シルクロードS ナムラクレアおめでとうございます!
まずは上位馬の位置取りから
内前が良い馬場で逃げたマッドクールにはこの恵まれた斤量差を活かして勝ちきって欲しかったですね。
内から2列目に1,2着馬。
その外後に4,5着馬。
逃げ馬以外はキチンと前に風除けがあった馬達。
外を風を受けながら走った⑫カイザーメランジェ、⑬キルロード、⑭ウインマーベルには不利な競馬でした。
1着 ▲ナムラクレア
56.5キロを背負っての重賞勝ち。
ここ5年では56.5キロを背負ってマリアエレーナ、テルツェット、アンドラステ、モズスーパーフレア、レッツゴードンキらが【0-3-2-2】の好成績。
2018年にナックビーナスがラピスラズリS(中山1200mリステッド)を58キロで勝ったのが最近の牝馬で最も重い斤量の勝利かな?
2020年には2歳のヨカヨカが57キロでひまわり賞(小倉1200m九州産馬オープン)を勝っている。
56.5キロは前哨戦では少し厳しいかと思いましたが、内枠を引けたし、追切のでも馬に走る気が見られたので▲に。
何よりも内枠で浜中騎手への負担も少なくなったのが大きかった。
本番でも上位を争う1頭。
2着 △ファストフォース
去年のCBC賞で爆速逃げ切り勝ちがあったが、その後はスタートダッシュの問題や外枠でちぐはぐなレースが続いていた。
無理せずに先行できた時にはセントウルSのように好走できる。
展開や条件が合うかどうかの問題だった。
速い時計の実績もあり、クッション値10の硬い馬場も向いていた。
今回は無理なく2列目に素晴らしい位置取り。
しかし、まさかマッドクールに先着できるとは思いませんでした。
2着で買ってないよー病です><
3着 〇マッドクール
先頭に立ったこと自体は悪くないと思う。
もう少しやれたんじゃないかという思いが残っている。
考えられる理由は2つ。
最初の1ハロンが速かった。
全体的に速かったのでこればっかりは仕方がないのですが、最初の1ハロン11.9秒と去年の1分6秒2という超高速馬場でのセントウルSの11.8秒から0.1秒しか遅くなかった。
2,3列目の先頭だった⑫⑬が大敗しているように速かった。
でもこれは騎手がコントロールできることではないのでしょうがない。
もう一つは残り400mからの走り。
知多Sのラスト3ハロン、11.0 - 11.1 - 11.9
内から2列目の先頭で最後に失速。
知立Sのラスト3ハロン、11.2 - 11.2 - 11.4
先頭の馬達の後で脚を溜められたので残り400mで約11秒を切る速い脚を使っても最後の失速をおさえられた。
今回は内で先頭を走りラスト3ハロン11.1-10.8-11.6
内で経済コースを走れたが先頭だったので脚は溜められず、それなのに残り400mで一気に最高速にもっていってしまったので最後に失速した。
騎手としては焦ったのはあると思う。
後ろに強い馬がいるから早くいかなくちゃ!って。
勝ちなれている騎手ならもう少し追い出しを我慢できたかなーと思う。
ほんの少しなんだけどね。
ファストフォースに抜かれたのは残念だったけど強い馬には違いない。
ただ、高松宮記念では他の馬が上げてくるので難しくなるかな。
4着 トウシンマカオ
あの外枠と斤量で良く4着まで持ってきました。
鮫島騎手が素晴らしかった。
スタートは隣のウインマーベルより良く前に出た。
しかし、あのまま外にいたら大外で前に壁がなく前に行って直線でバテていただろう。
ウインマーベルのように。
そして、もしも、トウシンマカオが外のままだったらその後ろにウインマーベルが納まる事ができたので順位は逆になっていたかもしれない。
鮫島騎手は内側の馬の間に入れることを優先した。
左前にナムラクレアを見る位置取りに文句を言う人はいないでしょう。
直線でも前が上手い具合に開いた。
跳ぶ様な走りで、足元の反発力があった方がいいタイプ。
秋の阪神で良かったように春の方がこの馬の良さが出てくる。
今日は掻き込む走りができる馬に負けた。
ナムラクレアとの差は条件次第でもっと小さくなる。
高松宮記念までにどれだけ暖かくなるかがカギ。
6着 △シャインガーネット
スタートして18~23秒付近、3コーナーで曲がる前に前が詰まって首を上げてアウアウ。
ポジション的には勝ったナムラクレアの内で併せて追えたのだが力負け。
位置取りは悪くなかったが、オルフェーヴル産駒は狭い所に入ると気分を損ねる。
レイハリアに譲らなかったらどうなっていたかなー。
飛ばし過ぎてバテていたかな?
いずれにしろ、頑張りました。
お疲れさまでしたよ!
子供でGⅠ勝とうぜ!
7着 ウインマーベルには3つの不利
ウインマーベルは競馬における3つの不利がありました。
1つ、59キロというウインマーベルにとってこれまでで最も重い斤量。
スプリンターズSではウインマーベルと同等かやや上のナムラクレアが不利な外を走って凡走したためにナムラクレアと比べても0.5キロ重かった。
斤量が重いと自分比でパフォーマンスが少し低下します、56キロを背負った時よりも時速60キロに達する時間も要するし、それに必要なスタミナも56キロの時よりは増える。
なので、初めて背負う重い斤量の時には馬はできるだけ省エネなレースが望ましい。
2つ、省エネのレースが望ましかったのに今回は外枠で難しかったのはわかるが大外で前に壁を置けずに風よけなしで徐々に進出してしまった。
全く脚を溜めることができずにただ無策に風を受けてスタミナをさらに消費してしまった。
3つ、大外を走ってしまい、勝ったナムラクレアよりも約10mは余計に走っている。
4月からトラッキングシステムが導入されてオーストラリアのヴィクトリア州のように走行距離も発表されるかはわかりませんが、走行距離は重要ですよね。
⑮トウシンマカオの鮫島騎手のように馬群の中に入れることもなくただただ無策に外を走ってしまった。
これだけの不利を被っていて1.0秒差は『馬の能力』は素晴らしいと思います。
ウインマーベルすげー!です。
10着 ◎シゲルピンクルビー
驚くほどにダメでした。
スタートで後手を踏んで後ろからになってしまい、直線でも全く進んで効かない。
隣にいたトウシンマカオにラスト400mで0.7秒も離されてしまった。
ちょっと説明つかない。
今年の成績
2週続けて1,2,3着を選べたのに3連単を外している(涙)
馬券下手がここにいまーす!
〇が3連続3着。
印の中で一番成績がいいですね。
◎で一発当てようとしても空回り。
ちょっと浪漫に走りすぎているかな?
△で1、2着を拾えているんだから◎を選ぶ基準を少し変えた方がいいんだろうな。
〇はそんな◎をサポートする堅実さ。
▲は上位3頭に入る確率が高そうな馬。
そんなイメージかなー。
今年の競争中止
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