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株:4月22日 今日の岡崎氏のお話

このnoteは素人の妄想の垂れ流しであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではなく、特定銘柄および株式市場全般の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものでもなく、将来の運用成果または投資収益を示唆あるいは保証するものでもない。
最終的な投資決定は読者ご自身で判断するっス。
この記事にそそのかされて売買しないでスー、せんきゅー。


今週の展望

先週金曜の混乱の本質はアメリカの長期金利が上昇した事。

FRBが利下げしてくれないんじゃないか?
インフレとの戦いが長期化するんじゃないか?
なかなか引きはがせない粘着性のあるインフレとの戦いが時間がかかる。

金曜に大きく下げた、特にNVIDIAが10%下げたという事、ARMはもっと下げた、その本質は何かというと、TSMCの業績ではない。ASMLの業績でもない。

買われ過ぎたモノの修正、それを見て先行き悪くなるんじゃないか?5月に発表される決算が悪いんじゃないか?これを考えるのも無理はない。

複合的に決断というのはなされるもので、まずは金利が上昇して期待通り下がってくれない事、金融緩和が向かわない、この環境の中で時間が過ぎて行って割高感だけが残ってしまった。

金曜のもう一人のキーパーソンはニューヨークダウ。
先週1週間ダウは下がっていない。
ボラティリティもさほど上がっていない。
ダウだけが下がっていない現象というのは、典型的な完全売りではなく、今までのロングショートポジションの、ヘッジファンドなどが良く使う、『成長株を買いながら割安株(鈍い動きをするモノ)を売るみたいなロングとショートを組み合わせて、レバレッジをかけて大きく利益を出そう』というファンドマネージャーが世界中に大勢いるのですが、この連中が一斉にリセットボタンを押したというのがこの数週間の動き。

日本株でも個人の方で勇敢な方は『強気のモノを買って弱気のモノを売る』というのをよくやっていると思う。
ここ1週間というのはこれまでずーっと売られていたものが買われて、ずーっと買われていたものが売られるというのを見かけたと思うのですが、それがすさまじい勢いで起きたのが先週の金曜日、NVIDIAの10%安、これに象徴されてます。

ダウが買われて他が全部売られるという現象、それもかなりのパフォーマンス差が出ています。
歴史を振り返ってもITバブルの頃しかない。
1998年から2001、2年に多発していた現象。

この現象の中で一つ重要なカギを持つのが、「この後何が起きるんですか?」というところに注目が集まるのですが、所詮は金融政策次第。

業績次第といっても業績ほど当てにならないモノはないし、業績というのは期待に対しての現実ですから。
期待というあやふやなモノを現実が追っかけてくるわけで、期待が膨らんじゃうと現実がいくら追っかけても追いつかなくなっちゃう。
走行している間に経済全体が失速してしまうとこれはバブルと言われて大暴落になってしまうという現象なのです。
現実を動かしているのが金融政策であって、当時も今も同じなのですが、金融緩和になかなか向かってくれない中で、アメリカ株は2000年に大暴落して2001年の1月に金融緩和した時には手遅れになっていた。

これを懸念している。

NVIDIAの10%安というのはデータ的にはコロナ危機以来。
この直近の4年間は一度も起きていない。
コロナ危機の時にはNVIDIAだけでなくみんな売られたからNVIDIAのせいではない。

しかし、2018~2019年にNVIDIAは3回10%以上の下落を経験している。
2018年11月に2回、2019年に1月に1回。
アメリカ株がクリスマスボトムと呼ばれて2018年9月から2019年2月24日まで約1割弱下がる時で、この時NVIDIAは真っ先に急落している。
1日で10%以上の下落を3回経験している。

その当時も利上げの最終局面。
利上げの最終局面で何時まで利上げが続くのか?何時になったら緩和するのか?というので、景気が減速するので利上げはないだろうと当時も今も思っていた。
大型の成長株、特に半導体株は無限の力を持っている、AIはまだ始まったばかりだという事で期待が膨らんでいる。
一方で現実がどんどん追い込まれていく次第になるといくら期待を持っていても投げる時は投げる。
それが起きたのが金曜日。

