刃牙と刃牙(2023.12.21)

いきなりですが私は刃牙シリーズが好きなんやけども


確か地元の本屋で音楽雑誌を立ち読みしてた時
当時流行っていたCHEMISTRYの川畑氏(アゴにサングラスぶら下げてる人)が、好きな漫画紹介で刃牙をリストアップしてたんや

好きな理由として「セリフが少ない」っていう風な事を言うてた
そして刃牙の漫画の1コマが、その音楽雑誌に載ってたんやけど、それが確かこれ


ドリアン海王ッッッ!!



見た目が強烈に個性的で(背がデカすぎて頭が天井スレスレ)、その1コマを見て一気に惹かれ、とりあえず1から読もうってなわけで中学生の私はグラップラー刃牙から読みだしたわけや

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刃牙ってどんな話なのかっていうのを簡単に説明すると、主人公の範馬刃牙は、一人暮らしの高校生やねん

彼の父親が範馬勇次郎という男で、地球上で最強の生物と言われてる


見た目怖すぎる


ここ、めちゃ大事なところで、この人は「全人類」で最強はなく「地球上」で最強って言われてるねんな

つまり人間以外の動物や、政治の圧力や、なんかもう武器とか兵器とか、そういうのも全部ひっくるめて範馬勇次郎が最強ってわけやねん

作中で勇次郎は、個人的に単独で戦争に乗り込んだりもする

いきなりアメリカ官邸を襲撃して大統領の前に現れてみたり、「アメリカ」という国自体と「勇次郎」という個人だけで不可侵条約を結んでみたり

オ○マ登場


クソデカホッキョクグマを素手で倒してみたり

このクマの剥製は
現地の猟師の家に飾られている


レベルマックスのユーチューバーみたいな動きをしてる





そんな最強の父親を持つ主人公の範馬刃牙

これは高校生の刃牙

彼の夢は「ちょっとでも良いから親父である勇次郎を越えたい」なんや


それってどういう事かというと、勇次郎に変わって、地球上で最強の生物になるって事なんやな

生半可な気持ちじゃできないことをやろうとしてる刃牙

そんな刃牙が夢を叶えるために頑張って特訓したり、全然意味わからん人と喧嘩したりするっていう物語が刃牙シリーズです(雑いな)


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「刃牙」とひとくちに言うてしまっても、実際にはかなりの長編大作となっている
ちなみに全然完結してない

以下、刃牙作品はすべて秋田書店「少年チャンピオン」で連載されていたはずなので、単行本もいわゆるONE PIECEとかと同じサイズの少年漫画やな


①グラップラー刃牙(全42巻+外伝「斗羽VS猪狩」1巻
②バキ(全31巻+外伝「SAGA」1巻)
③範馬刃牙(全37巻+外伝「ピクル」1巻)
④刃牙道(全22巻)
⑤バキ道(全17巻)


多すぎるッッッ!!

しかし、刃牙の良いところとして挙げられている「セリフが少ない」っていう事もあり、結構サクサク読める

個人的にオススメはグラップラー刃牙なので、42巻と長いけども、セリフ少なめなんでラフな気持ちで見てほしいな


何年間も続きまくってる刃牙シリーズの中に出てくる数々の個性的なキャラ
そのキャラ達が一堂に会して初登場したのがこのグラップラーシリーズ
これを見なきゃ嘘だぜ、ってことでぜってー見てほしい


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刃牙シリーズは、独特なセリフ回しや、一見トンデモ論に見える知識の広さ、ごはんのおいしそうな見た目が魅力や

これ有名な画像
コラにもなってるね



高いところから飛び降りた時
五点着地やろう!




死刑囚ドイル vs 愚地克巳
戦いの途中に挟まれた食事タイム
コンビニおにぎりの味まで伝わってくる
作中で1番好きな食事シーンかも





そしてなにより効果音(オノマトペ)も抜群に良い
特に私が好きなのは・・・

死刑囚の柳が、毒手を完成させたシーンやな

毒手って何かというと…まぁ簡単に説明すると、自分の手に毒を塗り込みまくって、相手を殴って、相手を腐らせるというヤバい技や

毒手を完成させて、効き目がどんなもんか見るために、デモンストレーションとして花を掴む、このシーン

サモ?!




「サモ」て!!笑
最初見た時めっちゃびっくりしたわ
でも自然やねんな~この音、面白い効果音っす

もうひとつ
これは効果音じゃなくてただの応援歌やねんけど、ヤンキー最強の暴走族特攻隊長、柴千春が戦う時に、チームメイトが歌う応援歌の歌詞な


がん だ む!





「厳駄無~!」て!!笑
まぁこれは柴千春が所属してる暴走族の名前なんでね、笑ったら悪いんですけどね
いや~面白い

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そりゃまぁ漫画なので、やってる事や言うてる事は、現実離れしてる事ばっかりやけど、それでもなぜかリアリティがあるし、説得力があるし、感動する作品なんだな


年末年始暇な時間がある人は是非読んでみてね
ちなみにNetflixではアニメもやってる
漫画でいうたら範馬刃牙シリーズ(3部作目)あたりかな?面白いので是非ね

そしてこれまた関係ないけど、刃牙の作者である板垣恵介先生のご息女、板垣巴留氏も超人気漫画家先生で、あの「BEASTERS」を連載してるんだな




なんとも素晴らしき作家の血筋やねぇ

BEASTERSに刃牙っぽさは微塵も感じないけど、こちらも人間味あふれる(動物たちの話やけど)、心の芯に迫りくる作品や


刃牙もBEASTERSも読んだ事がないという幸福者は、年末年始は板垣ファミリーに時間を捧げるも良しやと思う

ではでは年の瀬も完全に近づいてきたけども、みんな体調崩さんように、楽しんで年末年始を駆け抜けようぜ~

わしは一足先にボロクソ風邪ひいたわ~(療養中)
ほなお疲れ~い

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