キーンランドカップ 気になる馬達


今週末も雨の可能性

重馬場になると前半のペースが良馬場以上に重要になる。
2018年と2019年はほぼ同じ条件であったが2018年はナックビーナスを始めとした先行馬が上位を占め、2019年は先行馬が5~7着だった。
この違いは前半のペースによるものだ。
600m通過は18年が33.7秒で19年が33.2秒。
0.5秒速かったために19年では先行馬が前半で体力を消耗し後半にバテて失速した。

非常に難しいが前半のペースにより上位に来る馬が変わるので枠の並びと展開予想が重要だ。

基本は重馬場になれば後方待機が有利になる。

血統

エイティーンガール
ヨハネスブルグ(ストームキャットxダマスカス系)xタキオン(サンデーxボールドルーラー系)xヘクタープロテクター(ウッドマンxリヴァーマン)xノーザンテースト

ダノンスマッシュ
カナロア(キンカメxストームキャット)xハードスパン(ダンチヒxアリダ―)xクリスエス(ロベルトxプリキロ)

過去の位置取り

2022年
良馬場
開催後半になると良馬場でも内を空けるようになる。
通常だと外3,4列目の先頭は不利なのだが、外の方が馬場状態がいいので開催前半ほど不利にならない。
ただ、内を空けようが内を走らせて有利になる馬がいるのでどの馬や騎手が内を使うかを予想するレースでもある。
内を走って3着だったのは横山武史騎手
勝ったルメール騎手は馬群の内側を通った。
4着トウシンマカオは外を通り過ぎた分負けた。

2021年
良馬場
この年は馬場状態が良く普通にフラットな状態。
しかし開催前半と違い直線ではバラける。
つまり札幌名物のイン差し前壁(泣)の可能性が少なくなる。

2020年
重馬場
わかりやすい外有利。
馬を調べなくても外枠中心に内枠は差し追い込み馬だけ狙うという買い方が有効な馬場。

評価

勝ち負け
ナムラクレア
ナランフレグ(重馬場なら!)

2着候補
ゾンニッヒ
シュバルツカイザー

3着候補
キミワクイーン
ジュビリーヘッド

馬達

先週の札幌記念じゃないけどこれも少なくともGⅡにしていいレベル。

ナムラクレア
ミッキーアイルxストームキャット
スプリント業界でも能力的に1,2。
自在性のある馬だがスプリンターズSや北九州記念のように枠とスタートで不利な立場になることもある。
浜中騎手的にもスタートしていい位置が取れる枠がほしい。
ミッキーアイル産駒の札幌1200mがあまり良くないのも少し気になる。
それでも55キロで走れるのは有利。
重馬場得意なのは言うまでもない。

ナランフレグ
洋芝の重馬場で狙いたいのがこの馬。
欧州のスプリント路線に行けばいいのにと思う馬。
ゴールドアリュール産駒は欧州の時計のかかる芝は走るよ。
母父ブライアンズタイムと母母父のグレイソヴリン系も力強さと足回りの強さを補完。
内を空けて走るようなら思い切ってイン差し。
内を空けなければエイティーンガールの位置取りを真似してほしい。

シュバルツカイザー
ダークエンジェルxナシュワン
ようやく本格化。
2走前の出遅れから追走して差し切り勝ちは立派。
前走もスタートダッシュは良くないが枠の並びが良く好位置を確保できた。
手前を替えてしっかりとした足取りで差し切った。
2着のカンティーユもいい馬で楽しみ。
血統的にも洋芝稍重はOKでしょう。

スノーテーラー
アドマイヤアコジーンxフジキセキ
去年8月の小倉で出遅れて1分秒9勝ちがスゴイ
2走前の不良馬場2着も前走の札幌5着も良い。
良いのだがこのレベルでは少し足りないんじゃないかな。
今回はシュバルツカイザーを取る。

キミワクイーン
カナロアxダイワメジャーxバクシンオー
前走の函館の直線での脚は一頭だけ抜けていた。
その前の不良馬場での2着もマッドクール相手で悪くない。
候補の一頭

ウインマーベル
先週の札幌ダートでの追切は良かった。
『しかし、その後右前に挫跖の症状が確認され、本日は歩様の確認だけで様子が見られています』

『右に回すとまだ若干気にするところはありますので、今後の経過を観察していきます。もし痛みが長引くようなら来週の出走は回避させていただくことになりますが、一日でこの回復なら週末までに完全に良くなる可能性もあります。今後の推移を見て慎重に判断させてください』

松山騎手なので多頭数で外枠だと外で先頭に立ちやすく良くない。
5枠以内希望。

トウシンマカオ
重馬場になると良くない。
洋芝だと稍重でもダメだろう。

ブトンドール
ビッグアーサーxスウィフトカレント
良くはなっているのだが前走でキミワクイーンに完敗。
そして今回は斤量で1キロ増。
マカオと違って歩幅が狭いから稍重は大丈夫だろう。

ゾンニッヒ
ラブリーデイxディープインパクト
ダービー卿では3着も直線の脚の運びも速く短距離でもいけそうだった。
京王杯でもレッドベルオーブらに負けたのもゾンニッヒの方がピッチ走法で長い直線の後半の伸びで差が出るから。
1200mの方がいい。
前走の函館はまさにスプリンターという走り。
2000mを勝てるスタミナや心肺能力があるので多少の不利も重馬場もカバーできる。
ここが本領発揮の馬。

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