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有馬記念 2023年 2.過去の傾向


1では感情を優先して4頭選びました。
◎スルーセブンシーズと△ジャスティンパレスは確定。
ソールオリエンスとタスティエーラの印は未定。

3歳馬の傾向

過去11年で3着以内に入った3歳馬は10頭。
菊花賞1着だったのが4頭(ゴールドシップ、キタサンブラック、サトノダイヤモンド、ワールドプレミア)
去年2着のボルドグフ―シュは菊花賞2着。
2018年に1着のブラストワンピースは菊花賞4着。
その菊花賞は1着フィエールマン、3着ユーキャンスマイル、5着グローリーヴェイズと長距離のレベルが高かった。
それ以外の4頭は2頭が皐月賞1着で2頭が皐月賞2着。

有馬記念はダービーよりも皐月賞の成績を重視するレース。

2013,2017、2020年は3歳馬の3着以内がないが、そもそも好走するタイプの馬が走っていない。

2013年は牡馬ではキズナ、エピファアネイア、牝馬ではメイショウマンボ、デニムアンドルビーと言った実力馬達が出走せず。
3歳馬3頭は14~16番人気。
それでも皐月賞5着だったタマモベストプレイが16番人気で5着と大健闘。
2017年も有馬記念で好走する皐月賞や菊花賞の上位馬は参戦せず、スワーブリチャードが4着。
スワーブリチャードのように皐月賞(6着)よりもダービー(2着)の成績がいい馬は有馬記念で苦戦傾向にある。
2020年も3歳馬はバビットとオーソリティの2頭だけ。
オーソリティも中山より東京が得意な馬。

今年は皐月賞で1,2着だったソールオリエンスとタスティエーラは菊花賞でも3,2着で間違いなく候補に入る。

今年の皐月賞は重馬場で今年の有馬記念は良だけどどうなの?
過去皐月賞が重馬場だったのはるか昔で例にとれない。
稍重が5回ある。
2010年のヴィクトワールピサ、2012年ゴールドシップ、2021年エフフォーリアは3頭とも3歳で有馬記念を勝っている。
2018年と2020年は有馬に皐月組が出走していない。
稍重の皐月賞を勝った馬が出走すれば有馬記念を勝っている。
ソールオリエンスはチャンスだ!
タスティエーラも5着以内の可能性が高い。

古馬牝馬

3歳牡馬とは違い、3歳牝馬はここ11年では1頭も3着以内に入っていない。
その代わりに古馬牝馬がここ4年連続で馬券になっている
過去11年で3着以内にはいった牝馬は4頭が5歳で2頭が4歳。
その4歳はクロノジェネシスですでにその年の宝塚記念を圧勝していたしジェラルディーナはエリ女で覚醒を見せていた。
2019年のリスグラシューも宝塚記念完勝し牡馬相手に強い所を見せていた。

2020年はエリ女のレベルが非常に高かった年で1着ラッキーライラックは大阪杯を勝っていたし、有馬記念も4着。
2着のサラキアは覚醒していたので〇をつけた。
3着のラヴズオンリーユーは有馬記念ではMデムーロ騎手のミス。
4コーナーで外に出そうと言う時に後ろから来たサラキアに蓋をされて諦めてしまった。
その2020年のエリ女で4着だったウインマリリンが相当強いのはその後の活躍からもわかる。
去年のジェラルディーナはそのウインマリリンにエリ女で勝っていたので有馬記念で好走する条件は十分だった。

今年の宝塚記念でイクイノックスにタイム差なし2着のスルーセブンシーズを買わない手はない。

ライラックも候補に入れたい。
去年のエリ女でウインマリリンと2位タイで今年は位置取りが後ろ過ぎて上り1位4着。
府中牝馬で苦手の高速馬場の速い上り勝負について行けたのは大きな成長。
オルフェーヴル産駒がステイヤーズSで強いように冬中山の長距離の適性もありそう。

ウインマリリンもBCで4着と好走しているし期待したいのだが…
手塚調教師のコメント
「さすがに競馬学校で緩めた影響もあり、先週の追い切りでは中身の重さもありました。ですので、今朝は相当長めから時計になる(7F97秒6)追い切りを行っています。最後は遅れましたが、相手が相手ですし、乗り手の体重差を考えたらマリリンも十分動けていた方ですよ。この1本でさらに上向いてくると思いますし、来週が最後のレースになるのでもうその後のことは考えず、目一杯に仕上げる予定です。馬体はお腹のラインがシュッと見せる時の方が好走しているので、最近はそこを目指してやっているのですが、どうしても理想に近づいてきません。年齢的なものもあり、このあたりは全盛期を望むのは難しいのかもしれません。それでも、体調自体は問題ありませんし、現時点でできる最高の仕上げで引退レースに臨みます」

