シンザン記念　ライトクオンタムおめでとう！

シンザン記念

中京競馬場は１０レースで外差し３頭が上位３頭で決まり、人気の先行馬が内側で失速した。
６レースでも人気馬だが外差しで１，２着していたしやや外有利だった。

１０００ｍ通過５８.１秒は２０２１年のピクシーナイトと同じ。
２０２１年のクッション値が１０.６で今年が１０.４。
今年のライトクオンタムの方が０.４秒遅いが、差してのもので上り３４.６秒は２０２１年２着のルークズネストより速く、仕掛けのタイミング次第ではあと０.１～０.２秒は速くなったかもしれない。
クッション値の差も考慮すればピクシーナイトにほんの少し劣るくらいで優秀。

１着　△ライトクオンタム

武騎手らしいゆっくりとしたスタートでやや後ろから。
前のペースが速く失速ラップになったのでこの位置取りは良かった。
直線で今日有利だった外に持ち出して追い込んで勝った。
予想では馬体重の軽さとバネ感のある走りが冬の馬場でどうかと不安に思ったが、予想以上の馬だった。
四肢の伸びが良く、馬場の反発力だけでなくしっかりと自分の力で走っている。
これは今後も期待できる馬だ。
距離は２０００ｍ以上の方がいいと思う。
桜花賞はリバティアイランドなどのトモと下腿部の筋肉がモリモリしているスプリント力のある馬には敵わないが、オークス、秋華賞は候補の一頭。

２着　△ペースセッティング

ムルザバエフ先生半端ないっすわ。
シンザン記念の前の１０レースでも９番人気で外差ししてハナ差２着。
そして何と言っても５レースのコレオグラファーでのマクリ勝ちは圧巻。

あのコレオグラファーって馬はデビューして２戦とも出遅れて、ちょっと気性面に問題がある馬なんだけどいい走りをする馬だったんですよ。
ハッキリ言って非常に難しい馬。
直線の脚に魅せられてついつい期待して買うけど結局来ない、普通だったらそんな馬なんだけど実にスムーズに外をマクって勝たせてしまった。

ムルザバエフ先生！今年初の万馬券ありがとうございました！！！
３連単は…⑪を２着で買っていなくて（号泣）
なんでピンポイントで外すかなー（呆然）

シンザン記念のペースセッティングのムルザバエフ先生のコメント
「距離はここが限界だと思います。1600mまでの馬だと思います。(これまでのレースの)映像を見て、逃げるレースをしました。良いペースでしたが、勝った馬の切れが上でした。よく頑張っています。良い馬です。残念です」

私なんかが言うのもなんですが同じく１６００ｍまでだと思います。
父はスプリンターですが、ザフォニックのクロスと母父ファストカンパニーの構成要素ダンチヒ、ザフォニック、ミルリーフがクロスされているのでマイルまで我慢できる。ベストは１４００ｍ。

しかし、見事なペースで逃げました。
ムルザバエフ騎手は体内時計がかなり正確だと思う。
おそらくゴールから逆算してのペースセッティングができるのだと思う。
だからこその計算されたかのような５レースのマクリのタイミング。
強引なマクリではなく、スムーズに上がっていくのは素晴らしい技術。

これは次に乗る騎手は大変ですよ（汗）
ファルコンSに出走してくれば本命候補。

３着のトウホウガレオンは位置取りと直線での進路取りが良かったですね。
さすが福永騎手です。

４着　〇スズカダブル

直線に入ってからの小気味のいい手前替えと上半身の強さは前走より明らかに良くなっています。
レースを使うごとに良くなっていくでしょう。
次も人気なさそうなので楽しみです。

７着　◎クファシル

恐れていた事態が起こってしまいました。
新馬は逃げたと言っても最初の６００ｍ３６.５秒と遅かったので今回は他の馬の後ろで折り合いに専念させると思ったんですよ。
まさか気分よく行かせてしまうとは…

イーガン騎手のコメント
「2番手から馬は気持ち良く走っていました。直線も手応え良く回ってきましたが、ラスト300mぐらいで疲れてしまいました。1200mや1400mの馬なのかもしれません。ポテンシャルは高く、まだ馬は若いですが、短距離路線で活躍できる馬だと思います」

しかも前のペースセッティングの後ろにつけるでもなく微妙に外に外れて風を受けていたし。
この馬は我慢を覚えさせた方が後々よくなると思うのでしばらく様子見ですね。

今年の成績