駒

5着 〇レガレイラ

位置取りが全てでしたね。
1コーナーまでに③ジューンテイクの後ろについて行くというのはなかったのかな?
取ろうと思えば取れたポジションだけど後半の脚を考えてリズムを重視したのでしょう。
結果的に2コーナーで⑨に前に入られてしまった。
向こう正面では後ろから上がって行く馬もいて内で動けないレガレイラは更にポジションを下げてしまった。
3コーナーで外へ出そうと内から少し離れるも無理だと見て内に戻った。
直線に入ってすぐに進路を探しながら外に移動。
前にスペースができたのは2分7秒の残り300m。

残り17秒で前をとらえるには絶望的な距離。
ラスト1ハロンを10.8で走らないと勝てない距離。
上り1位で完全に脚を余した負け。


ルメール騎手のコメント
「いつも通りスタートが遅くて今回は2枠だったのでいいポジションが取れず、ペースが遅くて後ろからになってしまった。後ろから差し切るのは今日の条件では難しかった」

6着 コスモキュランダ

スタートで立ち上がるようにして出遅れ。
1-2コーナーを後ろから2番手で進む。
2コーナーの出口から外を上がって行った。
①サンライズアースはコスモキュランダを風よけに上がれたのは有利だった。
コスモキュランダはジャスティンミラノの外で併走の形。
直線で外に持ち出して良く粘ったがスタミナ切れ。

アルアイン産駒だが菊花賞面白い。
菊花賞はダービーよりも皐月賞で成績が良かった馬が好走する傾向にある。

デムーロ騎手のコメント
「出遅れてポジションが後ろからになりました。ペースが速くなく、少しずつ上がっていって、3-4コーナーではいい所につけられました。直線では思ったほど伸びませんでした。もっと伸びていいはずなのですが」

8着 △エコロヴァルツ

ナイストライでした。
個人的には平均~ハイペースの差しで見たかった。

岩田父騎手のコメント
「出来る限りのレースはしたつもりです。馬はすごくリラックスしていたし、ハナに行くこともプランとしては考えていたので、ハナに行ってからも馬はリラックスしていました。それだけに3コーナーあたりではチャンスもあるかなと思いましたが...。力は出し切れたしやりたい競馬はできました」

10着 ▲ジューンテイク

1コーナーで⑧の後ろに付けられたが馬が文句言っていた。
その後はたんたんと進むが直線では離されないようにするのが精いっぱいだった。

岩田ミライ騎手のコメント
「やりたい競馬はできました。勝ち馬の後ろにつけて、折り合いに苦慮したところはありましたが、なんとか折り合いました。前半のペースが遅く、よーいドンの競馬になりました。ジリジリと伸びて、力は出し切ったと思います。秋に良くなった姿を見せられたらいいと思います」

14着 △ダノンエアズロック

馬体に成長が見られたので期待したのですが、レース前にエネルギーを消耗したと。
次に期待します。

モレイラ騎手のコメント
「レース前、パドックから地下馬道、おろしがけにかけて馬が若さを見せていました。返し馬、ゲート裏とテンションが下がりませんでした。レース前にエネルギーを消耗してしまいました。それにより競馬も良いパフォーマンスが出せず残念でした」


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