今週は戦略としてはひとまずリバウンドに入ったと思う。
日経平均株価もその余波を受けて大きく9%位下がったが、ひとまずは、金曜日の間に1回、日本株の中で過度の買いが集まったものが売られた。
逆に日本株の中で今まで見捨てられていたものが買われましたから日本株も同じくロングショートであって、日本株という全体を大きくブン投げられたわけではない。

しかし、これで完全にボトムを付けたかどうかはわからない。

なぜなら、事の本質は半導体の業績ではなく、『FRBが緩和をするのかしないのか』

6月の緩和が本当にないというのならば、何度も何度も下押しが繰り返されると思います。

6月にアメリカが利下げをするのであれば日本株も落ち着いて元の軌道に戻ってくれる。

今週はリバウンドだが来週、再来週はまだ6月のFOMCまで時間がある。
この間にリバウンドだけで新値を取るのは無理。
瞬間的に41000を超えるかもしれないが短命に終わる。

本質はアメリカの金融政策が予定通り緩和に向かうのかどうかにかかっている。

予定通り緩和する前にアメリカの景気が悪くなったらこれは腰砕けに終わります。
予定通り緩和に向かわなくても腰砕け。

やっちゃいけないのは、これから先は空売りに注意
もう、売って売って儲かるのは十分元が取れている。
これ以上売りで儲けるには次のシナリオが必要。
次のシナリオはアメリカの景気後退シナリオ。
このシナリオがないと37000円が33000円に向かう力はない。
それはまだ早い。

とりあえず今は、リバウンドで上がった所で売る。
あるいは失望は何度も繰り返されるのでそこ(底)で拾っていく。
半導体以外の銘柄はまだまだ買われる余地がある
年初から指をくわえて( ゚д゚)(ポカーン)と見ていた人は今がチャンスです。
ここからコツコツと拾っていって十分に間に合う。

日本に関しては日銀が大きな変更をしたばかりでまだ要観察期間なので動かない。
アメリカの長期金利だけ見ていればいい。

アメリカの長期金利が今4.6%ですがこれが5%に向かうともう一度下押しが来る。

下押しがくるんだけど一気に下がった37000円まで下がったスピードとは違う。
上がったり下がったり振られると思う。
そのたびにメディアは上がったら強気の事を言って下がったら弱気の事を言うが、本質の決断はまだ先。
ここは出遅れた人たちの買い場。
ここまで売りで儲けた人は一旦これはリセットしてレンジトレードに切り替えていく。
買いで捕まっちゃった人は苦しいとは思うがここから先に投げたらダメ。
戻った所でやり過ぎたモノはほどいて、次の大きな展開に備えて余裕資金を持つという時期に入ったんじゃないかと思う。
これが岡崎氏の考えるここからの3週間。

5月のFOMCではバランスシートの縮小に関してのコメントが出るだろう。
雇用統計が悪くなれば逆に株はホッとするところ。
相変わらず雇用統計の数字が良いと6月に利下げができなくなる。

エミン・ユルマズ氏のお話

3月に入ってから小麦価格が上がっている。
下がっているのは砂糖くらいでほぼすべてが上がっている。
穀物は強い、カカオ豆はぶっ飛んでいる、コーヒーは大きく上昇しているし、銅も上昇しているし相場の流れがインフレーションに向かっている。
そうすると利下げがない、そうなるとナスダックの中心のIT銘柄は大きく売られていく。
一方でダウはあんまり下げていない。

日本は半導体の影響がアメリカほど大きくないし、バリュー中心に上がっていたので日本株はアメリカ株よりもダメージが大きくないとは思う。
とはいえ、相場のながれ、今までの戦略は変えた方がいい。

利下げはあるんじゃないかと思い

雇用統計でも中身は悪い。
新規失業保険申請件数でも毎週同じ数字が出て、これホンマかいな?と、3億人いる国なのに毎週同じ数字ってどうか?

バイデン政権は景気が強いというのを売りにして選挙を戦う事にしたんじゃないかとそんな感じがする。

岡崎氏:先週ダウだけが上昇していてITバブルを思い出してしょうがない。
スゴイ気持ち悪い現象。

わかります。言いたい事。
スーパーマイクロが25%下がってITバブルの頃のPets.comみたいなものだと思っちゃう。
これって後々になってみないとわからない。
あの時天井だったと。

岡崎氏:このデジャブに振り回されてはいけないのだが間違いなく20何年前に見た光景と同じモノを見ている感じがする。








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