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第15回KC振り返り

お久しぶりです。コビトカバです。最近はみなとという名前で活動しています。
今回は2021年2月に行われたKCカップの振り返りをしていきたいと思います。最終結果は多分110位くらいでただの敗北者なのですが、今回はかなり事前調整に時間をかけたのと日曜深夜まで10位前後をキープできていたので、そこに至るまでのデッキ選択やKCでの環境変化を中心に振り返っていきます。

使用テーマ

主に使用したテーマは決戦呪眼とサイバーです。

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まず今回のKCを迎えるにあたり、みなさんが一番意識していたテーマはやはり聖騎士ではないでしょうか。先攻マーリン召喚するだけで相手がサレンダーしてくれる夢のようなテーマです。聖騎士相手に後攻を取った時に捲れるテーマが存在しないことから聖騎士がtier0として位置づけられていました。
しかし自分は聖騎士を回してみるなかで、聖騎士は環境テーマではあるものの環境トップではないという結論に至りました。なぜならコイントスで裏を出すだけでランクマにいるよくわからないデッキにすらイージーロスするため、上振れたら優勝できる1dayトーナメントと違って試合数をこなす必要のあるKCには不向きだと考えたからです。
聖騎士で先攻取って8割勝てたとしても、全体の勝率を6割にするためには後攻で4割の勝率を出す必要があります。新弾が出る前の環境ならそれも可能だったかもしれませんが、フォトンストリークバウンサーをはじめとしたエクシーズ体の実装により、罠を入れてないテーマでも聖騎士に対し先攻妨害を構えることが可能になったため、聖騎士で後手を取った時に4割の勝率を出すのは不可能だと確信しました。

これらの理由から聖騎士は過大評価されていると結論づけたものの、KCで勝つためにはやはり聖騎士にある程の勝率を出す必要があります。そこで聖騎士相手に先攻を取ったらエクシーズ体or罠で妨害を構えられ、後攻を取ってもワンチャン勝てるテーマを握るべきだと自分は考えました。
そこでたどり着いたのが呪眼です。先攻は8割以上の確率で妬絶の呪眼を構えることができ、後攻でも嵐+ナイトメアシャークでワンキルすることができたからです。これにより理論上聖騎士相手に6割以上取れると結論付け、今回のKCは呪眼で走ることを決意しました。
また、何よりも初見殺し要素が強く、どこに妨害を当てればいいか分からない人が多いことを予想できた点も使用を決めた理由です。ナイトメアワンキルのギミックだけは有名だったので、実際のKC中もバウンサーを出されていても初動のバジリウスの効果を止めず、ナイトメアシャークのために効果を温存しているサンドラオノマト使いの人も一定数いました。

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ちなみに、呪眼という案を思いついたのはカステラアンド生もみじさんという方がKC前のPBで呪眼を使ってバカ勝ちしていたからです。実際、KC中も終始カステラさんはトップ10にランクインされていたので、呪眼は少なくとも序盤は今回の正解テーマの1つだったかなと思います。

この呪眼を使って1日目と2日目は銀ボーダーに居座ることに成功します。

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土曜夕方で4万乗せ、勝率は6割をキープ。

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ニヤニヤが止まりません。

しかしここからDPが伸び悩みます。当初呪眼を使うのはせいぜいカステラさんくらいだろうと踏んでいたのですが、他のプレイヤーも呪眼を使用していたことから、明らかに対戦相手の対面呪眼の理解度が跳ね上がっていきます。初見殺しというストロングポイントが失われたこと、そして何より、カステラさんとマッチングした時にありえない速度で呪眼を回され、格の違いを見せつけられます。ここで呪眼に見切りをつけることを決意しました。

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ちなみにKC後のNEOライン。みんなこっそり呪眼練習してみんなしっかり隠蔽してた。

躍動するサイバー

KC3日目に入り、環境はまさに有象無象。当初想定していた環境とはまるで異なり、局所オノマトに強いトラミッドや妖仙獣、さらには堕天使など、お前ら一体いつのテーマだよといった環境へと変化していました。まさにガラパゴス。突然変異。サンドラが消えたこと、さらに流行りであったトラミと鮫と呪眼に強く出たいことから、サイバーを使うことを決意します。

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構築は普通のサイバーです。
一応、キメラティックオーバードラゴンは青眼の後手と呪眼の先攻ゼンマインをゲートフュージョンで捲るために2枚採用しています。
また、あのKCでサイバーを使うなら月の書3は必須だと感じました。オノマトサンドラの先攻バウンサーや妖仙のオオヤマビコ、トラミのスフィンクス、対デスペの結集ケアなど、月の書が実装されたことでサイバーのキル性能はかなり上がったと思ってます。

ここからDPをもりもり増やし、日曜夕方には6万代に到達します。

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そして深夜には7万代に到達。後5.6戦勝ち越すだけで金アイコン。

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しかしここからが辛かった。上位の鮫が思ってた以上に勝ち越せず、たまに当たる霊獣も長老カンナを決めてくる。そして何よりも

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こいつ。セプスロ堕天使が明らかに確率の壁を超えてセプスロを決めてくる。途中から数えましたが、16/18回初ターンでセプスロを決められました。ただでさえサイバーは不利マッチなのにあまりにも不幸すぎた。

そして中々勝ち越せず、薄れゆく意識のなかサイバーを回し、6万ちょいでfin。しっかりと下山しました。睡眠不足の状態でやる必要の出てきた時点で既に負けです。

終わりに

学生最後のKCということでかなり調整を積み重ねましたが、金アイコンは取れませんでした。
これは人によって基準は違うと思うのですが、世界20位くらいまでは実力で行けて、そこから上に行けるかどうかは運も必要という考えを僕は持っています。だいたいKCで最後まで金争いしているのが15〜20人くらいで、そこから下はポイントの乖離が存在していることが由縁です。
金争いをしている最中セプスロを決められまくったことで自分の心の中の何かが折れました。たしか羽生善治さんの言葉で、「努力が報われるか分からない状態で努力をできることが才能である」というものがあります。そのKCで上振れを引けるかわからない状態のなか、上振れを引いた時に金アイコンや代表を取れるための膨大な準備をできる人たちを僕は尊敬します。4月から社会人になり、時間が取れなくなる中で自分には厳しいだろうなと今は感じています笑
3日間フルで走ることは難しくなると思いますが、また情熱が再燃した時は頑張りたいと思います。それではまた👋

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