きさらぎ賞 マテンロウレオありがとう!

勝馬 マテンロウレオ

中京 2000m 稍重
勝ちタイム 2分0秒5
レースラップ 12.7 - 11.3 - 12.2 - 12.3 - 12.1 - 11.9 - 12.1 - 11.9 - 11.8 - 12.2
前後半 60.6-59.9秒

馬場はクッション値が土曜の10.5から9.2に下がっていたように土曜日よりかは少し時計のかかる馬場になった。
土曜日よりも差しが決まる馬場になっていた。

今年のレースの特徴は全体的に平均的なラップであったこと。
3ハロン目から最後までが11.8~12.3の間におさまる淀みない流れ。
中京は残り1100mから約800mの下りがあってそこに2mの上り坂があるので後半にペースアップして最後に失速するコース。
それが下り坂でも12.1 - 11.9 - 12.1 - 11.9と安定したラップを刻み、持続力勝負に持ち込めたのが⑪の3着の要因。

②と③がどうやって外に出すかがポイントでもあったが、⑤が逸走して⑦も被害にあって後退したことによって外に出しやすくなった。
外壁要員の2頭がいなくなったのは大きい。
おかげで横山騎手は理想的な位置が取れて4コーナーでは前に③を見ながら余裕のある進路どり。

それと雪の影響の稍重で少し凸凹したのが影響した。

1着 〇マテンロウレオ
⑤の逸走で⑦もいなくなり包まれることなく自由に競馬できた。
母父ブライアンズタイムらしく少し荒れた馬場も苦にしなかった。

昆貢調教師のコメント
『今日の調子でホープフルSに行っていればいい勝負になったと思います。元々長く脚を使える馬で、勝負根性が良いので最後にグイっと出てくれますね』
ホープフルSも今日のペースと似て12.0秒位の安定したラップだったのでこういう展開が得意なのだろう。
ホープフルS(12.6 - 11.3 - 12.0 - 12.2 - 12.0 - 12.0 - 12.2 - 12.2 - 11.7 - 12.4)
私もホープフルSの2着位の力だったと思います。
ホープフルSの上位組は抜けた存在ではないとも思う。
今回のきさらぎ賞はメンバーレベルが低いと見られていたが、ホープフルS上位組と大きな差はないんじゃないかな。
まぁ、そこら辺の力関係はこの後のレースで明らかになっていくだろうけど。

持続力勝負に強く、勝負根性もある。
あとはスローからの瞬発力勝負の展開になった時の対応ですね。

2着 ▲ダンテスヴュー

①⑥の後で折り合って直線でも上手く前が開いて不利のないレース。

川田騎手のコメント
「東京スポーツ杯よりもだいぶ成長できて動きつつあると追い切りの時言いましたがそれの通りでした。動きつつあるという状態なので動き切れはしなかったのですが、着差が僅かだったので何とかしたかったですね。馬は現状の精一杯の走りをしてくれました」

川田騎手が言うようにまだのっそりと走っている。
直線での走りもなんとなく重い。
②と併せてからは走る気持ちを強く見せているがまだまだこれからでしょう。
現状でこれだけ走れば今後が楽しみですね。
走るたびに良くなっていくと思うのであまり過去の走りにとらわれない方がいい馬。
予想をする時は成長分を計算に入れるべき。
今後も期待できる。

3着 メイショウゲキリン

泣きたい。
△に入れていたのに最後に次点にしてしまった><

レース前のコメント
『前走の負けは決め手の差なので土曜の馬場には合わない。
だが、8キロ増が太かったのかもしれないし、雪の影響もあるかもしれない。
ジャスティンパレスと0.1秒差で9番人気は魅力的。
馬場のいい外側を走れるのも〇』

まず、雪の影響で馬場がやや荒れて他の馬の切れ味が少しそがれたので『キレ』のないこの馬に有利になった。
騎手が慌てずに一定のペースを保った。
梅花賞の敗因は前半のペース(12.7~13.3秒)を落として瞬発力勝負に持ち込んでしまった事。
そして馬体重も4キロ減と少し絞れた。

なぜ△から外してしまったかと言えば、前走の負けを重く受け止めてしまったため。
典型的なダメな外し方。
競走馬はマシーンじゃないのだから毎回キチンと走るわけがない。
2走前にいいレースをしていたのだから前走の負けは次につながるとポジティヴにとらえなければいけない。

勝ったり負けたりするほうが自然なんだな、お馬さんだもの

⑤と⑦がレースにならなかったのでなんとも言えないモノもあるが、勝ち馬からたったの0.2秒差だったのも事実。
これからも時計のかかる馬場で活躍しそう。
距離は伸びても大丈夫でしょう。

4着 アスクワイルドモア

今回は無印にしましたがいい馬です。
ホープフルSは後方から直線では進路を探しながら外に外にとスムースでない競馬。
今回も内を狙ったけど進路がなくて蟹歩きして外に出していた。
それでも最後にはいい脚を使っていて上位との差はほとんどないと見ていい。
この次は買ってみようと思う。
直線が長い競馬場向き。
または外枠で不利なく自分のタイミングで走れれば面白い。


5着 ◎ストロングウィル

松山騎手のコメント
「スタート良く思っていた位置につけて、競馬を運べました。ただ、追い出して少し頭を上げて苦しそうにするところがありました。跳びが綺麗な馬なので、今の中京の馬場は合っていないかもしれません」

確かに、跳ねるような軽い走りではあったがここまでダメだったとは。
跳ぶ走りで地面の反発力を使うので稍重がこたえたみたいですね。
直線に入ってすぐに勢いがなくなっていたのは馬が疲れたから。
反発力が得られないのに先行していたのでいつも以上に体力を消耗してしまった。
シルバーステート産駒は例えばナビレラは重馬場も良さそうなんだけど跳ぶタイプは重馬場ダメですね。
春の中山、東京、阪神の良馬場で巻き返すでしょう。

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