ニュージーランドトロフィー 気になる馬達

前置き

中山競馬場も今週は晴天続きで乾いた良馬場になりそう。
先週の土曜は速い時計が出ていたので今週は速い馬場になりそうだ。

先週土曜のダービー卿は去年NZT2着のタイムトゥヘヴン。
まぁ、同じ時期に走りやすいっていう典型。

Bコース替わりで差しが届く馬場かどうかが焦点だった。

土曜のレース傾向から差しも届く馬場でタイムトゥヘヴンは買えたけど2着は無理。

今週も土曜のレース傾向を見て判断したいが、速くて差しも効く馬場だと思う。

つまり、展開次第。

2014、2020年のように最初の800mが45秒台だと速くて内前が潰れて外の差しが上位に来る。
一方で2017(稍重だが),2019年のように最初の800mが48秒台だと逃げ馬連対の前残り。

今年は11頭で先頭はおそらくジャングロ。
ここ2戦は1200mで速い流れを経験しているので馬は行きたい。
しかし武豊騎手だしそれなりのペースに抑えそう。
800m通過は46~47秒とそれほど速くないか。
しかし、先行馬は多い。
エンペザー、ジャングロ、リューベック、アバンチュリエ、ベルウッドブラボー。
モチベーションとベルウッドブラボーも先行か好位で競馬しそう。
ジャングロの後ろは一団となって進みそうだ。
そうなると先頭か、直線入り口で外の好位置にいる馬にチャンスがありそう。

評価

1,2着候補
デルマグレムリン
ティーガーデン

3着候補
ジャングロ 逃げ馬はおさえたい。
マテンロウオリオン

掲示板候補
リューベック
ベルウッドブラボー
アバンチュリエ

出走予定馬

リューベック POG馬
距離短縮お試し
前走の弥生賞は上位との壁を感じた。
中山4日目で一般的には内前有利。
9レースの湾岸Sも2番手から直線先頭で内を走った馬が1着。
しかし2,3着は外差し。
8レースも全体的に外有利。
弥生賞も上位勢は馬場の内を避けて外の方が伸びていた。
内外の馬場差があったのでは…とPOG馬を擁護してみる。
今回は控える競馬をするらしいが先行力は活かすだろう。
ここ2走の400mは25.1、24.3秒。
NZTの最初の400mは23.5秒前後になり易い。
中山マイルは下りで始まるのでリューベックも普通に23秒台後半になりそうだ。
なんだかんだ3,4番手だろう。
逃げて2勝しているが外枠発走ならハナにこだわらずに競馬できると思う。
あとは騎手が当日の馬場状態を見極めていい所を走ってくれるのを祈るのみ。

マテンロウオリオン
去年はシンザン記念3着のバスラットレオンがこのレース1着。
非常に有利にレースを運べたのが大きかった。
しかし、この馬は後方待機の方がいいかもしれない。
万両賞の直線の脚は異次元。
好位からでもそこそこ走るが溜めてこそこの馬の爆発力が活きる。
騎手次第だがどんな競馬もできるのも強み。

ベルウッドブラボー
前走はスタートは悪くなかったのに接触があり下がってしまった。
後方待機から直線入り口でティーガーデンと接触して進路取れず大外に回った。
レースになっていない。
おそらく今回は前で競馬するので掲示板に残りそう。
3着あるかも。

デルマグレムリン
ディーマジェスティX49er
リボーのクロスにフォルリもありパワー系。
パワー系で追い込んでいい脚も有るので楽しみな馬。
前走は良くある事故。
中京で武騎手がペースが遅いのにどっしりと構えすぎて届かずというのはよくあるパターン。
上手い下手じゃなくて、そういうものだと思った方がいい。
今回はデムーロ騎手。
中山マイルをマクリ差すのが得意でこういう馬は面白い。
ハマれば上位争い。

アヴァンチュリエ
モーリスxディープインパクト
トムフールクロスなし
共同通信杯は「明らかに1800mは長かったです。スタートに課題はありますが、一番速かったぐらいで、改善されたのは良かったです。1600m、1400mと徐々に縮めていくと良いのかもしれません」(横山武騎手)
馬も行きたがって折り合いを欠いていたし、距離は短い方が流れに乗れるでしょう。
前走の中山マイルはペースが遅く抑えながら2番手から抜け出し快勝。
前有利で展開もむいた。
今回の位置取りはリューベックの後ろあたりかな。
ギアチェンジが速いし最高速も速いのでマイルでの強さを発揮できれば上位争い可能

エンペザー
カナロアxシンボリクリスエス
前走よりも逃げた未勝利の方が良かった。
溜め逃げよりもスピードで押し切った方がいいと思う。
それでも今回は速いジャングロがいるから2番手追走か。
最後まで粘るだろうがキレの差で負けそう。

ジャングロ
More Than ReadyxBroad Brush
More Than Readyはスプリンターから2000mまで結構距離に幅がある。
全兄のTom's Readyはアメリカの1400~1800mダートで活躍。
得意だったのは1400m
ジャングロは逃げてレースを重ねながら力をつけてきた。
東京マイルで負けているが0.2秒差。
しかもラスト4ハロンが12.2-11.1-11.4-12.1
ラスト3ハロンで一気にギアチェンジして最高速に達し、その後はバテ勝負。
こういう展開では前で先に加速した馬が不利。
特に短距離適性のある馬はギアチェンジが速いがその分失速するのも早い。
それでも0.2秒差という事は展開が違えば結果が違うという事。
続く中京1200mは逃げて楽勝。
阪神1200mは他に速い馬が多く、スタートして11秒付近で騎手が抑えた。
ジャングロはクビをアウアウさせたがその後も気持ちを切らさずにレースに集中。
いい馬。
今回は先頭を走れるし距離はギリギリもつ。
内で逃げ粘って3着で外の差し馬2頭にかわされるかな?


ティーガーデン
ドゥラメンテXシンボリクリスエス
母内ボールドルーラーのクロス
ソングラインの半弟
ドゥラメンテはタイトルホルダーもそうだけど兄姉に活躍馬がいれば成功する確率かなり高い。
キンカメ系の引き出し型だから母馬の質がそのまま成績にあらわれる。
ティーガーデンも重賞級の力はあると思う。
前走は外枠から外々を周り、直線入り口で⑩と接触もあり、直線も外。
大きな距離ロスとスムーズさに欠けるレースぶりで参考外。
ひいらぎ賞のように馬群の中でもレースできるし、今回は小頭数。
極端な不利を受けなければ上位争いできる。

サーマルウインド
ドレフォンxスペシャルウイークxデインヒル
ドレフォンらしいスピードの持続力がある。
菜の花賞は出遅れもあるがあの日の中山はゴール前が異様に遅かった馬場。
勝ったサウンドビバーチェはチューリップ賞4着と力もあるが母はドイツ系で荒れ馬場得意。
サーマルウインドもマイルは合っているし力もある。
速いペースで前が潰れる展開になれば有利。
今回は他のスピードのある馬に負けるか。
個人的にこのドレフォン産駒がどこまでできるか気になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?