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新しい薬

日付が変わってしまったのでもう昨日てすが、セツキシマブ+パクリタキセルの治療が開始しました。朝は目覚ましで6時に起床、朝ごはんに買っていたウィダーインゼリーを食べ、着替えてチェックアウトです。

ホテルは東口ですが、病院シャトルバスが7時台は西口にしか来ないので、朝から少し長い道のりを歩きます。先週胸水を抜いてもらったので息はだいぶ楽になりましたが、針を刺した所の痛みがなかなかとれず、歩いていると背中が痛くてたまりません。

何とかバスに乗り病院へ

採血、レントゲンを済ませます

採血の際に、「血管がだいぶ細くなってます」と言われ結局2回刺されました。

病気になる前は採血でも殆ど失敗されたことがなかったのですが、最近1回で採れることのほうが少ないです、痛みは慣れっこですが…

検査が終わったのでオンコロジーセンターへ、オンコロジーセンターは病院の1番奥にあり、かなりの距離がありますが、少しずつ歩いて行きます

何とか到着し、受付に受診票を提出すると

「先に頭頸部の診察を受けてください」

受診票を見ると確かに頭頸部の診察が入っているのを見落としていました…

諦めて戻ろうとしたところ、受付の女性が

「歩くの大変そうなので車椅子で送っていきますよ」

情けないはなしですが、ホテル~バス乗り場、そして採血室~オンコロジーセンターまで歩いてきてかなり疲れてしまったので、お言葉に甘えて車いすに乗ることに

麻薬を強くしたせいなのか座った瞬間睡魔に襲われウトウト…

気づいたら頭頸部の看護師さんに呼ばれていました。診察が終わり再び車椅子でオンコロジーセンターへ

外来での治療は初めてでした、入院時はベッドでそのまま治療しますが、外来の場合は電動リクライニングチェアに座って治療します。

外来の看護師さんはベテランで点滴ルートを取るのも非常にスムーズで痛みも少なかったです。

まず吐き気止めを60分かけて点滴、その後セツキシマブを初回のみ120分点滴です。これはアレルギー等の様子を見るためで次回からは60分に短縮されるようです。

椅子に座ってからまた睡魔に襲われ、しかし何となく不安もあるので眠らないように我慢していましたが、セツキシマブを投与中急激に眠くなり気づいたらパクリタキセルの投与となりました。

セツキシマブは水には溶けない薬のためビール一杯分程度のアルコールに溶かして点滴するようです。再発告知以来一切アルコールを断っていたので、恐らく酔っ払ってしまったのでは無いかと思います。

パクリタキセルの治療にあたり、手と足の末梢神経障害を少なくする目的で、手と足の毛細血管を縮め薬が行き渡りにくくするために手足を限界まで冷やしながらの点滴となりました。

用意された保冷バッグのようなものが恐ろしく冷たすぎて、目が覚めました。

保冷バッグが本当に冷たく、ずっと付けていたら凍傷になるんじゃないかと思うくらい手足が痛くなってきて、途中少し浮かせて、でも副作用を防ぐために少しでも冷やそうとまた付けての繰り返しで両手両足塞がれているので何も出来ず、ひたすら冷たさを我慢する1時間でした。

やっと全ての治療が終わったのが14時!
朝8時に病院に来たので6時間かかりました。 

途中薬剤師さんや腫瘍内科の先生が来て何か説明していましたが、睡魔の為に意識が朦朧としており殆ど覚えていませんでしたが、先生から、足の爪周りが荒れて膿んで来る場合があるため、抗生物質と、肌荒れ対策の塗り薬を処方したという話は覚えていました。

また内服薬が増えるということで管理が大変です…

なかなかしんどい治療ですが、今現在は副作用は出ていません。薬が効いてなおかつ副作用が軽くなるように祈るしかありません。

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