紫苑S 気になる馬達

秋中山は野芝の高速馬場

中山競馬場は季節によって傾向が大きく異なります。
秋は野芝オンリーで気温も高くて野芝が活き活きと生い茂っている。
9月と1月の中山のクッション値は大きな差はないが、9月の方がやや高い。
2000mの重賞で紫苑Sと金杯を比べても紫苑Sの方が時計がやや速い。
注目したいのは4コーナー10番手から3着以内に来た馬が紫苑Sの方が多いという所。
上り3ハロンでも紫苑Sの方が金杯よりも33秒台が多い。
秋中山は決め手のある馬が活躍する馬場だ。

ファインルージュ、マルターズディオサ、ノームコア様とマイルでの実績のある馬が好成績をあげているのも野芝の軽い高速馬場でそのスピードが活きるからだ。

人気薄で3着に入ったミスフィガロ、パラスアテナ、フェアリーポルカ、ランドネ、カリビアンゴールド、クイーンズミラーグロと全て上り33秒台の経験がある。
東京や新潟でも構わないので33秒台の上りを使えたという事はこの秋中山では大きな強みになる。
これは紫苑Sに限らない。
一般的には東京と中山はコース形態が違い過ぎて別物と考えるのだが、秋中山は別だ。

中山の成績は季節別、コース別に分けて統計を取りたい。
日本に移住したらJRA-VANで調べてみたい。

血統パッと見て

キズナ産駒が2連勝。
ルーラーシップもここ3年で3頭。
母父でクロフネが3頭。
ストームキャット、グレイソヴリン、ボールドルーラー

評価

上位2頭は堅いだろう。
3着で穴狙いが良さそう。

勝ち負け
スタニングローズ
サークルオブライフ

3着候補
サウンドビバーチェ
ライラック ペースが速くなって戸崎騎手がビッシュしてくれれば


ロジレット     重馬場で
エコルフリューゲル 重馬場で

出走予定馬

サークルオブライフ
エピファネイアxアドマイヤジャパン
ストームキャットあり〇
33秒台も3回経験。
文句なしの上位候補
オークス?
あんなレース前にアクシデントがあったレースは参考外。

スタニングローズ
キンカメxクロフネ
中山1800mGⅢ勝ち〇
33秒台3回経験(32.9秒も含む)
オークス2着。
説明の必要がない勝ち負け筆頭

ライラック
オルフェーヴルxキンカメ
POG馬だったし応援したいのだが今回は少し微妙
過去10年で馬体重420キロ以下の馬は3頭ともディープインパクト産駒で1コーナー10番手以下の後方待機組。
この条件としては近いものがあるのでクリアしていると言ってもいい。
ただ、ビッシュ、ヴィヴロスがワンツーをした年は最初の600mが34.9秒とハイペースで前が潰れる展開で上り3ハロンが35秒台の消耗戦になったのが大きい。
ライラックも似たようなタイプで3着以内になるには前が潰れるタフな展開が必要だ。
この夏を経てどれくらい成長しているかにもよるが、春の時点では野芝での瞬発力勝負にはついていけなかった。
戸崎騎手がどう騎乗するかにもよる。
ビッシュはデムーロ騎手からの乗り替わりで大外枠からマクって勝ちを納めた。
今回もデムーロ騎手からの乗り替わりで、マクりもできるライラックなのでビッシュの再現も期待できる。
△には入れたいが想定で人気しすぎている><

サウンドビバーチェ
ドゥラメンテxヨハンクライフ
チューリップ賞4着は評価できる。
中山でマイルを勝っているが1600m以下と1800m以上は前半に坂の有無が大きいので全く別のコース。
マイルでは強さを見せた。
母や祖母とその子供達は2000~2400mで活躍していたし距離は前半が速すぎなければ大丈夫だろう。
半姉がスプリンターなのは父アドマイヤムーンの影響が大きかった。
上り33秒台の経験もあるし、チューリップ賞では反発力を利用する走りを見せていたので秋中山ではスピードが活かせる。
チャンスある。

サンカルパ
ドゥラメンテxグランドスラム
春中山の1800mを快勝したのは心強いのだが、福島の2勝クラスを勝てなかった。
中山の1勝クラスの時もラストで11.6→12.4と大きく失速している。
ゴール前で騎手がムチを入れていたように大差だから緩めたわけではなくただ失速した。
福島でも4コーナーの手ごたえのわりに最後で失速。
コーナリングは上手くて中山の4回のコーナーはいいのだが、このメンバーで2000mはきびしいかな?

カヨウネンカ
ゴールドシップxゼンノエルシド
平場を見ている人ならご存じの善戦ちゃん。
33秒台の経験もあるし、力はある馬。
しかし、ゴールドシップ産駒は中山2000mが得意ではない。
【2-10-2-94】勝率2%で複勝率13%。
勝った2頭はともに母父ロベルト系母母父ミスプロ系。
カヨウネンカとは傾向が異なる。
難しいかな

シーグラス
ゴールドシップxマイネルラヴ
母母父にグレイソヴリン系がありいかにも小倉得意そうな血統で好成績は全て小倉。
スタートからダラダラした走りといい2000m以上で前が潰れる展開が理想。
小倉の2600mに出てきたら買いたい。
おそらく今回も前半でおいて行かれていい脚で追い上げるも届かず

エバーハンティング
ハービンジャーxディープインパクト
母は2歳春にオークス2着もあったのに秋以降はさっぱり別馬になった。
冬中山の2000mで勝ったが超スローを先頭で有利だった。
少しペースが速くなると位置取りが後ろになり前と同じ脚色では届かない。

コルベイユ
リーチザクラウンxタイキシャトル
ここ3戦は逃げているがペースは36.7~38.2秒と遅い。
前走なんてラスト3ハロン12.0-11.2-11.3という先頭に有利な400m勝負。
開幕2週目でこの競馬をされたら負けようがない。

ロジレット
ネオユニヴァースxタニノギムレット
いかにも重馬場が得意そうなんだけど東京の重馬場で負けてる
いやいや、内が傷んで他の馬は皆外を走っているのに内ポツンしてるじゃないですかやだー!
もう善臣おじさんはお茶目なんだから。
こんなん参考外。
織姫賞も多頭数の内枠で後ろすぎる位置取りで直線に入って届くはずもなく。
上り最速で脚を余しましたと告白。
伊達特別では外枠で自分で動いて勝ち切った。
力はある。
雨の影響が大きければチャンスが出てくる

モチベーション
ガルボxアグネスデジタル
連対は全て洋芝北海道。
冬まで待ちましょう。

エコルフリューゲル
ダイワメジャーxキトゥンズジョイ
前走は上り2位だったが不利なやや内を走らされてしまった。
上位2頭は外目のいい所を走っていた。
織姫賞でもロジレットとの差は内外のコース取りと距離ロスの差
重馬場で期待できるか。

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