スターズオンアースはJCでリバティアイランドに劣らないパフォーマンスを見せた。
内ラチ沿いで前に壁があったリバティアイランドと2列目先頭のスターズオンアースではスターズオンアースの方を上に取りたい。
中山では本格化前にライラックに負けた1戦のみ。
しかし、中山名物の『4コーナーから直線にかけての内側の不利』を被っていたので悪くなはい。
振り返ってみてもこの馬は何度も不利を覆してきた。
出遅れから巻き返した秋華賞と大阪杯。
馬群の中を接触を気にせずに突き進む根性がある。
必ずしも状態の良くなかったJCでは外枠からスタート良すぎて前に壁を置けなかったにもかかわらず3着。
真面目に愚直に前に突き進むスターズオンアースは中山でも問題なく走るだろう。
候補に入れなければ後で泣きをみそうだ。

古馬牡馬

過去11年で3着以内に入った古馬牡馬でゴールドアクター以外にGⅠ連対経験のない馬はいない
そのゴールドアクターも3歳で菊花賞3着の実績がある。

ジャスティンパレス 春天1着
シャフリヤール   ダービー1着
タイトルホルダー  菊、春天、宝塚1着
ドウデュース    ダービ1着、皐月2着
ディープボンド   春天2着

ジャスティンパレスは非根幹宝塚記念でも3着し、秋天でも2着。
過去10年、父ディープインパクトで有馬記念3着以内に入ったのはフィエールマン、ワールドプレミア(3歳)、サトノダイヤモンド(3歳)の3頭。
3頭とも菊花賞馬で春天でも1,1,3着。

他にも過去10年で菊花賞と春天で好走したディープインパクト産駒は2頭いる。
グローリーヴェイズは有馬記念を走っていないが香港ヴァーズ2連覇。
トーセンラーは春天2着した翌年の少し力が落ちた引退レースで0.4秒差8着。0.4秒差は悪くないね。

菊花賞と春天で好走するようなディープインパクト産駒は有馬記念で好走できる。
ジャスティンパレスは買いだ。

タイトルホルダーは本来はコーナーの数が多い方が有利。
岡田代表の話によると凱旋門賞で走りが硬くなりピッチ走法が強くなった。
以前のような四肢が良く伸びる軽い走りができなくなった。
これはサトノダイヤモンドと同じですね。
ロンシャンの重馬場で走りが変わってしまった。
難しい状態ながらJCの5着上り35.0秒というのは悪くない。
今回はかなり強気に行くらしいのでそれは中山2500mでは強い馬でも難しい。

ドウデュースは皐月賞で3着。
JCは道中のペースが秋天よりも遅く4着と好走したが、中山2500mは後方待機から大外を追い込んでどこまで、というイメージ。
JCのような位置で中山2500mを走ると末脚が使えないんじゃないかな。
武豊騎手ならおそらく後方待機だろう。
スルーセブンシーズやソールオリエンスとの追い比べになる。
枠次第で上位に入る可能性はある。

シャフリヤールはBCターフで3着と好走。
洋芝でも好走しているから洋芝が強い冬中山も走れると思う。
母にリボー系があるのも〇
ただ、極端だけどアスコットの上り坂での敗戦。
中山はアスコットほどではないけど道中に高低差5.3mの上り坂あるしゴール前も上り坂。
香港で出走できなかったが健康面に対しての基準の違い。
日本より香港の方が厳しい。

ディープボンドはディープインパクト系で春天2着で一昨年の有馬2着。
宝塚記念も0.4秒差5着だし好走は間違いない。
JCは叩き台みたいなレースだった。
問題はマーカンド騎手だが今年は中山2500mで勝っている。
去年よりはいいと期待。
人気はないので3着のヒモに。

評価

勝ち負け
スルーセブンシーズ
ソールオリエンス

2着候補
タスティエーラ
ジャスティンパレス

3着候補
スターズオンアース
ライラック

次点
ディープボンド
ドウデュース



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